結局Googleに屈してGeminiのPro契約してしまったので、契約したからには使い倒さないといけないという貧乏根性を発揮して、Antigravityを使い始めた。正直思っていたよりもかなり楽で、なんだかこれひとつあれば、痒い所に手が届く個人用アプリ作り放題だなぁと思った。
この記事は、僕の作ったアプリの実例を出し、これくらいのもんなら半日から一日でできてもう廃業するしかないねぇという実録と、いや待てそうは言っても本当に誰でもできるのか?という内容でござりまする。
仮想通貨の自動トレードアプリ
最初に作ったのは、仮想通貨のトレードアプリだ。これは実際に僕のお金が動くえぐいやつなので、最初に作るようなやつではないのだが、まぁAIプログラム自体はClaude Codeなどで色々やってきたし、様子見しながら作らせてみた。

このグラフが何を意味しているのかはさておくとして、内容は僕が取引しているBTC,DOGE,LTCについて時価を常に取得し、時価に応じた注文をすることだ。利用しているのはBitbankで、Bitbankは1ペアにつき30注文までしかできないという強烈な制約があるため(昔はなかったのに……)、大量の注文キャンセルが発生する。「真のオーダー」は自分で管理せねばならず、これの対応は難しい。またミスると大量誤発注しかねない緊張感溢れるアプリだ。これにより、自ずと目が真剣になる。システム開発で大切なことは全部ビットコインが教えてくれた。
大昔CLIで自作していたのだが、今回はそれを再現させた形だ。半日でGUIつきのものができあがり、1日たつと「定期バックアップ」やさらに「バックテスト」などの機能までできた。廃業するしかないと思った。
ブログの管理アプリ
次に作ったのは、ブログの管理アプリだ。僕は複数のブログを管理しており、PVの取得やアイキャッチ画像生成、またタグ管理などに独自のロジックを用いている。これもCLIで作っていたのだが、今回そのコードを読み込ませて、GUIで同じようなのが作れるか、とさせてみた。少し時間はかかったが、これも一日くらい運用したらだいたいできた。

記事一覧から必要なアクションを即座にできる。また、この画面の外になるが、表示するサイトの切り替えもタブで一発であり、これも地味に体験が良い。
このアプリはもともとCLIで利用していた機能をGUIにしたものなので、今後も整備を続けるつもりだ。
WordPressからNoteに転載する
これが一番助かっているのだが、WordPressの記事をnoteに転載するアプリケーションを制作中だ。転載なんかしたくないのだが、個人サイトが冷遇されているので仕方ない。転載作業は非常に億劫で、WordPressとNoteの仕様の違いの合わせ込みが必要のため、コピペぽんっというわけにはいかない。かといってプログラムを書くのも面倒くさい。
それをやらせてみたら、かなりトライアンドエラーを繰り返しているものの、なんとかかんとか、だいたいうまくいっている感じだ。現状、ほとんどの記事をボタン一つで転載できる形になっている。特に指定しなかったら、まさかのMacアプリでちょっとびっくりした。

ただし、どんな記事でも、というわけにはいかない。たとえば表やアコーディオン、Mermaid記法など、Noteにそもそもない機能などは、どうするか対応が難しい。
非エンジニアにもできる?
今回作った3つのアプリは、僕のユースケースに合わせたもので、実際に今も常駐アプリとして実用しており、改善を続けている。思ったのは、これならば「非エンジニアにもできるのではないか?」ということだった。それくらい簡単だ。
しかし、実際には難しいだろう。僕の感覚だと、これはAIにマリオカートを走らせているような気分だ。だから、道を舗装できること、つまり設計できることは必要条件になるし、またマリオカートレベルに留めること、という規模の判断も必要だ。それは非エンジニアには難しい。今回あげた3つのアプリのレベルでも、少しPCに詳しいくらいの人ではできないと思う。
まぁそれでも、なんとなく作れてしまうものもけっこうあるはずだ。その意味では習うより慣れよで色々つくってみるのもいい。しかしそれで成長できるかというと、基礎をすっ飛ばしている状態だから、すぐに限界がくるのは目に見えている。
特に入出力の考え方、ネットワークとデータベース、セキュリティの基礎はどうしても必要だ。データの流れと、そのデータがどこからきてどこへいくのか、本当にそうなるのか、ならなかったらどうなるのか、そしてそれらは適正だとなぜ言えるのか、わかっていなければならない。
逆にいうと、それができればいいんだが……。しかしこれができる人は、多分一般にエンジニアと呼ばれるだろう。実際、学習と下積みが必要である。九九を知らずに掛け算の概念だけ理解するようなことは、人間にはできない。まず九九から始めるのはどうしても必要だ。しかしそれはたいへんである。
なんとかサービスにおまかせ!ではなく、一人でも多くの人が、自分に必要なものを自分で作れるようになることが望ましい、というのが僕の考えなので、意思ある人ならばなんとかAIプログラミングできるような道筋を作れないものだろうか、と考えている。
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