お、俺たちの松のやが燃えている(;・`д・´)
松のや、批判受け「ママ応援企画」から「夏休み企画」へ変更「どなたでもご利用できます」(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース
なぜなのか?
松屋は燃えているか
まぁなんか記事によると、子連れママと子どもだけワンコインとんかつ定食キャンペーン(690円→500円税込み)やろうとしたら、批判されたらしいんだわ。
一部で「独身女性はダメで子持ちのママはいいってことですよね」「正直特定のカテゴリーの人だけが使えるクーポンは印象悪いです」といった批判が寄せられていた。
ゴリゴリの顧客層っぽいところからのブーイングに、松のやは即座に降参。
同日、公式Xでは「ママ応援企画についてですが、皆さまのコメントを読んで、『たしかにその通りだな』と感じました。配慮が足りず、申し訳ありません」と謝罪。「この価格でご提供できる数には限りがあるため、実施期間は短くなってしまうかもしれませんが、皆さまにご利用いただけるよう、現在社内で調整しています。明日には方向性をお伝えできるよう進めますので、もう少しだけお待ちいただけるとうれしいです」とつづっていた。
同日ってことは即日かい?判断が早い!
結局全員対象になったらしいよ。マジかよ明日松のや行ってくる。
まーね、松のやは福祉事業だからね、客全員が平等のパラダイスみてぇな店で資本主義を打ち倒せ!
株式会社?PER30倍配当利回り0.5%飲食株の株主なんて配給優待目当ての顧客に決まってんだろいい加減にしろ。

4000円で買って7000円で売り抜きたいだけの人生だった。
自由の水掛論
さて、この騒動についてSNSやヤフコメをざっと見た感じ、批判層については「ちっちぇえな、松屋は批判に屈するな!」というのが大勢だったかなと思う。ヤフコメでエキスパートなる特別扱いをされているので引用していいだろう門倉氏のコメントはその代表的なものだ。

政府や自治体が市民の税金を使った経済政策において、特定のカテゴリーに属する人たちを優遇するのは公平性の観点から問題があり、批判の対象になるのは当然といえる。
しかし、民間企業がキャンペーンで特定のカテゴリーに属する人たちに割引などの優遇措置をとることは、企業が新規顧客を開拓するためのマーケティング戦略の一環であり、これを公平性の観点から批判するのは妥当性を欠いているのではないか。
ヤフコメ民からは割と無視されがちなエキスパートコメントにおいて、4時間で8151の参考になったは中々の共感を集めていると言ってよい。まぁ実際、よくある意見をきれいな言葉にした感じがする。
僕といえば、企業の自由といえばそう思うが、一方で「企業に商売の自由があるというなら、個人にも個人の観点で批判する表現の自由があるのでは?」とも思う。個人は別に松のやのマーケティング戦略について配慮する必要はなく、独自の観点で批判していい。企業と違う観点で批判していい。ダメだったらそんなん大日本帝国万歳やろ。
もちろん、批判についてさらに批判する自由はあるので、「私はそうは思いません」は言える。でも、「あなたがあなたの観点で批判することは妥当性を欠いている」は企業の論理に過ぎない。たとえば長年のキャリアユーザが企業が新規開拓のために行う多額のMNP優遇に不満を持って批判することについて、妥当性を欠いていると言えるだろうか。そのうえで、企業にも批判を無視する自由があるし、聞き入れる自由もある。今回は聞き入れた形ということだ。
状況を整理すると、「松のやが客を選ぶ自由」「客(の一部)がそれを批判する自由」「松のやが批判を受け入れる自由」「一連の顛末を批評する自由」と、みんなで自由を謳歌している感じだ。じゃあみんな自由ってことで、自由の国、問題ないじゃない。みんな違って、みんないい。
…とはならず、まぁみんな今回の顛末についてはどうもなんだかみんなモヤモヤしている模様。全員自由なのに、誰一人自由じゃないこの感じよ。
誰も本音を言っていないのである!
