ジェボンズのパラドックスというものがあります。これは滅茶苦茶ざっくり言うとコストが低下するとかえって無駄遣いするというものです。たとえば産業革命における蒸気機関の効率が上がって石炭の利用率が下がると、むしろたくさん使うようになった、とかですね。電気代が安くなると電気を無駄遣いするなんかもそうです。
では、AIによって開発効率が上がったらどうなる?知らんのか。いらんものをつくる。作った☺️
クソアプリはどこへ消えた?
いらんかったので結局捨てることになります。どんなアプリを捨てているかといいますと。
定点観測アプリ
これはいろいろなものを定点観測アプリしようとしたものです。なんのこっちゃという話ですが、近所の風景から、楽器の練習音源、サイトのトップページ、いつも狙っている商品のあの価格トラッキング…。
なんだけど、結局使いませんでした。なんだか、面倒だった。
最初からいろいろなものに焦点をアテすぎた気がします。やりたかったのは、「この酒屋のこの酒は本当にやすいのか?」「このスーパーのこの缶詰は?」というのが一番強い動機だったのですが、なんか奇妙に汎用化を最初からさせてしまったがために、ぼけたように思います。
しかし、では目的が明確であれば使ったか?というと、正直ちょっとしんどかったように思われます。独りで続けるにはしんどい。なんか身内で協力し合うとかそういう目的がないと。不特定多数だと信用の問題が生じてしまうため、複数人の信頼できるネットワーク内で、近所でコスパを探せ!共通の目的のために使う、という風にすればいけたかも、なのですがその条件が厳しいよね。
多分それもあって、まず僕が独りで使おうとして、用途を広げて使う言い訳を増やそうとしたのかなぁと思います。結局焦点がぼやけて余計に使わないだけだった。
セルフホストを管理するセルフホストのアプリ
似たようなのは色々あるわけだけれど、自分用に小回りがきくやつがほしかった……のだけれど、まぁ使わなくなった。敗因は結局台帳であったということか。しかもデカい台帳。Excelプラスアルファ。まぁ使うExcelならそれもいいかもしれないが、そうでもなかったんよな…。
台帳の更新はしんどかった。セルフホストの導入時に、台帳に記帳するなんてワクワクしないことは最後の後回しになる。ついでになんかあったときはどうせ現場見たらわかる。
つまり頭の中でなんとなく管理できている状態であるし、それを人に渡す意味もないので、この台帳は管理の自己満足以上のものではなかった。なので最初に自己満足して終わった。
LINEとかのトークをアーカイブしていく
LINEのメッセージや画像は消えていくうえに、LINEじゃないとアクセスできないクソ雑魚なので、しばしば「あのとき話したときのあの画像。もうちょっと元ファイル消えててサムネしかないですけれど、これあったはずなので、原本いただけないでしょうか」みたいな不毛なやりとりが発生する。
なんとかならんかなと思ったが、LINEの正規のAPIでゴリゴリやるのはしんどいので、トークのエクスポートや手動による画像のD&Dとかで対応を楽にするものを作った。将来的にはメールとかもまとめられると良いと思った。
まぁ結局、なんか新しく作って切り替えるほどのこともなかった。というかLINEにも一応検索機構自体はあり、そもそもトークで繋がっている人の誰かが原本を持っているのだから、最低限のことはなんとかなる。そのために新たなアプリを使うほうが筋悪だったように思う。
複数のフリマサイトを同時に検索する
言うほどのものではないのだが、ヤフーとかメルカリとかを同時に検索する。しばらく定点観測するように使っていた。ブツをゲットしたら使わなくなった。ある意味全うしたのかもしれない。まぁ結局フリマじゃなくて正規のルートから手に入れたんですけどね…。
思いつきと実用の狭間で
まぁなんというのか残当というのか。AIのおかげで確かに思いつきをすぐに具現化できるようになったのだけれど、思いつきは所詮思いつきに過ぎない。時間もコストもゼロではなく、思いついたけどそのままだった時よりもしかするとひどいかもしれない。
まぁ一応ちゃんと使い続けているソフトウェアもいくつかあるし、LoPiQは一応グローバルに公開もしてアップデートもしているし…。
業務を除けば、続いているものは、僕の実際の生活に密着しているもので、続かなかったものは、これができたらいいなぁというどちらかというとべき論的なもので作りはじめたもの、と言えるかもしれない。
AIプログラミングをやっていて思うことは、時間がかかるということ、そして脳の負荷が大きいということ。僕がメンテし続けられるアプリはそう多くないのだろう。作ってみてわかることがあることは確かだが、限られた人生の中で、作らなくていいものはつくらずに行きたい。
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