【防災】天井照明縛り5日間の旅

防災の観点で何が必要か、また使い方をわかっているか、また配置は適切か、などを知るために、少しずつ実践していきたいと思う。

今回は照明縛り。照明というか、シーリングライト縛り。天井以外の電気は使って良い緩縛りプレイ。一応僕にも生活があるんです…。とりあえず初っ端ということで、5日ほどやることにした。

期間: 2026-03-23 ~ 2026-03-27

目次

意識すること

実験を開始する前に、とりあえず思い浮かぶこととして以下を意識するようにした。

照明手段の確保

  • 光源を持っているか
  • 光源を扱えるところに置いているか
  • 光源を適切に使えるか

動線の確保、家具の配置

  • 部屋を行き来できるか
  • なんか危ないところに危ないものがないか
  • 足をぶつけたりしないか
  • 暗闇における安全な身体の動かし方を身を以て知る

準備

災害は突然やってくるものだが、あくまで訓練なので準備する。

光源の準備

光源としてあるのは以下。

  • LEDランタン
  • 懐中電灯
  • ヘッドライト
  • スマートフォン、タブレット、ノートPC、モバイルディスプレイ
  • ロウソク

想定するシチュエーションを考えるとディスプレイはできれば控えたいが、普通に仕事してるかもしれん。ロウソクは最終手段だが使う予定はない。しかしいつでも使えるようにたまに練習しておくほうがいいだろうな。

ここで重要になるのが光源の電源。

  • 電池
  • モバイルバッテリー

についても確認する。数なかったら揃えないといけないね。といっても今回は電気使えるゆるゆる縛りなんだけどね。

部屋の整理

あらかじめわかっているのだから部屋の配置に危ないところがないかは確認しておく。

すげー危ないなと思ったのはダンベルなんだよね。

ダンベルタワー
ダンベルタワー

昔床に放置していたダンベルに足指をぶつけて数カ月ほど痛かった。多分折れてたんじゃないかなぁ。それで反省してダンベルタワーを買ったんだけどね。一応安定性はあるけど、盛大に蹴り上げる可能性はある。

なので手前にたてかけホワイトボードを置くなどした。ホワイトボード、昔テンション上がって買ってしまったんだけど邪魔だわ。こんなん買うより先に揃えるべきものがあったよ…。しかし今回はその邪魔さゆえにガードになるという。

照明スイッチをガードする

ガムテで照明スイッチをガードする。照明スイッチを押すの反射になってしまってるから。絶対押してしまうので。押した。本当に押せないと緊急時に困るので、あくまで視覚的補助。

1日目:気分はおうちキャンプ

リアリティ優先のため、あえて雑然と書き連ねていく。

準備:懐中電灯はどこに消えた?

今回の愉快な仲間たち。

  • 2018年に買ったっきりの謎の懐中電灯
  • 2018年に買ったっきりの謎のヘッドライト
  • ジェントスのLEDランタン1つ EX-334D 440ルーメン

そしてもう一つ、2025年にパナソニックのちゃんとした懐中電灯を買ったはずで、Amazonにも注文履歴があるんだが……ないwwww

探してもない。いやなんでやねん。まぁどこかにあるんだろうけれど。ない。試合のタイミングで病気になるエースか?

まぁいいやもう始めよう!3つも光源あるし大丈夫やろ!

と思ったら、ヘッドライトがつかない。そりゃ電池切れか。むしろ2018年に買ったきりの懐中電灯がよくついたな。光は弱々しい気がするが…。

ヘッドライトの電池を入れ替えようとするも、電池を入れ替える場所がどこかしばらくわからずガチャガチャしていた。マニュアルもネット探してないし…と思いつついじっていたらカバー発見。電池を入れ替えてGO。

