<?xml version="1.0" encoding="utf-8" standalone="yes"?><rss version="2.0" xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom"><channel><title>政治 on 或る阿呆の記</title><link>https://hack-le.com/tags/%E6%94%BF%E6%B2%BB/</link><description>Recent content in 政治 on 或る阿呆の記</description><generator>Hugo -- gohugo.io</generator><language>ja</language><lastBuildDate>Wed, 28 Oct 2026 18:29:49 +0900</lastBuildDate><atom:link href="https://hack-le.com/tags/%E6%94%BF%E6%B2%BB/index.xml" rel="self" type="application/rss+xml"/><item><title>元首相の訃報を聞いて</title><link>https://hack-le.com/fukuda-fuhou/</link><pubDate>Fri, 30 Oct 2026 00:00:00 +0900</pubDate><guid>https://hack-le.com/fukuda-fuhou/</guid><description>&lt;p&gt;福田康夫元首相の訃報を聞きました。享年90とのことで、大往生ですね。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;政治家は長生きな人が多い気がします。ストレスフリーの仕事には見えないし、やっぱり生命力が違うのかな。あるいはトータルで見れば少なくとも実権握っているだけあって報酬のほうがでかいのか。それとも図太いのか。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;福田元首相についていえば、政治家としては割と繊細そうには見えました。とりあえず思い出したのはミームにもなった迷言「あなたとは違うんです」。名誉か不名誉かで言えば不名誉な部類かなぁと思いますけれど、しかし若干の愛着もあるような感じのミームだったと思います。２ちゃんねるの勢いがまだ残っていた時期ということもあり、AAも流行っていました。けれど、特にバカにされていたとか、嫌われていたというような印象はないですね。ガースーなんかもそうですが、愛称ってそういうもんです。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;そういう微妙な機微は今の社会からは失われつつある気もします。道徳的な二元論になりがちというかな。実際このニュースについても、SNSなんか見ると強い感情（意味深）を発露する人もいるわけですが、それに対して「故人になんてこというんだ人でなし」みたいなのもあったりします。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;個人的にもまぁ、死人に言うことではあるまいと思う一方、政治家ってのはそういう仕事だろう、とも思います。特に時の宰相ともなれば影響力は大きく、その政治的決断によって生活が激変した人も、なんなら生死に関わった人もいるでしょう。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;私としても、生前の栄誉を称賛するような気分にはなりません。また、もとより御冥福をお祈りいたしますのような定型句を言うのは、儀礼的なふるまいが大事だという考えもありますが、私は何も言っていないのと同じでは？と思う性質なので、儀礼的な場でない限り言いません。少なくともネットは儀礼の場ではないと思います。なので、その代わりに思い出を語るわけです。その語られ方は親しい人、直接知らないが尊敬する人、しない人、それぞれ変わりますね。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;その中でも激しく憎んでいる人の場合、私は社会的な良識よりも自分の感情を優先するものと思います。ま、実際には今のところ訃報を聞いた時に最後の痛罵をするだろうとまで思われる人は幸いなことに（？）いないんですが、今後どうなるかはわかりません。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;そんな感じなので、かつて絶大な権力を得た政治家に対して、社会的な良識を超越する激しい感情を伴うことは理解できます。まぁ実際は、別にそこまでの感情があるわけでもなく、単に人の死に対する実感がないだけ、という可能性もありますが…。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;ま、有名人の訃報についてお悔やみの言葉以外は不謹慎だ、というのもそれはそれで極端かなぁと思いますし、特に政治家、まして総理大臣まで経験したとなれば、そりゃ最後まで色々言われるでしょう。最後の仕事とすら言えるかもしれません。なんならこれからも……言われるかな？言われる方が華かもしれませんね、政治家の場合。あなたとは違うんです。フフン。&lt;/p&gt;&#10;</description></item><item><title>ネットで政治のために他人の人生を利用しようとする人</title><link>https://hack-le.com/net-seiji/</link><pubDate>Sun, 06 Sep 2026 00:00:00 +0900</pubDate><guid>https://hack-le.com/net-seiji/</guid><description>&lt;p&gt;&lt;strong&gt;政治に無関心な国民が無能な政治家を生む&lt;/strong&gt;、のような言説をSNSではよく見聞きします。