<?xml version="1.0" encoding="utf-8" standalone="yes"?><rss version="2.0" xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom"><channel><title>DX on 或る阿呆の記</title><link>https://hack-le.com/tags/dx/</link><description>Recent content in DX on 或る阿呆の記</description><generator>Hugo -- gohugo.io</generator><language>ja</language><lastBuildDate>Sat, 12 Sep 2026 01:10:13 +0900</lastBuildDate><atom:link href="https://hack-le.com/tags/dx/index.xml" rel="self" type="application/rss+xml"/><item><title>「誰にでも出来る仕事」は生物の叡智</title><link>https://hack-le.com/darenidemodekirushigoto/</link><pubDate>Sat, 12 Sep 2026 00:20:06 +0900</pubDate><guid>https://hack-le.com/darenidemodekirushigoto/</guid><description>&lt;p&gt;「誰にでも出来る仕事」という言い回しがあります。これは基本的にはネガティブな意味を伴うものです。実際、そんなことを言う人は、明確に侮蔑の意図をもっていいます。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;ですので当然ながら人に向かって言っていいことではありません。しかしそれとは別に、 &lt;strong&gt;「誰にでも出来る仕事」はほとんどの場合非常に高度で難しい仕事だ&lt;/strong&gt;、という認識も必要です。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;別に大した話ではありません。&lt;strong&gt;多くの鳥が空を飛ぶからといって、空を飛ぶのが簡単だとは言えない、という当たり前の話&lt;/strong&gt;です。同様に、多くの人間が歩くからといって、歩くことが簡単とは言えません。本当に当たり前です。実際、このように言われれば誰だってそりゃそうだと言うでしょう。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;しかし&lt;strong&gt;現実世界に適用されたとき、その当たり前を面白いほど忘れます&lt;/strong&gt;。もしかすると、あなたも。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h2 id="人手不足はaiとロボットによる自動化で解決と思ってませんか"&gt;人手不足はAIとロボットによる自動化で解決と思ってませんか&#10;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;たとえば、人手不足が問題だというとき、皆簡単にロボットによる自動化、機械化、AIによる置き換え、といいます。言ってますよね。出来るんですか、機械に。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;奇妙な話です。空飛ぶクルマは難しいとわかるのに、なかなか配膳ロボットはそのように考えられない。それは結局のところ、誰にでもできる仕事は簡単だと思っているからではないのでしょうか。だって、誰でも出来るから。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;ここで、 &lt;strong&gt;「簡単」とは誰にとってなのか&lt;/strong&gt;、が問題になります。鳥にとって簡単なことは人間にとって簡単ではない。同様に、&lt;strong&gt;人間にとって簡単なことは、機械にとって簡単ではない&lt;/strong&gt;。極めて単純な道理です。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h2 id="注文の機能はタッチパネルで実現できると思ってませんか"&gt;注文の機能はタッチパネルで実現できると思ってませんか&#10;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;この単純な道理を、社会は忘れても、少なくともエンジニアは忘れません。さすがに。それが仕事なので。しかしそれにも関わらず、&lt;strong&gt;結局エンジニアも同じ間違いをします&lt;/strong&gt;。ここが厄介なところです。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;エンジニアは人間の得意分野と機械の得意分野を明確に分けます。たとえば騒音の中で自分の名前を呼ぶ声をきき、人混みをかき分けて障害物を避けながら声の方向に向かう、などは人間にとって簡単ですが機械にとっては地獄です。ついでに行く途中にゴミのポイ捨てを見つけたら、拾ってゴミ箱に捨てるなども人間はしてくれるかもしれません。しないかもしれませんが。ま、とにかくこれは機械には難しい。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;ですので、&lt;strong&gt;たとえば店の中で注文をしようとする客の、なにかしらの合図を察知し、そこに向かい、注文をきき、厨房に戻る、というのはこれはロボットには難しい&lt;/strong&gt;わけです。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;しかし、ここでエンジニアは考えます。客がテーブルの上にあるタッチパネルを入力すればどうだろうか？それならば完全にシステム化が可能です。間違いは客の責任だし、精算や経理にも直結して効率的。