Google検索からいよいよ本格的に切られている:noteに逃げてもGoogleの地獄の中で

うちのブログのアクセス解析を見ると、Google検索からいよいよ切られていることがわかる。去年の時点でもっとも多かった時から98%減にまでなり、これ以上落ちたら本当にゼロになりそうだなと思ったが、そこからさらに減り、本当にゼロになりそうな雰囲気がある。すでにBing流入の1/4にまで落ち込んでいる。これは依然としてGoogleが支配的な検索エンジンのシェア率を考えると異様な数字だ。

緑色が合計、青色がGoogleである。なお紫はBing。最近逆転した。

僕はこのブログを、検索エンジンにおける個人サイトの扱いとして一つのメトリクスにしている。Googleの悪口ばっかり書いてるから嫌気されるとかあるのか、とも思ったりもしたけれど、彼らにそんな能力があるとは思えないので、当サイトは一般的な場末の個人サイトと見てまぁいいだろう。なので、この状況は、程度の差こそあれど、どこもかしこも似たり寄ったりじゃないか。

こういう状況なので、noteなどのプラットフォームに転載せざるを得ないような状況になってしまっている。そしてnoteに記事を投稿すると、公明正大にAI学習に同意したことにされるその金はGoogleが出している(「note、Googleと資本業務提携。生成AIを活用し、創作活動をより一層サポート|note株式会社」)。なにこの地獄。「それはこんな顔ではありませんでしたか」のホラーかよ。

一応、学習に同意しないオプションはあるので、そうしているけれど、それを守っているのかどうかはプラットフォームを信じる以外何もなく、彼らの倫理など信じられるものではない。そもそも、Webで公開したが最後、基本的には学習されるものだと考えるほかないだろう。だってできてしまうんだから。それを否定しても仕方が無いと思う。そうでなくても、テキストはコピペされてきた。こんな場末のブログでさえも、丸コピペされた時はあったくらいだからねぇ。

そう思いつつ同意していないのは、同意したという体裁を端金で取らされたくないからだ。多分しばらくは「お小遣い入りました😚」みたいな投稿するやつが出てくるんじゃないかと思うが、それが支配と衰退の始まりであることは、歴史とも言えない、ほんの10年、15年の、現在進行形の物語だ。

というかもう既にnoteはAI記事だらけになっているね(noteはあれに金払うの?)。AI記事の中には比較的よく出来ているものがあることは確かだ。正直フォローしているアカウントすらある。ただそれは、ポテチのように軽口だということだ。人間ジャンクフードを食べたい時もあるだろう。そういう時にいいんだ。でもジャンクフードまみれの生活は嫌だっていうだけだ。

しかし振り返って、僕自身が、自らをジャンクにしていなかっただろうかと、最近思う。つまりGoogleが求めているのはジャンクであり、そうであることを自身に課していなかったか。

情報の切れ端。断片。干物。それは構造化され、見出しがあり、わかりやすい。1+1とは?足し算とは?どんな時に使うの?1+1の例は?結論:1+1=2。これはまだマシで1+1=11が結論だったり、調べて見たけどわかりませんでしただったりする。それでもわかりやすい。構造が。

構造的であれ。10年以上積み上げられた僕の記事は、9割以上に見出しがつけられ、それなりにセマンティックを考慮している。また、1記事完結も意識されている。タイトルなどで多少は検索との親和性も考慮している。それは、学部生の時に文章とはそのように書くものだと思い込まされたのもあるし、そうすることに合理性があると一定信じられたからなのもある。実際一定程度合理的である。

これからも見出しはどんどんつけていく。見出しは理解を助ける。見出しは有用である。強調も有用である。それは意味理解を助ける。しかし、必須ではない。ブログは論文ではないしレポートでもない

僕は本当に考えていただろうか。ただ誰かから、そうであることを求められて、適当に流されたのではなかろうか。それは理解を助けるものというより、形式的な呪縛ではなかったか

一応まだBingからの流入はあるが、これもそのうちになくなるのだろうと思う。そうして考えた時、自分が本当に何を書きたかったか、あるいは読みたかったか、考えないわけにはいかない。少なくとも、検索エンジンやAIのために文章を書いているわけではない。

この文章は、見だしをつけられる。つけたほうがわかりやすいかもしれない。ただ、つけたくない気がした。そういう文章を、増やしてきたい。

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