AI記事ライティングサービスとかいう邪悪な空気漂うConoHa Pencilを使ってみた

AI記事読んでますかファック。最近はnoteもAI記事ばっかり出てくるようになったね(noteはAI記事の学習に金払うんかね)。まぁでも、最近のAI記事にはよく出来ているのもあって、特に思想強めの記事なんかは、相当LLMと話し込まないと出てこないはずなので、AI記事だと思わずに読んでいる人もいるんじゃないかな。実際僕がnoteでフォローしているアカウントにも、そういうのあるからねぇ。軽く読む分にはスナック菓子感覚で楽しめたりするんだよなこれが。

そんなディストピアまっしぐらの昨今、俺たちのConoHaがPencilとかいうAIライティングサービスを出している。せっかくこのはちゃんでイメージあげてるのに(上がってるか?)、だいぶevil漂よっているが大丈夫か。まぁ結局GMOなんで。

目次

使って見た

まぁでも興味はあったので使ってみた。ちょうどクーポン使いたかったので。クレジット買える形式のこのサービスは割とちょうどよかったね。アプリケーションサーバの使い勝手確認しようかなとか思っていたけれど、こっちのほうが断然面白い。

フリープランは30クレジットもらえる

まずフリープランに入会すると、毎月30クレジットほどもらえる。おかわりは990円で100クレジットなので、相場としては1クレジット10円ほどだと思っておけばいいと思う。ただ月額課金で8980円コースを選ぶと毎月3000クレジット、つまり3円/クレジットまで安くなる。使うなら、ね……。

AIライティングツールならConoHa|ConoHa Pencil

しかし、1クレジットで何ができるのかサッパリワカラナイので、この時点ではなんとも言えない。何ができるんだこれで。

まずはキーワード提案:2クレジット

とりあえずキーワード提案なるものがあるらしい。これは自分が書きたいテーマを入力すると、関連するキーワードを出してくれる、というもの。

早速やってみようと思ったが、いざ「提案しますよ」と言われても「何を?」と何も思い浮かばないものである。とりあえず自分が評価できる分野でかつ、それなりに実用性もあるものじゃないとなぁ……。

選ばれたのは、「bash シェルスクリプト」でした。いや、bashコマンド辞典作らせたろかな、とか思って……。

ややConoHaの想定とは外れている気がしつつ、早速実行。

お、おう。一発目Windowsとはこれいかに。しかし……うーん……強いて言うなら「デバッグ」が面白いかもしれない。

見出しの作成 4クレジット

まぁとりあえず「bash シェルスクリプト for」で記事を作成させてみることにする。まず見出しが作成されるらしい。結果、こんな感じ。

見出しは……そこまで悪くないか?ただよく見ると「これ内容かぶらんか」みたいな感じはする。ここに追加したり削除したりできるが、そこまで吟味すると時間かかって「自分で書くわ」になりそうな気がしなくもない。

記事作成 4クレジット

さて、ここから記事作成する場合、個別にあれこれ生成するのと一括作成がある。見出し単位でも作成できるが、1クレジットかかる模様。

一括作成すると4クレジットなので、基本的にはこれを使うことになるんじゃないかなぁ。

ってわけで、やってみた結果。

100円で生み出された悲しきゴミ

なんぞこれ。全部で8500文字ほど。for文だけでそんなに語ることある?その癖コードはほぼない。以下に一部貼る。

これで全体の20%もないゾ。内容については、一言で言うと「文字数を指定されたレポートで必死に字数稼ぎした学生の提出物」という感じで、読む価値はない。価値はないが、最初だけ引用してみようか。

シェルスクリプトにおけるfor文は、繰り返し処理を実行するための基本的な構文です。この機能を利用することで、特定の条件やリストに基づいて、多数のコマンドを効率的に実行できます。シェルスクリプトは、Linuxシステムにおいて特に一般的なプログラミング言語であり、自動化やファイル操作に役立ちます。

for文を使う際には、まずループの対象となるデータや変数を指定します。例えば、数値や文字列のリストをして処理を行うことで、必要なタスクを簡単に実行できます。スクリプト内での操作を効率化し、時間を節約するための強力な手段となるでしょう。

