IIJmioの3GBからDMM 1GBプランへの乗り換えを検討→引き続きIIJmioにする

私はXperia Z3に、いわゆる安SIMを入れてつかっています。現在在宅で仕事をすることが多く、月のデータ使用量がほとんどありません。現在利用しているIIJmioでは、ミニマムスタートプランでも3GB/月、高速データ通信が使えるのですが、3GB使い切ったことはほとんどありません。恐らく、使い方を工夫すれば、DMM mobileの1GBプランでもいけそうです。で、検討したのですが、やはりIIJmioを当面続けることにしました。以下その考えの軌跡です。というか上図がそれです。

目次

データ通信だけ見ると年間差額は約5443円、47%OFF

まず、私が現在契約しているのは、IIJmioのミニマムスタートプランプラン(タイプD…au回線はタイプA)です。スペックは以下。

  • DoCoMo系
  • 900円(税抜き)
  • SMS 140円(税抜き)
  • 高速データ通信 3GB/月

これまで、特に困ったことはありません。良いサービスだと思います。au回線のタイプAならば、SMSの費用が0円みたいで、羨ましいですが、au系は通信規格などけっこう罠があるので、私はDoCoMo系を使い続けるでしょう。

さて、私は現在在宅で仕事をすることが多く、3GB/月の高速データ通信は持ち腐れ状態です。恐らく、工夫すれば労無くして1GB/月に抑えることができるでしょう。1GBのデータプランといえば、DMM mobileが頑張っています。スペックは以下。

  • DoCoMo系
  • 480円(税抜き)
  • SMS 150円(税抜き)
  • 高速データ通信 1GB/月

これは、なかなか価格的訴求力があります。特にSMSを使わない場合、倍近い差が生じる。消費税も考慮すると、年間の差額は(900 -480) * 12 * 1.08 ≒ 5443円/年ほど。ふむ。比率でいえば、480/900=0.53より47%OFFです。ほぼ半額。

SMSと乗り換えの手続きにかかる費用を考慮すると

しかし、私はSMSは使う派です。もちろん、いまさらSMSによるやりとりなんてしません。ですが、本人確認や、二段階認証で使うことが多いのです。多くの場合、代替となる手段も用意されていますが(050電話など)、煩わしい。

また、セルスタンバイ問題もいまだないわけではないらしい。海外では音声通話にかかるコストがそれほどでもないようで、電話番号無しのデータSIMの需要が低いという話です。データ専用SIMは、割と日本のローカルな問題から生まれたものなんでしょうか。

以上より、月々150円程度の価値はあるものと考えています。そうすると、年間差額は(1040 - 630) * 12 * 1.08 ≒ 5,313円/年となり、比率で言うと630/1040 = 0.60より40%OFF

まだ価格的訴求力がありますが、乗り換えの場合、新規契約の手続費用3,000円がかかります。これを考慮すると、一年目は5,313 - 3,000 * 1.08 = 2,073円/年です。ただし、SMSの一ヶ月目が無料らしいので、一年目の差額は2,054 + 150 * 1.08 = 2,235円/年です。比率にして、17%!うーん、なんだかお得感がなくなってきました。

ちょっと整理して、IIJmioからDMM mobileに乗り換えてnヶ月契約したとすると、以下のように書けます(消費税とユニバーサル料金除外)。

  • IIJの場合… (900 + 140) * n = 1,040 * n
  • DMM mobileの場合… 480 + (480 + 150) * (n-1) + 3000 = 630 * n + 2,850
  • 差額は上2式の差…410 * n - 2,850、比率はこれを1040 * nで割る
    • n>=7、つまり7ヶ月以上契約して初めてお得
    • n=12、つまり1年契約すると2,070円(税込み2,235円)お得、約17%OFF
    • n=24、つまり2年契約すると6,990円(税込み7,550円)お得、約28%OFF

こんな感じです。もちろん月数がたつたびに、価格などの不確定要素は強まります。

これをグラフ化すると、記事冒頭のグラフになります。下に再掲。

緑の点線がお得率。これまでの計算通り、お得になるのは7ヶ月以降で、15ヶ月目くらいでようやく20%OFFといったところ。そこからは、徐々に40%OFFへと近づいていくわけです。

うーーーーん、これはちょっと、どうでしょうね。少なくとも1年契約と考えると、17%OFFにあたる税抜き2,070円が差額ですが、これは……手間暇や不確定さを考えると、おいしくない。IIJmioに不満はなく、むしろiPhone対応などはどこよりもよくやっているなぁという印象で、一方DMMは、力を入れているのはわかりますが、その品質は未知数。

2年契約と考えると、差額は3割弱近くになり、価格も税抜き7,000円とそこそこです。それでも、言い換えると月290円の差……うーん。そもそも、2年後果たしていったい世の中はいったいどうなっているのでしょう。いやそれより、私は2年後いったいどんな生活をしているのでしょうか。もしかしたら、1GBではまた足りない生活になっているかもしれない。いや、まずまともに生活をできているのか!?わからない、わからない……。

結論:乗り換えるほどの価格的訴求力はない

以上より、結論。これから格安SIMを使おうという人が新規契約をする場合は、DMM mobile 1GBプランは検討の価値ありと思います。しかし、既にIIJmioなどでよくある3GBプランを利用している場合、わざわざDMM mobileに乗り換えてやるほどの価格的訴求力はないでしょう。

というわけで、引き続き、IIJmioさんのお世話になることにします。当サイトでこの手の記事は珍しいですが、実はけっこうこういうことを考えるのは好きなタチで、ケータイ買い替えのたびに、考えられるケース毎にグラフ化していたりなんだりしています。

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