光源は複数必要

とりあえず光源の主力はランタン。全方位を満遍なく照らすランタンは強い。

そしてランタン1個は足りなかった。1Kでも普通に困る。

まず玄関と部屋の一番いいところにそれぞれほしい。特に玄関。夜に入ったタイミングで真っ暗は実用的にも精神的にも困る。まぁ普通に考えて外に出ている時点で光源を持って歩いているはずだが、昼に光源を忘れてでて、忘れたまま夜に戻った場合は考えられる。いずれにせよ入口に光源はあるべきだと思った。

1個で持って歩けばいいじゃないかと思うかもしれないが、持って歩くとなくしそうになる。常に明かりをつけておく必要があるのだが、明かりを消して置いたりしてしまうと、行方不明になる。なので、常に「ここには必ずある」というランタンがほしい。そして常設ランタンのそばに電池まで置けるとなおよい。

なにより光源を複数常に把握できていないと、純粋に故障で困るし、電池切れしたときに電池を探せなくなる。0→1→2でそれぞれ世界が変わる。1Kですら最低2はほしい。部屋と人数次第でもっとほしいと思う。いくついるかは家庭によるかと。

ランタンを良い位置で吊るしたい

数少ない光源はもっとも効率の良いところに設置したいが、ちょっとむずかしさがある。可能ならば部屋の中央に宙吊りしたい。しかしそれができるものがない。

探してみるとランタンスタンドなるものがあったが高いし普段は邪魔である。ギタースタンドとかで代用するといいのかなぁ。ハンガーポールとかあると使えるだろうね。専用のものよりここは工夫で乗り切りたい。

自分の場合、とりあえず壁から少し離れたラックにS字フックをかけて吊り下げたが…。これは日頃から部屋の配置を見て決めておく必要があるなと思った。できればそこに普段から常設しておくべき。

風呂こわっ

暗闇風呂は普通にこわかった。浴室にランタン持っていって故障すると最悪だが、すりガラス越しでもけっこうまぁまぁ明るいので、とりあえずこれで。

これ、ガスないと水で頑張るのか…。

酒を飲むとムーディーになる

精神的にだんだんしんどくなってくるので、夜の娯楽はけっこう重要。酒はその一つ。酒飲むととてもムーディーな気分になる。真っ暗で酒飲むとなんかハードボイルドな気分になって少し楽しかった。

ウイスキーロックが良い。注ぎやすいし。今回の縛りは緩いので、電気を使えてしまうため氷を使ったが、実際には電気がないと冷凍庫も死ぬわけで、常温ハイボールかそれともストレートか。割り材は用意しとこうね。

そういう意味では、保存性は劣るものの、そのまま飲める点で醸造酒はいいかもしれない。カロリーも高いし。でも日本酒はちょっとしんどさがあるかもな。注ぎづらい。

注ぎやすさは地味に重要で、日本酒はお猪口に入れたくなるが、暗いと手元が狂いやすい。しかも一升瓶はデカいし重い。4合瓶?酒は一升瓶と決まっているんだ。

2日目:つらくなってきた

窓がないと昼も暗い

開始した次の日の朝、通り抜け通路から洗面所が真っ暗なのに気付いた。鏡のある場所が暗い…。唯一鏡があるのが洗面所なのに。ここはどこ、私は誰。かといって鏡に光を当てるとまぶしっ。

こういう感じなので、常設ランタンは複数箇所にあったほうが良いのと、昼でも真っ暗闇になる場所はあらかじめて確認しておいたほうがよいね。

そういえば賃貸だと窓のない家とか、窓はあるけど隣がマンションで光の入らない家があるよね。気分が沈む問題と複合すると、停電して外にも出られないなどの事態が発生し家にこもった場合これはかなり深刻な問題になると思う。

早くもつらくなってきた

今回の一番の重要な発見かもしれない。つらいと感じ始めるのは2日目から

多分なんだけど、初日は全然つらくないと思う。むしろ楽しいまである。非日常でキャッキャしてやれる。キャンプ気分。しんどくなってくるのは2日目の夕方以降じゃなかろうか。非日常的な楽しさは薄れ、ただ不便だと感じる。夕方の中途半端な明かりのときとかしんどい。