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h2 id="国民と政府の関係古今東西"&gt;国民と政府の関係古今東西&#10;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;調べると&lt;strong&gt;松下幸之助の「民主主義国家においては、国民はその程度に応じた政府しかもちえない」という言葉&lt;/strong&gt;が多く出てきます。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;さらに見ていくと、なんかフランス革命時代のサヴォアの思想家・外交官ジョゼフ・ド・メーストル(1753-1821)とかGeminiに紹介されました。「&lt;strong&gt;あらゆる国民は、自らにふさわしい政府を持つ&lt;/strong&gt;」というようなことを言っていたとのことです。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;これは現代の文脈だと民主主義的な戒めとして飛びつきたくなるようような言葉ですが、この人はゴリゴリの反革命思想だったようです。なので、松下幸之助のような意図で言っていたはずはないですね。正直Geminiがなんでこのひとを引き合いに出したのかは謎なのですが、思想の源流を辿っていくと一つ確かにあるのでしょう。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;まぁ関係の有無は別に、&lt;strong&gt;政治体制によらず、「国民の程度が政治の程度」は国家を語るうえで出てくる考え方なのだと言える&lt;/strong&gt;、のではないでしょうか。もう少し言えば、&lt;strong&gt;絶対王政だろうが帝国主義だろうが民主主義だろうが社会主義だろうが共産主義だろうが、その政府と国民の程度は強い相関がある&lt;/strong&gt;、まぁ結局それを言い換えるとジョゼフや松下幸之助の言葉、そしてSNSでよく見られるようなツイートになるのだと思います。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;この考え方について、道徳的な弾劾は可能だと思うのですが（たとえば独裁政権の貧困国でもそうだというのか、など）、ここではそれについては深入りせず、とりあえず日本を始めとする近代国家において、私は特に否定するところはないというか、まぁそうだろうなぁと思う程度です。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h2 id="政治に関心を持とう論の遠く希望的なリターンと確実で現実的なコスト"&gt;政治に関心を持とう論の遠く希望的なリターンと確実で現実的なコスト&#10;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;ここから踏み込んで、 &lt;strong&gt;「政治の程度は国民の程度、だからもっと政治に関心を持とう」までがしばしばワンセット&lt;/strong&gt;になります。それは直接的にそう書かれていることもあれば、直接書かれてはいないが文脈上そう読むのが妥当な流れ、まで様々ですが、特に意味もなくボヤキのように国民と政府の関係を独りごちる人はあまり多くありません。&lt;strong&gt;たいていは、何かしら説得や啓蒙の意図があります&lt;/strong&gt;。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;別にいいのですが、一点気にかかることがあります。&lt;strong&gt;政治的な活動やその思想信条を表明したり現実の行動に移したりすることは、それがたとえちょっとしたものであっても、基本的にはリスクとコストがある&lt;/strong&gt;、ということです。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;さらに、&lt;strong&gt;そのリターンはあまりにも自分という存在にとって遠い、個人にとってはその成果を身近のもの、自分のものと感じるには、あまりにも大きすぎる社会的な活動である&lt;/strong&gt;、ということも考慮に入れたいところですが、そのリターンの遠さが、人によってはむしろ魅力に見える、ということはあるかもしれませんね。誰だって給与のためより世界平和のために生きたいでしょう。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;しかしその&lt;strong&gt;大きく遠大で希望的なリターンに対し、コストはどこまでも具体的で身体的で泥臭く確実なもの&lt;/strong&gt;です。たとえそれが「政治的なツイートにいいねする」というささやかなものであっても、Xの邪悪なアルゴリズムは即座にそれを掴み、感情揺さぶる似たような政治的ツイートと美容広告で溢れたタイムラインに仕立てあげ、あなたのアテンションを根こそぎ奪いにきます。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;自然あなたのツイートは政治的になり、過激になり、攻撃的になり、アルゴリズムの解析するあなたの立ち位置は、もといた座標から少しずつずれていきます。座標は固まっているほうがアルゴリズムもやりやすい。広告的な意味で。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;それはコストです。そして、予期せぬ事態を呼び込むリスクにもなります。その自覚はどれだけあるものでしょうか。