インストールとアップデートが一番だるい

現在開発中のアプリケーションを配布するためのインストーラおよび自動アップデートの仕組みを構築しているのだが、やってみるとなんだか色々と躓きがある。

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インストールとアップデート部分の作り込み

インストーラについてはWindows/Mac/Linuxでそれぞれ試す必要があるのだけれど、Windows版だけファイルのパスがうまく読み込めなかったり、Linux版ではCLIはいいがGUIのインストーラが中途半端で、自動起動するには結局CLIを使わない状態だったり、まぁやってみて初めてわかるパターンが多い。

また一個やり始めると、他のプロジェクトでも同様の仕組みを取り入れたくなる。で、全部のプロジェクトについていちいち適用を始めるとなんだか無限に時間がかかることに。しかし、一度成功したプロジェクトがあれば、他のプロジェクトで「xxのプロジェクトの仕組みを参考にしてくれ」で割とすんなりとおるので、AIプログラミングの時代においても、いやむしろAI時代にこそ積み重ねたノウハウは大事なのかもしれない。まぁ僕のプロジェクトは小規模な個人開発のアプリケーションだから、そんな適当な指示でもとおるというのはあるだろう。

終わり良ければ全て良し?

このインストールとアップデートの部分は開発において非常に億劫で退屈な作業である一方、ユーザ観点だとアプリケーションは結局インストールとアップデート(とアンインストール)なんじゃないのかと思うこともある。

インストールがやけに面倒だと、その時点でそのアプリを使う気力が減ってくる。ここでうおおおと燃え上がるのはエンジニア(の一部)だけで、一般的には煩雑なインストールはそれだけで超えられない障壁となる。

アップデートは忘れる。そもそもユーザからすれば昨日できたことが今日できれば十分なのであり、むしろできなくなる可能性を秘めたアップデートを、なぜわざわざ手間暇かけてチェックしてあまつさえ実行までしなければならないのか。

そしてもういらねぇとなったアンインストールのやり方がよくわからないと、それまでさんざん世話になったにも関わらず、なんだか使わなければよかったこんなもの、みたいなことを思ったりする。

一方で開発者からすれば、これらの機能はすべて機能とも言えないもので、とにかくつまらない。しかもOSごとの環境の差分や、ついでに言えばユーザのよくわからん個別の設定や謎のアプリケーションとの競合などまであると完全にカオスわけわからんなのであって、面倒見きれない。しかし一番エラーの起きやすいところでもある。

開発で楽しい時は、ロジックを組む時や新機能を考えている時、よりよいUIを考えている時(だいたいユーザからはやめろと思われている)で、ロジック的には絶対うまくいくはずなんだが何故かうまくいかないアップデートを見るのはつらい。しかもPCを再起動したら何故か通って二度と再現せず、いったいどうしてくれようかと頭を悩ませるのは、自分のPCならまだしも未来の他人のPCで起きうる可能性として考えると、ストレスでしかない。

AIで楽になったからやれる

とにかくエラーの当たりさえつければ、その可能性についてAIがかなりの速度で検証をしてくれるのは非常に助かる。AIがなかったら、やっぱりわざわざ大して得があるわけでもないアプリ公開なんてしようとは思わなかっただろう。逆に言うと、昔フリーソフトウェアを作ってくれていた人たちは本当にすごいなぁと思いつつ、今はハードルが無駄に上がりすぎてしまっているのもあるよな、とも思う。

こういう時代だから、各々がAIを使って必要なアプリケーションを作ればいいという言説もあり、これは一定程度そう思う。とはいえそれにもやはりスキルと経験は必要であるし、そもそもAIに課金して専用ツールを使ってコーディングをする時点で既に素人とは言い難い。そういう人もいるだろうけれど、そんなこといったら世の中古民家DIYして大家になる自称素人もいるわけで、まぁどこの世界にも特殊部隊のアマチュアはいるものだから、平均的にはAIあるからってアプリ開発できるかといえば無理じゃないの、というのが実際じゃなかろうか

なので個人的には、少しでもできる人がかつてのように自分が良いと思うアプリケーションを(サービスではなく)公開する流れがよいと思っている。まぁまだ当面はクラウドサービス全盛の流れが続くかもしれない。でもいずれ転換点はくるだろうと思っていて、それまではせいぜい自分なりに何か作っていくしかないかなぁ。

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