2015年3月購入。2015年もっとも良かった買い物です。初代iPad、新しかったiPad 3ときて、本製品を購入しましたが、ここにきてiPadは完成したと感じました。初代iPadの最大のネックは解像度で、期待していた電子書籍の用途ではiPad 3のRetina化を待たねばなりませんでした。iPad 3の問題点は、処理能力と重さでした。WebブラウジングやPDFの閲覧というのは、実はマシンパワーをそれなりに要する作業であることを痛感することしばしば。特にOCR透過タイプのPDFは、とても読めたものではない。それはつまり、自炊してOCRをかけたPDFファイルを読むのに適していない、ということを意味します。これは私にとって致命的でした。また、その重量感は手に取る回数を減らしました(当時、他のタブレットと比較して決して重くはなかったのですが)。だいたい新製品がその半年後に出る、というのはちょっと酷いですね。
そしてiPad Air 2、これは先にあげた問題点のすべてをクリアしたものでした。どんな電子書籍もスイスイ読めます。ここにきて、ようやくOCRをかけたPDFがiPadで実用的に使えるようになりました。ここまで、本当に長かった。嬉しいことです。そしてこの軽さ、重量を私は甘く考えていましたが、とんでもないことでした。重さ一つで、手に取る回数が変わります。これは本当にそう。軽さは、モバイル端末においてたいへん重要なスペックだったことを、身を持って思い知らされました。
名機と言って差し支えない素晴らしい出来で、2016年8月現在、今に至るまでほぼ毎日使い倒しており、その満足度は非常に高いです。
(2023-07-24)いつだったかな、液晶画面の色がおかしくなるようになり、そしてついに画面もうつらなくなりました。彼は最後の最後まで、しっかりと働いてくれました。お疲れ様。