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h2 id="いいねも政治活動"&gt;いいねも政治活動&#10;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;恐らく、&lt;strong&gt;政治活動というのが現実の生活上でのみ成り立つものであった場合は、良くも悪くも目立ちますので、そのコストとリスクは意識せざるを得ないもの&lt;/strong&gt;であったと思います。それに多分、どうしても、呼びかける側も相応の責任を感じる&lt;strong&gt;双方向的な構造&lt;/strong&gt;になるんじゃないでしょうか。それが&lt;strong&gt;SNSにおいて、非常に一方的かつ軽く見えづらくなりました&lt;/strong&gt;。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;とはいえ、たしかに、&lt;strong&gt;SNSでの活動は軽い反面、案外影響力があります&lt;/strong&gt;。ある批判的なツイートが万バズして、それに慌てた批判された側が態度を一変し平謝りする、という光景は日常的になりましたし、そこには一種の痛快さがあります。拍手喝采する人あれば、逆に、そんなことで謝る必要はなかった、毅然としているべきだったと嘆く人も。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;いずれにせよ、&lt;strong&gt;ツイートは現実世界に影響を及ぼし、この閉塞感のある現代社会の中で、我々が少しでも参加したと実感できて現実的に可能な、数少ない活動&lt;/strong&gt;なのだと思います。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;しかし&lt;strong&gt;その活動はあくまでも、アルゴリズムの海に数字として溶け込むこと&lt;/strong&gt;です。だからこそ気軽である反面、どうしたところで、ただの数字です。&lt;strong&gt;そこには誰もいません&lt;/strong&gt;。&lt;strong&gt;あなたさえも、いません&lt;/strong&gt;。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;その数字になるために、コストを払い、リスクが生じます。それはあまりにも小さすぎて意識しづらいのですが、時間をかけて積み重ねていったとき、きづくと、&lt;strong&gt;明確なコストを払っていたことを、経過した時間と変わり果てたタイムラインやFFを見て気づく&lt;/strong&gt;ことになります。また、生じたリスクのいくつかは顕在化したのではないかと疑わせます。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;そのとき、なぜこんなコストを払ってしまったのか、と愕然とすることは、不幸なことです。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;人に政治を勧める人は、そのリスクとコストを背負ってくれと訴えていることを自覚してほしいし、またそれを聞く人も、そのリスクとコストを認識しなければ、そのうちにタイムラインを見てウンザリするようになるでしょう&lt;/strong&gt;。なりました。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;まぁ、ウンザリで済むなら、多分まだ良いほうなのですが…。&lt;/p&gt;&#10;</description></item><item><title>氷河期世代と雇い止めと自己責任論について今更考える</title><link>https://hack-le.com/yatoidome/</link><pubDate>Tue, 25 Aug 2026 00:00:00 +0900</pubDate><guid>https://hack-le.com/yatoidome/</guid><description>&lt;p&gt;最近Xの邪悪なアルゴリズムにのまれている自覚あるので、「氷河期世代」などいくつかの燃えるワードをミュートキーワードに入れました。ただそういうわかりやすいキーワードのないものはすり抜けるのですが、まぁ全部が全部別に邪悪でもないので、興味深いものがあればそれについては考えます。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;で、&lt;strong&gt;今回流れてきて目を引いたのは、みんな大嫌い「雇い止め問題」&lt;/strong&gt; です。そういえば雇い止めって、ちゃんと考えたことありませんでした。なので、この問題は結局なんなのだろうと、ぼちぼち考えておりました。なんか引っかかったんですね。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;なお最初にいいますと、私自身はリーマン・ショック世代です。氷河期パイセンのあれこれは当時参考にして、今なにが起きていたのかを知りました。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h2 id="雇い止めとはなんだったのか"&gt;雇い止めとはなんだったのか&#10;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;まず、&lt;strong&gt;この雇い止めは、みんな大嫌い竹中平蔵による派遣拡大、からのリーマン・ショックで話題になった派遣切りの反省から、派遣を長く続けたら正規雇用にするみたいなことを期待して、期間の上限を定めたもの&lt;/strong&gt;です。