これ、災害で先が見えないとストレスやばいだろうね。

調理が怖い

火を扱ったり包丁を扱ったりする調理、手元の明るさが不十分だとかなり怖い。十分な明るさを確保できない場合、夜はあまりやらないほうが良いだろう。

ケーブルが見えない(特に黒)

ケーブルが見えなくて、床にあったりなんなら動線にあったりするとものすごい引っ掛けやすくなる。特に黒いケーブルは完全に暗闇と同化しておりトラップと化している。なぜ自宅で俺は俺にトラップを仕掛けているのかという気分になる。ケーブルの這わせ方はだいぶ注意が必要だと思った。

本が読めない、書き物できない

娯楽が欲しくなったが、本が読めない。読めないことはないのだが、わざわざ夜に読むものではないなと思った。夜の娯楽に本は使えないね。でも本当に必要なものは読むしかないしな。なるべく明るい間に頭に入れておくが大事だな。

問題は書き物のほうかも。僕は日記を書いたり手帳を持っていたりと案外アナログな書きものを好むので、書き物がやりづらいのは不便だった。特にさっとメモできないのがちょっとしんどい。

3-4日目:なぜこんなことをしているのか?

3日目にもなると高揚感はまったくない。ただひたすら不便で、何してんだろう俺感が強くなってきた。

気分が沈む、単純に不便

ずっと真っ暗だと気分が沈む。早く寝ようと思う。というかもしかして夜ふかし寝不足って電気のせいだったんか?

なにより、単純に不便。夜に部屋全体が明るいってすごいことなんやな。

ミスれない、という気持ちになる

ミスしたとき、平時よりもリカバリーがしんどい。また深刻な連鎖が起きやすいと思った。たとえばなにかこぼしたりした時に、暗いとどこまでこぼしたのかわかりづらい。なので慎重さが求められる。

どうでもいいところで、きゅうりを落として行方不明になったり、トイレに持っていったスマホを置きっぱなしにしていたことに気づいて暗闇救助隊になったり、なんかこう、しょぼいけどめんどくさいイベントが地味に積み上がっていく。

災害時などはピリピリしているわけで、そんなときにやらかしたら精神的にも3倍しんどいものと思う。

缶詰が楽

暗くなると調理する気になれない。調理するならランタンよりヘッドライト。両手が空くし、ピンポイントに強い光を当てられる。

でもなんかもうしんどいので、缶詰が楽だと思う。洗い物もないし。

慣れで暗闇の中でも歩き始める

上記のミスれない気持ちと逆のようだが、慣れで暗闇の中でも普通に歩き始める。毎回光源もって歩くのめんどくさい。トイレ行く時とか。でも普通に危ないし当然のようになんか色々蹴っ飛ばしぶつけたりしたので、べき論では光源は常に持ち歩くべき。でもめんどくさい。なので、常設光源あると良いと思った。

夜中に目が覚めると真っ暗

当たり前だが、夜に目が覚めると真っ暗。で、そのまま寝るならいいんだが、(トイレいきたい…)などと思うと、手元に光源がないととてもつらい感じになる。寝起きで真っ暗闇の中をぼんやり歩いたら事故率はとても上がってしまうので、枕元には光源を置いておきたい。

ラジオを流すと音源として位置を把握しやすくなる。あと気分が楽になる

電池を消耗するのでどうか問題もあるが、ラジオを流すと音源になるため、空間を相対的に把握しやすくなる。まぁ災害時における貴重な情報獲得手段なので流すのは良いことかも。

あと真っ暗だと気分が沈み込みやすいし、非常時は増してそうだろうから、気分的にも音があると良いとは思う。

5日目:はやく終わりたい

今日で終わりだという一念で続けていた。

倒れゆく光源たち

純粋に電池が切れていく。5日持ったなら十分かもしれないが、光がかなり弱々しくなっていく中で、交換のタイミングが悩ましかった。まだ使えるのに電池を入れ替えるのはもったいない気がする。さりとていくらなんでも弱々しい…。でも実際、先が見えない中だと、電池が減っていく恐怖ってあると思うんだよねぇ…。ソーラーパネルがあったらだいぶ違うだろうな、気持ち。買っておくか。

