DellがAIファーストから方針転換。PCメーカにAIブーム反旗の兆し?

ちょっと面白い記事がありました。

Terwilliger氏によれば、今回のDell Technologiesの発表は「AIファースト」ではなかったとして、AI PCに全てをかけていた1年前からは方針が変わったことを認めた。ただ、発表された全ての製品がNPUを搭載していることからも、もうAI製品を重要視しなくなったというわけではなく、消費者がAIに基づいて製品を購入していないということにここ数年で気づくようになったのだという。

PCメーカーDell、“AI機能の宣伝控えめ”に方針転換へ。「ユーザーはAI機能に興味ない」と気づいたから - AUTOMATON

太字は私がつけました。

「ここ数年で」と書かれているように、恐らくDellは前からAI PCはユーザから求められていないことはわかっていたのではないか、と思います。しかしそれでもAIを推さないわけにはいかない世情がありました。MS様に睨まれるわけにはいきませんし、AIという言葉を使わなければ株価にも影響があったことでしょう。またAI PCの名目ならば、より高いPCを売れるだろう、という算段もあったかと思います

状況が変わったのは、やはり昨今のAIブームにかかるメモリをはじめとしたパーツの高騰ではないでしょうか。既にDellは先月のメモリ急騰を受けて値上げをしています。

これは原価の上昇に伴う値上げですから、利益にはなっていないでしょう。なんならマイナスかもしれません。しかし当たり前ですが、同じもので価格が高くなれば、売れ行きが落ちることはあっても上がることなどありません。それは誰よりもDell自身がわかっているはずです。

元々AIブームの中で、ローカルAIは現状あまりうまくいってませんから、PCメーカにとってはどう利益に繋がるか不透明だった中で、原価の大幅な上昇という事態を受けて、さしものDellも真顔にならざるを得なかったのではないでしょうか。現状のPCは明確に退歩しており、これはPCメーカとして屈辱的ですしね。

言葉のうえでAIを否定するようなことは言っていませんが、この姿勢は確かに転換と受け取められると思います。

実際、この調子でいうとメーカは厳しいのではないでしょうか。株価はまだ悪くないですが、今後どうなるか。

他のメーカも内心似たような考えているでしょう。Dellは他社に先駆けて姿勢を打ち出したのだと思います。

今後PCメーカの反旗があるのか、注目したいところです。

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