なんなら客が自分のスマホで注文してくれたらタッチパネルもいらない。ええやん。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;ということで、現在に至ります。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;さて、これはどうでしょう、問題がなさそうでしょうか。&lt;strong&gt;もし問題がないと思うならば、誰にでも出来る仕事を簡単だと考えている、少なくともその亜種の考え方をしています&lt;/strong&gt;。どういうことか。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;これの問題は、&lt;strong&gt;注文を受けるという仕事を、単に一つの機能だと解釈している&lt;/strong&gt;ことです。しかし実際はそうではありません。注文を受ける間に、店内の様子を見て、困っている客がいればあとできき、注文の際には客の要望をきいたり、特別メニューの存在を教えたり、注文のついでに食べ終わった皿を片付けたりします。客とコミュニケーションを取ります。存在自体が店の雰囲気になり、また防犯になります。タッチパネルはそれらすべてを削ぎ落とします。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h2 id="誰にでも出来る仕事は簡単の言い換えに陥らない"&gt;「誰にでも出来る仕事は簡単」の言い換えに陥らない&#10;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;どうでしょう、&lt;strong&gt;世の中案外、「誰にでも出来る仕事は簡単」の言い換えが多いとわかる&lt;/strong&gt;んじゃないでしょうか。みんなそうではないと知っているはずなのに、実際には適用を間違える。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;無理もない話で、現実はゼロイチではなくグラデーションなので、ケースバイケースなんですよね。実際、機械化・システム化がうまくハマるケースもたくさんあります。&lt;strong&gt;タッチパネル一つとっても、ラーメン屋や定食屋で、特に安さがウリのチェーン店だったら、全然問題ない&lt;/strong&gt;んじゃないでしょうか。何を食べるか最初から決まってますし、だいたい一品物ですし。メリデメでメリットのほうが大きそうです。でも夜の飲みまで考えているなら、それはちょっとどうでしょうね。まして&lt;strong&gt;居酒屋、これはもう全然合わないんじゃないでしょうか&lt;/strong&gt;ね。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;それでも世の中導入されています。&lt;strong&gt;店員の仕事を単に一つの機能とみなすのは、エンジニアやシステム化を生業とするものが陥りがちな誤り&lt;/strong&gt;ですが、&lt;strong&gt;この誤りは経営者にとっても非常に魅力的&lt;/strong&gt;にうつるはずです。だってそんなに簡単なら、機械にできる。機械にできるなら、人を使わなくていい。機械はコストカットである以上に、絶対に逆らわず黙々と働き続けるのが最高です。&lt;strong&gt;特に人間不信、あるいは自分が従業員から信用されると信じられない経営者にとって最高&lt;/strong&gt;です。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;まぁそんなわけで、&lt;strong&gt;恐らくこの適用範囲を間違えたDXは今後も続く&lt;/strong&gt;かと思いますが、結局コストをかけて無駄なことをしているだけなので、そのうちに破綻するでしょう。セルフレジはもう既に揺り戻しが始まっているとも聞きますしね。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;しかし何も破綻するまで待つ必要はないので、我々としては、&lt;strong&gt;誰もが出来る人類が身につけた叡智を、誇りをもってやっていきましょう&lt;/strong&gt;。&lt;/p&gt;&#10;</description></item><item><title>セルフレジは原理的に成り立たない：お客様は神様か万引き犯か、それが問題だ</title><link>https://hack-le.com/selfreji/</link><pubDate>Thu, 13 Aug 2026 00:00:00 +0900</pubDate><guid>https://hack-le.com/selfreji/</guid><description>&lt;p&gt;こんな記事があった。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;&lt;a class="link" href="https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF275P30X20C26A7000000/?n_cid=SNSTW005&amp;amp;n_tw=1786059719" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;「ユニクロ式」置くだけセルフレジ、スーパーにも アスタリスクが開発 - 日本経済新聞&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;詳細は例によって会員限定記事であるために読めないのだが、日経新聞のツイートに軽く補足がある。&lt;/p&gt;&#10;&#10; &lt;blockquote&gt;&#10; &lt;p&gt;商品にシール状の「RFIDタグ」が貼られ、カゴを所定の位置に置くとセンサーが読み取ります。買い物客はスキャンする必要がなく、すぐに決済が可能です。