まぁそれはそうというもので、どうしてこうなるかというと、みんな本音を使ってないからだ。
なんつーかな、批判のコメントは要は「それは属性による差別だ」が主で、これは外形的には確かにそうとしか言えない。なので、そう言われると松のやとしては差別を肯定していると取られるのは大きなリスクだし、そもそも批判しているのがガチ客っぽい中で、論駁する意味は皆無だ。企業としては当然「おっしゃるとおりです!配慮が足りませんでした!私たちはお客様全員平等のパラダイスみてぇな店です!」と兜を脱がざるを得ない。ヤフコメは批判の批判一辺倒って感じだったけど、実際には松のやのほうは商売上ヤバいと思うくらいの批判が届いていたんでしょう。
しかしこれはこれで、特に気にしてなかった人たちや、公平・差別を盾(矛)にしたキャンセルカルチャームーブにウンザリしている層や、また本来ターゲットだったのに期間が短くなって損する層、またこういう子作りキャンペーンみたいなのを好む層からすると面白くないわけだ。
とはいえ体裁として差別を是認するわけにはいかないので、松のやには商売の自由がある!公平を求めるのはおかしい!というロジックにいくわけだが、個人にも思想信条の自由と表現の自由があるよね、公平性の観点で批判しても別にいいよね、でおかしいおかしくないのループに突入する。
なのでまぁ、松のやは屈する必要はなかったと思う、くらいの意見表明がもっとも無難なのだが、それじゃアテンション・エコノミーの最果てとなった令和時代を勝ち抜けないんだよ!実際そんな感じで結果何も言っていないも同然のエキスパートもいたが、全然いいねをもらえていなかったね。重要なことはお気持ちだからね、お気持ち表明しないと、仕方ないね。
まぁでも、これは本来そういう話じゃないでしょう。差別だの公平だの平等だの自由だのという話かね。とんかつ屋のキャンペーンやで、これ。190円だよ、190円。190円やるからその席空けろ。女子供はすっこんでろ(吉野家コピペとは (ヨシノヤコピペとは) [単語記事] - ニコニコ大百科野暮だがもはやわからない人いた気がした)。
それがいつのまにか、ママ応援でお子様とお母さんだけ190円安いのは配慮が足りないになってしまった。仕方ないね、本音を出した子一発退場の世の中になってしまっているからね。だからみんな、正論という亀の甲羅に閉じこもって、相手が甲羅を脱ぎ無謀な本音を晒すのを待っている。固い甲羅でカチカチぶつけ合う、この不気味なバトル会場がSNS空間。誰も傷つけない時代の結果、かつての牛丼屋のコピペより殺伐としているんだが?これが俺のかつて夢を抱いた自由なインターネットの未来だというのか…。
正論バトルロワイヤル
まぁでもそうなっちまうんだな。なんだろうな、みんなで正論でぶっ叩きあって、主張し合って、相手のことを理解しようなんて欠片もないんだ。いや、あったかもしれないし、今もあるかもしれないんだけれど、それは付け入る隙と見做される。1 vs 1なら理解もあろうが、N vs Nのバトルロワイヤル方式では一人バーサーカーが紛れているだけですべてをぶち壊す。そしてインターネットは、世間は、社会は、本質的にN vs Nだ。
だから僕はこのトレンドを見て、嫌な気分になって、だったら見なきゃいいのにと思うんだが、どうにもつい気になって見てしまって、それでやっぱり嫌な気分になって。SNSではたまに比較的本音に近いものを書いている人もいるけれども、道徳的優位性のある側からすればいい的なんだなという感じの反応受けてて、これもまた嫌だなぁって。それでこんな記事を書き散らしているのだが、そういう状況をわかっているけれども、何ができるというわけでもなく、まぁとりあえず明日松のや行ってきます。ワンコイン定食バンザーーーイ!\(^o^)/
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