具体的には2013年の法改正で上限5年、2015年の法改正で上限3年とされました。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;結果は、皆さんご存知雇い止め&lt;/strong&gt;です。上限期間がくる直前で契約を終了するというものです。それはそうでしょう。ここでもし、直前にやめるのはダメといっても、では直前とはいつですかと前倒しになるだけです。実態を問う場合は司法に出なければならず、「弁護士と一緒に外形を完璧に整えた企業vs雇い止めされて明日の賃金が払われない個人」の長き消耗戦が始まります。これでは現実として機能しません。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;結局、&lt;strong&gt;企業側に「人を減らしたい」という必要があり、しかし解雇するのが難しければ、これから入るひとを減らすしかない、調整弁にできる派遣・非正規を増やす、という帰結になる&lt;/strong&gt;かと思います。まぁ結局、&lt;strong&gt;法律はカウントダウンのタイマーにしかならなかった&lt;/strong&gt;わけですね。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h2 id="雇い止めを防げた論のたられば"&gt;雇い止めを防げた論のたられば&#10;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;ここから「たられば」で、こうしていれば防げたのではないか説について考えてみます。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h3 id="雇い止めを実態レベルで防ぐ仕組みがあればいいんだ論"&gt;雇い止めを実態レベルで防ぐ仕組みがあればいいんだ論&#10;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;まず&lt;strong&gt;雇い止めの実態が不可能になるような要件を出した場合&lt;/strong&gt;どうなるか。たとえば高額な金銭的な補償や訴えられたら秒で敗北確定演出の法的枠組みを求める、とかですかね。これは経済的なインセンティブがなくなるのと同義なので、&lt;strong&gt;企業は結局回避策を求めるか、そもそも雇うのをやめたり、名ばかり事業主のような別の問題の温床となるかと思います（名ばかり事業主問題はもう起きてますね）&lt;/strong&gt; 。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;なので根本的な解決にはならないでしょうが、&lt;strong&gt;今よりは多少マシだったのでは？という程度の補償を課すことは可能だったかも&lt;/strong&gt;しれません。しかしその額は存在するかもしれませんが、ここだと決めるのは実務上難しいでしょうし、&lt;strong&gt;本質的には「雇い止め価格の提示」&lt;/strong&gt; 以上になりません。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h3 id="そもそも派遣の拡大がおかしいんだ論"&gt;そもそも派遣の拡大がおかしいんだ論&#10;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;そもそも&lt;strong&gt;雇い止めが社会問題になるような状況になるのがおかしい、非正規雇用の条件自体が厳しくて然るべきだ論&lt;/strong&gt;も考えられます。これは一つ理屈だと思います。ただしその場合、企業は雇用自体を諦めるか、やはり名ばかり事業主に帰結することになるでしょう。つまり&lt;strong&gt;失業率の高止まりか、小規模経営体の増加です&lt;/strong&gt;。市場全体は非効率で停滞すると思います。ただ間違えているとは言えない、とも思います。&lt;strong&gt;非正規のコストを上げろ系は全部これ&lt;/strong&gt;です。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;失業率の高止まりも個人事業主爆増も、政治的には困るので選ばれなかった&lt;/strong&gt;、ということでしょうかね。その結果が小泉改革。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h3 id="正社員を解雇できればいいんだ論"&gt;正社員を解雇できればいいんだ論&#10;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;あとは、&lt;strong&gt;そもそも正社員を解雇できればいいんだ論&lt;/strong&gt;ですね。これは非常に抜本的な資本主義的な解決だと思います。資本主義的にはこれが正しい、じゃないでしょうか。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;ただし、その必然として雇用は不安定化します。なので&lt;strong&gt;既に正社員の人、これから正社員になれると思っている人からは猛反対をくらいますので、政治的に難しかった&lt;/strong&gt;ということになりますでしょうか。ジョブ型にすればいいんだ論はこれの亜種だと思います。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;ま、とどのつまり、&lt;strong&gt;実態として解雇が難しい、正社員で雇うことに恐怖がある、一方で市況は変わるので雇用の調整弁は必要、という条件が揃っている以上、形式的に何をどうしたところで、実態としての雇い止めに類することは起きる&lt;/strong&gt;ということですね。