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;— &lt;a class="link" href="https://x.com/nikkei/status/2085561688732926447?s=20" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;https://x.com/nikkei/status/2085561688732926447?s=20&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;&#10;&#10; &lt;/blockquote&gt;&#10;&lt;p&gt;結局RFIDタグか。具体的な方式について多少の関心はあるんだけど記事が読めないので、まぁなんでもいいや。&lt;strong&gt;どんな方式であろうと、セルフレジは原理的に無理&lt;/strong&gt;だから。これは技術的な問題ではなく、もっと根本的な問題がある。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h2 id="セルフレジは何故ダメなのか"&gt;セルフレジは何故ダメなのか&#10;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;昔、どっかでExcelについてなかなかおもしろい揶揄をしているツイートを見た。かつて資料づくりは部下の仕事であったが、ExcelやWordのおかげで無事上司が一人で全部できるようになった、くそったれ、というものだ。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;これはデジタル化の本質である。今はみんな大好きなのか知らんがDXと言われるかな。&lt;strong&gt;システム化、デジタル化ってやつは、基本的に権限の委譲という側面がある&lt;/strong&gt;。よくあるクラウドなんとかだのスマートなんとかだのも、全部そう。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;セルフレジもDXの一種にあたる。今まで店員がやってきたレジ打ちの仕事を、客がやるわけだ。で、&lt;strong&gt;権限の委譲という観点から見ると、これはあまりよろしくない&lt;/strong&gt;。&lt;strong&gt;権限は常に責任と一体&lt;/strong&gt;なので、物理的には客はレジ打ちの権限とそれを正しく行う責任がある……のだけれど、これは理屈の話で、現実的な損益から見るとまるで異なる。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;客はセルフレジで間違えても困らない。間違えられて困るのは店だ&lt;/strong&gt;。もしかすると意図せずして万引きになってしまい、しかもそれを咎められるということになってしまう可能性はある。これは良き市民であれば非常に気恥ずかしいことだ。良き市民ならね。でも、あまり良くない市民ならどうだろう？たとえわざと万引きしても、それが意図的なものであることを証明するのは難しいだろう。そもそも万引きを見破るのが難しい。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;この&lt;strong&gt;実行する人と困る人が違うというのは根本的な問題&lt;/strong&gt;で、技術でカバーするにも限界がある。なにしろ&lt;strong&gt;実行者に不正のモチベーションがある&lt;/strong&gt;。かつそれを取り締まるのが困難となった場合、拠り所はモラルだけであり、&lt;strong&gt;モラル・ハザードが起きれば明確にメリットがコストを上回ってしまう&lt;/strong&gt;。それはスーパーハッカーが大発明的マルウェアで企業情報を盗むよりも、よほど簡単なことだ。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;だから、&lt;strong&gt;技術的な方式によらず、セルフレジは原理的に成り立たない&lt;/strong&gt;。もしやるならば完全なるシステム化だけではなく、法律を超えた異常な懲罰がセットで必要だが、それは現実的ではない。世界に一つしかないプラットフォームからスナック菓子感覚でアカウントBANするような簡単なことではないのだね。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h2 id="うまくいくものもあるんです"&gt;うまくいくものもあるんです&#10;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;逆に言えば、&lt;strong&gt;実行する人と困る人、つまり実質的な責任者が同じならば、これはけっこううまくいく&lt;/strong&gt;。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;たとえば最初にあげたExcelでシコシコ頑張る悲しき中間管理職もDXの観点では成功例であるし、また飲食店ならば配膳や水のセルフもワークする。みんな大嫌い経費の申請システムも、失敗したら経費にならなくて困るのは自分なので、腹立たしいことに筋は悪くないんだよねぇ。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;いわゆるクラウドサービスなんてのもこの観点だと非常に成功しており、ユーザはもはや社員じゃないのかというほどに献身的だ。オンライン診察とかも、患者側にうまくやりたいモチベがあるよな。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;スーパーでも、袋詰めの部分は下手な詰め方して困るの自分だから、実はここだけは客にやらせる筋はあったりする。まぁつまり従来のスーパーなんだが。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;まぁとにかく、&lt;strong&gt;プレイヤーの「うまくやりたい」「失敗したら困る」というモチベがベースになっているものは、良い悪いは別にだいたいうまくいく&lt;/strong&gt;わけです。