最近今更ながら燃え上がっている東大総長女子枠問題について関心を持ちました。なんか検証依頼とかいうよくわからんことしてます。
東大総長選考の検証を要請 文科省、監事と運営方針会議に – 日本教育新聞電子版 NIKKYOWEB
なんかすごい楽しいことになってるんでしょうか?
ダブルスコアだけど総合的判断で繰り上げ当選!理由は禁則事項です!
さて、そもそもなにがあったのか…まぁ今更僕が言うこともなさそうですが、あちこちで取り上げられてますのでね。
まぁでも一応ことの経緯について言うと、東大の総長選で、工学系の染谷隆夫教授が1,107票(51%)、次点で科学哲学の藤垣裕子教授が553票(25.5%)取得。その結果、選考委員会の総合的判断により藤垣裕子東大総長爆誕!なお理由は禁則事項です!
……という小説も顔負けの面白いことが現実の2026年日本で起きていたようです。まったく、現実は最高だな。
これは本当に面白いです。東大スタッフたちの投票によるダブルスコアの結果が少数の謎の選考委員会により無視された形です。これにはキムもびっくり。金正恩やプーチンだって選挙の体裁を取って私は選ばれたのだというのは、それだけ投票の重さを知っているからなのですが、そういう選挙工作さえすっ飛ばしています。
さすがにそりゃねぇだろ、ということなのか文科省からもっとちゃんと説明しろ、と迫られているわけですが、完全に無視状態です。そもそもそういうことをできるようにしたのが、お前らやないかい、というのがまことしやかに言われる理屈の一つです。
これはそのとおりで、そもそも学内選挙をあくまで参考とするようにして学外委員を含む選考委員の権限を強化してきたのは他ならぬ文科省なのであって、お前らの決めたルールどおりやっただけだが?というのが選考委員会の言い分でしょう。SNSでもよく指摘されていますね。
一方でそんなことはそれこそ当の文科省がわかっており、本音なら文句をつけたくないはずなのですが、それでも言わざるを得ないのは、やはりダブルスコアという圧倒的な差を無視しているところにあるでしょう。これを無視していいなら選挙とはなんなのか、誰だって疑問に思います。実際そういう声がSNSを中心に多く言われているわけです。
この制度は明らかに学内選挙の結果をひっくり返すことを目的とした制度に見えますが、だからこそその使い方には節度が求められるもので、制度上できるからの一点張りでこんなあからさまにやるやつがいるか!というのが役人の本音かもしれません。
金正恩ですらやらないような制度上だけの正当性だけで一点突破する強行を認めれば、現場は機能不全となり、それを可能にした文科省の進めてきた改革そのものが間違えていた!となりかねません。それは役人にとって一番の恐怖でしょう。
体裁くらい整えてくれ?
ここにおいて、役人としてはいい加減にしろというメッセージを出す必要があったのでしょうねぇ。しかしそれで選考委員会が振り上げた拳を下ろすだろうか?体裁だけとはいえ実権には違いありません。
まぁ第三者からすれば説明しろとしか言われてないんだから説明すればいいのにとも思うわけですが、それすらしないのは、説明してボロが出るリスクのほうが高いと踏んでいるのでしょう。一方でなにも言わなければとりあえず制度的な正当性はあるわけですからね。
一応文科省にも任命拒否という本当の伝家の宝刀もあるわけですが、選考委員会と違って常識がある(だからこそ想定外だった)文科省にそれが抜けるかといえば、無理でしょう。形式的には問題ないですからねぇ。とはいえ、選考委員会のあからさまに舐めた態度に対して何もできないのではそれこそ面子は丸つぶれ。これから真綿のようにしめあげるにしても、東大の失敗が誰の目にも明らかになれば、制度の正当性を問われる口実になってしまう事態は避けられません。
「お前ら作った制度だろ」と言われれば、文科省としては「そうだよそのとおりだよ!だから文句言いたくねぇの!こっちが認められる体裁くらい整えろよ!」って感じでしょうか!?しかしそんな落としどころを理解する選考委員会ならそもそも一騎打ちのダブルスコアを無視するなんて暴挙はしないでしょう。滅茶苦茶面白いですね。どうする文科省!
三つ巴の争いと我々
さて、本件については男女論の絡みもあって余計にヒートアップしているんですけれど、実際には二項対立ではなく多くの登場人物があります。少なくとも東大スタッフ・選考委員会・文科省はそれぞれ利害を別にした三つ巴です。図にするとこんな感じ。
そしてさらに、これを見つめる我々納税者たる国民の図式です。国立大学だからね、仕方ないね。
まぁ実際この問題については、姉もSNSで見ておかしいんじゃないのという程度には関心をもっていました。姉は未だに私の出身大学名を覚えていませんが、東大は誰でも知っています。そしてダブルスコアを無視ってのは誰にでもわかりやすくまずいんですよねぇ。これについて「制度的に合法です」と言ったら、「じゃあその制度がおかしくない?」と感じるわけで、文科省からすれば国民のそういう素朴な疑問に繋がるのが一番怖いわけです。
これが関心を抱いた理由でもあります。この問題は、なんか知らんが実権握っている少数エリートの暴走、それを見た国民の突き上げにビビっている役人の図なのだと、そうわかったので、私としても俄然注目したくなったわけです。
これは見届ける価値があります。要チェックや!
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