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h2 id="どうにもならなかった"&gt;どうにもならなかった？&#10;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;雇い止めというか、氷河期世代の根本を辿ると、市況の変化による痛みを誰がどう引き受けるのか&lt;/strong&gt;、にありました。ここで、氷河期世代の形成にはいくつかのキーとなる層があります。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;まず、&lt;strong&gt;既得権益になるのは従来の正社員と、また正社員になった当事者、あるいはこれからなれると期待するもの&lt;/strong&gt;です。ここで、彼らが自分から痛みを引きうける直接のメリットはないので、ここは基本的に抵抗勢力になるのが自然と思います。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;次に&lt;strong&gt;企業で、これは窓際族よりは若者のほうが欲しかったのではないかと思いますが、それが自社利益のためでは、重い解雇規制に逆らうだけの倫理を持ちませんので、難しかった&lt;/strong&gt;のでしょう。そもそも構成員自体は正社員ですし。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;次に&lt;strong&gt;政府ですが、これも正社員全員を敵に回す胆力は持ちえません&lt;/strong&gt;。であれば、政治的に弱小である若者に痛みを押し付けるほうが政治的には楽です。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;最後に当時の若者、つまり当事者ですが、これはまず力がありませんので、政治的な必然として氷河期にはなります。ただその後として、彼らは特に社会と戦うようなことはありませんでした。どちらかというと、&lt;strong&gt;当時流行していた自己責任の価値観を強く内面化し、自分にも他人にも、うまくいかないことについて当人の責としたのではないでしょうか&lt;/strong&gt;。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;このようにしてみると、&lt;strong&gt;当事者でありもっとも不利益を被ったはずの若者がなんで唯々諾々と結果を受け入れたのか？&lt;/strong&gt; となります。これは不思議なんですが、氷河期とZの狭間の世代で、他責にするなと言われ続けた最後の自己責任世代の私には、なんとなくわかるような気もします。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;それが当時の規範であったという以上に、個人にとっても、&lt;strong&gt;社会のせいではなく自己責任だと考えたほうが楽だ、という面&lt;/strong&gt;がありました。だって社会のせいだと、それはどうにもならないでしょう。でも自分のせいならなんとかなるかもしれない。まぁこれはおかしいんですけどね。リーマン・ブラザーズの倒産はどう考えても私のせいではありません。当時の強欲エリートのせいです。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;まぁさすがに、&lt;strong&gt;氷河期世代の不遇が可視化されたからか、現在では自己責任ではなかった、社会の責任だった、という声が強くなっている&lt;/strong&gt;ように思います。ま、それはそうなんじゃないですか。氷河期世代爆誕の原因にはバブル崩壊や日本の社会制度がありますが、どう考えてもそれは氷河期世代の責任じゃないです。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h2 id="自己責任論の本当の問題点はなにか"&gt;自己責任論の本当の問題点はなにか&#10;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;まぁ氷河期世代は自己責任ではない、は別にそのとおりなのでいいと思うんですけれど、SNSを見ていると、ちょっと危うい、とも思いました。というのも、&lt;strong&gt;社会の責任だから社会がなんとかすべきだ、となっている人が多いように見受けられる&lt;/strong&gt;んですよね。これは、&lt;strong&gt;我々が強く内面化されてきた誤った自己責任論の完全な延長&lt;/strong&gt;です。というか&lt;strong&gt;同じです&lt;/strong&gt;。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;自己責任論の問題としてよく言われることは、自分の責任じゃないことまで自分のせいだと背負い込む、なんなら他人にまでその姿勢を求めてしまう点だと思います。でも本当の問題はそこじゃありません。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;我々の内面化された奇妙な自己責任論の本当の問題は、自己責任であることと、その結果を引き受けなければならないのが自分であるかどうかは、現実として別だと認識しないことです。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;責任の主体と結果を引き受けるものが同一であるというのは、倫理的な規範であって、なんならだったらいいのになぁという願望に過ぎないのであって、現実ではありません&lt;/strong&gt;。&lt;strong&gt;現実では、責任なんか一切ないのにひどい目にあうことのほうが多い&lt;/strong&gt;ものです。