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h2 id="お客様を神様だと思っている"&gt;お客様を神様だと思っている&#10;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;翻ってセルフレジよ。これはよくないよね。&lt;strong&gt;客側はむしろ失敗するほど得しちゃうよね&lt;/strong&gt;。まぁモラルはおいといてね。いや、その&lt;strong&gt;モラルがすべてなんだよこれ&lt;/strong&gt;。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;店側がお客様のことを本気で神様だと思っているシステム&lt;/strong&gt;、それがセルフレジ。でもお客様は神様ではなかったと言い続けたのが平成後期から今に至るカスハラだのなんだのって流れなんじゃなかったっけ？えらい都合よくまた神様に昇格させたもんだね。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;まぁ現実にはもちろん神様ではないので、セルフレジで万引きが多発し、揺り戻しが起き始めているのが最近だ。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;&lt;a class="link" href="https://gendai.media/articles/-/169841" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;米国では「セルフレジ見直し」が進んでいるのに…万引きが増えても日本のスーパーがやめられない「切実な事情」（柏木 理佳） | マネー現代 | 講談社&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;日本は見直しまでまだもう少しかかるかもしれないけれど、まぁ時間の問題だろう。だってこれは技術の問題じゃない、&lt;strong&gt;人間という原理的な問題&lt;/strong&gt;だもの。こんなのは&lt;strong&gt;仕事の押し付け&lt;/strong&gt;で、&lt;strong&gt;善意の過度な期待&lt;/strong&gt;。その歪みが出ている。&lt;strong&gt;よくもまぁここまで筋の悪いシステムを売り込んだもんだ&lt;/strong&gt;。これを広めたやつは切腹もんと思う。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;まぁでも、悪気があったわけではないのかもしれない。だってまぁ、こういうシステムを考えたり、また設計したり実装したりする人たちってーのは、だいたいのところ良き市民だからねぇ。&lt;strong&gt;悪き市民のことなんざスコープ外&lt;/strong&gt;になりますわな。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;まぁ僕も自分自身のことをいえば正直セルフレジは好きだね。一人ひとりは多少もたついても、台数が増えるから捌ける人数は増えることが期待されるし、また慣れてきたら正直早いからね。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h2 id="神業の店員はどこへ消えた"&gt;神業の店員はどこへ消えた？&#10;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;だからまぁ、万引き増えようが価格転嫁されなきゃ僕としては知ったことではないので、&lt;strong&gt;セルフレジは基本的に歓迎するのだけれど、しかし一つだけ、思い出すと残念なことがある&lt;/strong&gt;。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;東京に住んでいた頃、近所のまいばすけっとが全部セルフレジになったんだけれど、有人レジ時代そのまいばす一人、レジ袋に商品を収める技術が神業の店員さんがおったんよ。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;まいばすは小スーパーに分類され、袋詰めはコンビニと同じで店員さんがしてくれるのだけど、そこそこ多めの量を買うことが多い。そこで、一つ問題が発生する。&lt;strong&gt;レジ袋を大きいのにするか小さいのにするか、それが問題だ&lt;/strong&gt;。大きい方がちょっと高いが、入らないと困る。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;なので、たいていの店員は判断が難しい量だと「小さい袋にしますか？大きい袋にしますか？」と&lt;strong&gt;こっちに責任を投げてくる&lt;/strong&gt;。自信がないのか「大きい袋でいいですか？」という聞き方をする人もいる。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;僕もめんどくさいから、微妙なときは自分から「大きい袋でお願いします」と言っていたよ。&lt;strong&gt;これを言うのがめんどくさいのも個人的にはセルフレジを歓迎する理由の一つ&lt;/strong&gt;だな。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;で、ある日、「これは言うまでもなく大きい方だろう」と思うくらいの量をレジに持っていった。そしたら店員さん、何も言わずに小さな袋を取り出す。（え、マジで？）と内心びっくりしたんだけど、&lt;strong&gt;その店員さんは驚くべきスピードで大量の商品をその小さな袋に詰めていく&lt;/strong&gt;わけ。そんでもう、本当に、まるで最初からそうなることが決まっていたかのように、ぴったりとおさまっているんだよ。すげぇと声出そうになった。出せばよかったかもしれない。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;そういう事が何度かあって、 &lt;strong&gt;「どうもこの店には神業の達人がいる」と、人間に興味のない僕も個体認識をした&lt;/strong&gt;。