LEDランタン最後の輝き。

そして謎メーカーの懐中電灯も力尽きたのだが、なんと電池交換をしても動かないイベントが発生。なんか見たら緑青吹いてた。むしろよくこれで動いていたな感がある。

これまで勇者ジェントスが一人で頑張っていたようなものだったが、ジェントスが息も絶え絶え、謎懐中電灯が力尽きた中で、電池を入れ替えたヘッドライトが最後に活躍した。

明日のために

いったい何をしているんだ感がいよいよ強い。何もかも不便だし、行動することが減っているのを感じる。これ先が見えないとかなりつらいと思う。

ただ夜に寝ようと心から思えるのはとても良いと思う。太陽は偉大

日常にやっておくべきこと

今回やって思った、日常からやっておくべきこと。

  • 道具の管理と点検、使い方、電池交換の確認。ほったらかしてたら、いざという時に見つからない、使えない
  • 電池の確認。電池なかったら終わる
  • 光源設置場所を決めておく。固定で置いておきたい。できれば日常の中で定位置を決めておいたほうがいい。
  • 発電・蓄電手段がほしい。少しの明かりでも0と1では大違いなので常に手段は持ちたい。
  • 動線の確保。通り道に邪魔なものがあると確実に蹴っ飛ばす。蹴っ飛ばした。
  • 非常食。すべての家事のしんどさが3倍なので、楽な非常食は常備。
  • 昼でも真っ暗な場所を確認する。それによって何は制約は生じないか?僕の場合、唯一鏡のある洗面所が真っ暗で、自分の姿がわからないということに気づいた。鏡を買おう…。
  • 暗闇の過ごし方をなんとなく想像しておく。娯楽がなんもないとつらいと思う。僕は酒だけあればいい。酒が飲めなかったらせめてなにか書き物をしたい…。

所感

かなり緩い縛りなんだけど、それでも多くの発見があった。やってみないとわからないものだなぁ。

とりあえずMVPはジェントスのLEDランタン。ランタンなかったら2日目で諦めた可能性がある。少なくとも5日は無理だったのではないか。コイツ一人で頑張ってた。というかパナソニックの懐中電灯があれば活躍できていたと思うんだが、なにせ見つからなかったんでな…。買っていても管理できていなければ意味がないのであった。

なお、この記事に書いてあるのはあくまで僕のケースなので、一番重要なことは自分の環境でやってみること、だと思う。なによりも、精神がどうなるかは、これは本当にやらないとわからない特に時間軸の影響が大きい。このへんは含み損に自分がどれだけ耐えられるかという投資の実践と同じかもしれない。投資に正解がないように、防災も個々人の環境や性格による影響が非常に大きく、正解がない。こうすれば大丈夫、なんてものはない。

とはいえ「きたるべきラグナロクに向けて暗闇訓練しよう!」と家族に提案すると頭がおかしくなったと思われるかもしれない。なので僕の記事を読んでシミュレーションするだけでも全然違うかなぁと思う。

やるならば、防災グッズを揃えるのは理解されやすいと思うので、そこからかな。ってか準備は市民としての責務なので絶対にやる。それで「使ってみない?」って提案すると自然かもね。たまにやる分には非日常的で楽しいからイベント扱いしても面白いかも。子供とか案外喜ぶかもしれん。でも多分、2日目以降は本気でもうやめようみたいな空気になるんじゃないかなぁ。まぁ1日だけでも機能面で発見は随分あるはず。

日常ほどのゲームはない。いや、ゲームではないんだけど。

なお、今回孤軍奮闘していた勇者ジェントスことLEDランタンはこちら。追加で3つほど注文した。

https://amzn.to/3NQCZBF(アフィリンク)

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