具体的には、for文を用いてファイルの一覧を取得し、それぞれのファイルに対して特定のコマンドを実行することが可能です。こうしたシェルスクリプトの活用方法を理解することで、多くの作業を自動化し、企業やエンジニアの業務を軽減することができます。これらの特徴からfor文は、シェルスクリプトの重要な要素として広く知られています。

時間を節約する(このフレーズAIは本当に大好き)とか言ってるが、この文章を読むこと以上の時間の無駄なんか存在しないぞ。こんなもん下書きにもならないというか、こんな下書きならない方がマシまである。っつか、記事執筆ってむしろ下書きのほうが難しいまである。

AIはむしろ肉付けと整理のほうに使えるのだが、しかしそれにしてはこの無意味な繰り返し、そもそも不要な前置き、その癖中身はスッカラカン……さすがに……。

所感

軽く所感を。

記事作成にはちょっと

まぁ最初に言うと、僕のキーワード選定がまずConoHaの想定とズレまくっていたこと、これは間違いない。しかしではConoHaが何を想定していたのか、というとそれはよくわからない。実際ConoHaもこれというペルソナはないのでは?

しかしそれにも関わらず、カスタマイズできる要素はほぼない。まぁプロンプトをユーザに書かせたら負けだ、という精神なのかもしれない。実際、敷居があがるだけではなく、プロンプトインジェクションなどリスクも発生するために、サービス提供側の気持ちとしてはよく理解できる。理解はできるが、使えないんじゃないか、これは

SEOの観点でも、いくら今のGoogleがポンコツとはいえ、さすがにここまであからさまなものを評価するとは思えないが……いやつよつよドメインだったらするかも。結局ドメイン。

ではドラフトになるかというと、正直そのレベルですらないと思う。ない方がマシかと。ってかConoHaはLPで「わずか10分で記事の下書きが完成」というが、本来は下書きが一番難しいというか、創造性を要求される人間の領域のはずなんだよなぁ。

キーワード選定、見出しだけなら?

記事作成はかなり意味が無いと思うが、キーワード選定や見出し作成について言えば、可能性はあるのかなぁという気はしなくもない。特にキーワード選定においてはボリュームなども出してくれるし。今回の例でも、「bash シェルスクリプト」の関連として、「デバッグ」はちょっと面白いかな、という気もした。ただこれに2クレジットの価値があるかはどうなんだろう。追加オプション基準だと1回約20円。

見出しについては、これは機能として有用な可能性はあるんだが、「どうせ相談前提なら普通にChatGPTなりClaudeなりとチャットすればよいのでは」説もある。修正も自在だし。クレジットかかんないし。プロンプトについても自分で考えたものが使えるし。

AI記事ブログやってますが

ところで別に宣伝する気も無いんだが、僕もまたAI記事ブログとかいう邪悪を既に生み出している。

AIによる技術記事 備忘録 | AIに同じことを聞かない

内容については、相談したことをまとめさせているもので、自分で読み返すのに使っていたりする。

なのでまぁ、出来次第ではこの別館に乗せてもいいかなと思っていたんだが、正直このこだわりゼロのサイトにすら載せるのを躊躇う、ってか無理だなぁさすがに、という感じであった。

お遊びでもちょっと

ということで、クーポン使ってやろうと思っていたが、お遊びでもなんかこれ以上使おうという気になれていない。まぁせっかくなのでもうちょっと使って見るかとは思っているが、さて……。

なおクーポンだが、有り難いことにうちのサイトの紹介リンク経由でConoHaのサーバ契約してくれた人がいたのでもらったのです。

お友達紹介

こっから飛んで使い始めてもらったら1000円分のクーポンがもらえる(このとも ~友達紹介~|レンタルサーバーならConoHa)。そして定常的に使ったら僕に2000円分のクーポンが入る。

せっかくもらったので、なにか使わないとなぁと思っていたんよ。VPSはもう既に年間契約しているし、新しくVPS契約して遊ぶっていうのも特にアイディアないなー、どうしようかなーと思っていたところで、試してみるか、と。思ったんだけどねぇ。うーむ。

やっぱ大人しくメールサーバとかアプリケーションサーバ系試すのに使ってみようかなぁ。

この記事をいいなと思っていただけた方、よければ高評価・チャンネル登録……はないので、コメント・SNSでシェア・ブックマーク、RSSフィード登録を、よろしくお願い致します。

コメント

コメントする

目次