正直その店員さんがいたときはちょっと楽しみだったよな。他の店員なら無言でデカい袋を取り出すだろう、くらいのものを持っていっても、ほとんど小さい袋にささっと詰めていたね。&lt;strong&gt;レジで感動したことある？僕はある&lt;/strong&gt;。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;しかし&lt;strong&gt;そんな神業も、レジがすべてセルフレジになってしまい二度と拝めなくなってしまった&lt;/strong&gt;。今はもう、どこにバーコードがあるんだとレジの前で商品をくるくる回して粗雑に袋に突っ込む、レジ打ち代行見習いの僕がいるばかりだ。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;お客様が神様で店員が神業だった時代から、テクノロジーの力で万引き予備軍と万引きGメンの時代にトランスフォーメーションした&lt;/strong&gt;わけだが、いったい僕らはどこに向かっているんだろうねぇ。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;&amp;lt;関連記事&amp;gt;&lt;/p&gt;&#10;&lt;div class="blog-card-wrapper"&gt;&#10; &lt;a href="https://hack-le.com/tokyo-tomin/" class="blog-card"&gt;&#10; &lt;div class="blog-card-content"&gt;&#10; &lt;div class="blog-card-label"&gt;&#10; &lt;svg xmlns="http://www.w3.org/2000/svg" width="13" height="13" viewBox="0 0 24 24" fill="none" stroke="currentColor" stroke-width="2" stroke-linecap="round" stroke-linejoin="round"&gt;&lt;path d="M10 13a5 5 0 0 0 7.54.54l3-3a5 5 0 0 0-7.07-7.07l-1.72 1.71"&gt;&lt;/path&gt;&lt;path d="M14 11a5 5 0 0 0-7.54-.54l-3 3a5 5 0 0 0 7.07 7.07l1.71-1.71"&gt;&lt;/path&gt;&lt;/svg&gt;&#10; &lt;span&gt;あわせて読みたい&lt;/span&gt;&#10; &lt;/div&gt;&#10; &lt;div class="blog-card-title"&gt;東京大脱出：良き都民であった&lt;/div&gt;&#10; &lt;div class="blog-card-url"&gt;/tokyo-tomin/&lt;/div&gt;&#10; &lt;/div&gt;&#10; &lt;div class="blog-card-thumbnail"&gt;&#10; &lt;img src="https://hack-le.com/images/uploads/2026/07/eyecatch_50587_1784347656.webp" alt="東京大脱出：良き都民であった" loading="lazy" /&gt;&#10; &lt;/div&gt;&#10; &lt;/a&gt;&#10;&lt;/div&gt;&#10;&#10;&lt;div class="blog-card-wrapper"&gt;&#10; &lt;a href="https://hack-le.com/accept-all/" class="blog-card"&gt;&#10; &lt;div class="blog-card-content"&gt;&#10; &lt;div class="blog-card-label"&gt;&#10; &lt;svg xmlns="http://www.w3.org/2000/svg" width="13" height="13" viewBox="0 0 24 24" fill="none" stroke="currentColor" stroke-width="2" stroke-linecap="round" stroke-linejoin="round"&gt;&lt;path d="M10 13a5 5 0 0 0 7.54.54l3-3a5 5 0 0 0-7.07-7.07l-1.72 1.71"&gt;&lt;/path&gt;&lt;path d="M14 11a5 5 0 0 0-7.54-.54l-3 3a5 5 0 0 0 7.07 7.07l1.71-1.71"&gt;&lt;/path&gt;&lt;/svg&gt;&#10; &lt;span&gt;あわせて読みたい&lt;/span&gt;&#10; &lt;/div&gt;&#10; &lt;div class="blog-card-title"&gt;許可の二面性：同意という名の責任のバケツリレーについて&lt;/div&gt;&#10; &lt;div class="blog-card-url"&gt;/accept-all/&lt;/div&gt;&#10; &lt;/div&gt;&#10; &lt;div class="blog-card-thumbnail"&gt;&#10; &lt;img src="https://hack-le.com/images/uploads/2026/09/eyecatch_34982_1789622329.webp" alt="許可の二面性：同意という名の責任のバケツリレーについて" loading="lazy" /&gt;&#10; &lt;/div&gt;&#10; &lt;/a&gt;&#10;&lt;/div&gt;&#10;&#10;&lt;div class="blog-card-wrapper"&gt;&#10; &lt;a href="https://hack-le.com/aws-model/" class="blog-card"&gt;&#10; &lt;div class="blog-card-content"&gt;&#10; &lt;div class="blog-card-label"&gt;&#10; &lt;svg xmlns="http://www.w3.org/2000/svg" width="13" height="13" viewBox="0 0 24 24" fill="none" stroke="currentColor" stroke-width="2" stroke-linecap="round" stroke-linejoin="round"&gt;&lt;path d="M10 13a5 5 0 0 0 7.54.54l3-3a5 5 0 0 0-7.07-7.07l-1.72 1.71"&gt;&lt;/path&gt;&lt;path d="M14 11a5 5 0 0 0-7.54-.54l-3 3a5 5 0 0 0 7.07 7.07l1.71-1.71"&gt;&lt;/path&gt;&lt;/svg&gt;&#10; &lt;span&gt;あわせて読みたい&lt;/span&gt;&#10; &lt;/div&gt;&#10; &lt;div class="blog-card-title"&gt;AWSの真の売り物：責任幻想モデル&lt;/div&gt;&#10; &lt;div class="blog-card-url"&gt;/aws-model/&lt;/div&gt;&#10; &lt;/div&gt;&#10; &lt;div class="blog-card-thumbnail"&gt;&#10; &lt;img src="https://hack-le.com/images/uploads/2025/10/output-5.webp" alt="AWSの真の売り物：責任幻想モデル" loading="lazy" /&gt;&#10; &lt;/div&gt;&#10; &lt;/a&gt;&#10;&lt;/div&gt;&#10;&#10;</description></item><item><title>マイナポータルで転出届</title><link>https://hack-le.com/tenshutsu/</link><pubDate>Mon, 08 Jun 2026 11:44:27 +0900</pubDate><guid>https://hack-le.com/tenshutsu/</guid><description>&lt;p&gt;マイナンバーカードがあったら、マイナポータルから転出届が出せる。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;&lt;img loading="lazy" sizes="(max-width: 767px) calc(100vw - 30px), (max-width: 1023px) 700px, (max-width: 1279px) 950px, 1232px" src="https://hack-le.com/images/uploads/2026/06/image.png"&gt;&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;ただし転出だけで転入は来庁が必要らしい。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;&lt;img loading="lazy" sizes="(max-width: 767px) calc(100vw - 30px), (max-width: 1023px) 700px, (max-width: 1279px) 950px, 1232px" src="https://hack-le.com/images/uploads/2026/06/image-1.png"&gt;&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;まぁ転出だけでもよしとしよう。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;引っ越しから手続きを始めると、例によって暗証番号地獄になりつつも、まぁ役所で住所と名前を親の仇のように何度も書きつけるよりは楽かもしれない。なぜか「準備のため」という名目で来庁予定日、来庁予定場所まで入力させられるが絶対なにもしないだろ。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;来庁予定の場所とか知らねぇよと思ったが、AIに最寄りの駅を言って一番近い役所を聞いたら教えてくれた。こういう時のAIは有能。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;適当に書いていったら申請完了。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;&lt;img loading="lazy" sizes="(max-width: 767px) calc(100vw - 30px), (max-width: 1023px) 700px, (max-width: 1279px) 950px, 1232px" src="https://hack-le.com/images/uploads/2026/06/image-2.png"&gt;&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;その後は例によってステータス画面で申請の処理ステータスが確認できる。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;転出だけとはいえ、転出届は忘れたまま転出先に引っ越してしまうことなどもあるので、オンラインで完結できるようになったのはよかったかもしれない。&lt;/p&gt;&#10;</description></item><item><title>遠方の戸籍謄本をコンビニで取得する</title><link>https://hack-le.com/kosekitouhon/</link><pubDate>Fri, 05 Jun 2026 10:44:54 +0900</pubDate><guid>https://hack-le.com/kosekitouhon/</guid><description>&lt;p&gt;人生のイベントの中でたまに戸籍謄本が必要になることがある。そもそも本籍がどこだったか思い出すところから始まるが、ここでは本籍はわかっていたとして、現住所と全然違うところにある戸籍謄本を取得する。まぁ最寄りの役所までいけば請求は可能なので、役所が近くにあるならそれでよし。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;しかし現在はコンビニ交付もある。なんでもありすぎだろコンビニ。ただ確認すべきことがいくつか。&lt;/p&gt;&#10;&lt;ol&gt;&#10;&lt;li&gt;自治体が対応していること（自治体サイト見ればかいていると思う）&lt;/li&gt;&#10;&lt;li&gt;マイナンバーカードが必要&lt;/li&gt;&#10;&lt;/ol&gt;&#10;&lt;p&gt;マイナンバーカードは思想信条により持っていない人もいると思うが、その場合は大人しく窓口or郵送となる。窓口での対応は法的に定められているので大丈夫なはず。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;さてコンビニ交付だが、まず自治体が対応しているか調べる必要がある。だいたい自治体サイトでやっているのではなかろうか。たとえば僕の本籍がある京都市は「&lt;a class="link" href="https://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/page/0000145604.html" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;京都市：窓口での戸籍関係証明書の請求について&lt;/a&gt;」「&lt;a class="link" href="https://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/page/0000252711.html" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;京都市：コンビニ交付サービス（住民票、戸籍に関する証明）について&lt;/a&gt;」に情報がある。行政としても、省人化に寄与するコンビニ交付は積極的にやっていきたいはずなので、まぁだいたい対応しているんじゃなかろうか。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;そして手順だが、なんと&lt;strong&gt;まず交付の申請をするところから始まる&lt;/strong&gt;。どうしてそういうことするの？&lt;strong&gt;さらに申請の承認に一週間ほどかかる、などと脅してくる&lt;/strong&gt;。戸籍謄本が急遽必要になったときなどには間に合わない可能性があり、そうすると結局役所しかない。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;また、手順はPC＋カードリーダまたはコンビニ端末で申請の二通りなのだが…。PC使ってやるのはやめておいたほうがよさそうに思った。なんだか異様に煩雑である。コンビニで頑張ってボタンポチポチしたほうがよい。どうせ一度は取りにいくのだし、一度も二度も対して変わらない。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;それでコンビニで交付の申請をすると、申請書の印刷ができる（10円）。番号があるので、Webサイトでその番号を入力すると、申請のステータスの確認が可能だ。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;ちなみに僕の場合は、&lt;strong&gt;水曜日の18時頃に申請して、翌々日金曜日の朝確認したら、ステータスが完了になって戸籍謄本を取得できた&lt;/strong&gt;。実際一週間本当にかかるケースは稀なのだと思う。まぁこの手のやつは相当余裕をもった長めの期日を言ってくるのはいつものこと。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;ということで、遠方の戸籍謄本の取得については以下のようにまとめられる。&lt;/p&gt;&#10;&lt;ol&gt;&#10;&lt;li&gt;住んでいるところの窓口でももらえる&lt;/li&gt;&#10;&lt;li&gt;コンビニ交付もある。多分対応していると思うが要確認。またマイナンバーカード必須&lt;/li&gt;&#10;&lt;li&gt;コンビニ交付は申請から始まり、一週間かかると脅してくるが多分そんなにかからない&lt;/li&gt;&#10;&lt;/ol&gt;&#10;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;便利なのか不便なのかよくわからないが、まぁ戸籍自体が近代社会的には不合理なものなので、そういうものかもしれない&lt;/strong&gt;。これを言うと怒る人はいるかもしれないが…別に僕は戸籍自体には否定的ではなく、ただその仕組みはいわゆる近代的な合理性とは別軸なんじゃない、というだけだ。僕は近代的な合理性を唯一の絶対正義と思っていない。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;そこにザ・現代というのか、マイナンバーカードが絡んでくると、奇妙な感じはする。思想信条的な側面で引っかかる人もいるだろう。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;個人的にはそこまで強い思想はないので、まぁ取り寄せられたらなんでもいいよと思って手続きを進めたが、戸籍謄本を見ると、思うところはないでもない。上の姉二人は結婚したので抜けており、僕一人取り残されている。僕は末代であることだなぁという事実を突き付ける証明書なのだが、少し目を瞑りたくなったのは、歳をとったからかもしれないし、考え方が昔と変わったからかもしれない。&lt;/p&gt;&#10;</description></item></channel></rss>