またその逆に、&lt;strong&gt;極めて重い責任があるはずなのに、一切まったくなんにも結果を引き受けない、というエラいということになっている人たちも、たくさんいる&lt;/strong&gt;ではないですか。え、これ実例あげないといけませんか？&lt;/p&gt;&#10;&lt;h2 id="自責も他責も現実と関係ない"&gt;自責も他責も現実と関係ない&#10;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;私は自責とか他責とかいうのが嫌いです。&lt;strong&gt;責任の所在がどこにあろうと、現実自体は何も変わらないんだから、まず現実をどうにかするのが先だ&lt;/strong&gt;、と身に沁みているのがあります。現実の対応のために、原因の推定をして、それが自責と他責の配分を決めることにはなるのですが、&lt;strong&gt;責任の配分は単に結果であって、自責だからいい、他責だからだめ、とはなりません&lt;/strong&gt;。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;そもそも&lt;strong&gt;責任が誰にあろうが、一番痛いのはだいたい責任者じゃありません。現場の当事者です&lt;/strong&gt;。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;だから&lt;strong&gt;誰が悪いだのなんだのは本当にくだらないと思いますし、世の中を何も良くしないと思います&lt;/strong&gt;。それはせいぜい保険の補償と裁判の量刑を決めるためのものです。&lt;strong&gt;事後のケジメであって、現実に起きたことを戻しません&lt;/strong&gt;。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;ですので、&lt;strong&gt;責任の配分について考えることも自分の人生にとっては必要かもしれませんが、現実を一切変えない、ということは、これは単に事実なので、認識する必要がある&lt;/strong&gt;と思います。雨が降った原因と責任の所在を考えるより、雨を凌ぐ手段を探すのが先です。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;これは&lt;strong&gt;他人のせいで困っていても他人は助けにきませんということになるので、非常に救いがない&lt;/strong&gt;んですが、現実なので仕方がないと思います。&lt;strong&gt;お前のせいだと正論を叫びながら死ぬのが、一番阿呆らしい&lt;/strong&gt;じゃないですか…。&lt;/p&gt;&#10;</description></item><item><title>女性限定研修は差別か否か</title><link>https://hack-le.com/joseigenteikenshu/</link><pubDate>Sun, 16 Aug 2026 00:00:00 +0900</pubDate><guid>https://hack-le.com/joseigenteikenshu/</guid><description>&lt;p&gt;なんかまた男女論で燃え上がりそうなニュースがトレンドになっていた。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;&lt;a class="link" href="https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN210FA0R20C26A7000000/?n_cid=SNSTW001&amp;amp;n_tw=1786042882" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;女性限定研修は「男性差別」 米国の反DEI訴訟、キリン子会社が矢面 - 日本経済新聞&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;内容については例によって会員限定なので全然読めないのだが、まぁだいたいタイトルとおりであろう。この件の詳細は下記記事が参考になった。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;&lt;a class="link" href="https://note.com/hirokimiyano/n/n91cd1f39ea6c" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;女性限定研修が「男性差別」になる日 米国の反DEI訴訟が日本企業に突きつけたもの｜宮野宏樹&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;日経新聞より詳しいのでは…？&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;まぁ超ざっくり言うと、&lt;strong&gt;これまでずっと女性差別の構造があったから女性限定は当然だよね企業も自主努力しろよなで全米一丸となってやってきたはずなのに2023年くらいからなんかすげぇ梯子外してるらしいじゃん&lt;/strong&gt;っていうことらしい。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h2 id="アメリカの反転"&gt;アメリカの反転&#10;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;さて、本件についてSNSでは例によってみぃちゃん枠こと女子枠などを取り上げて &lt;strong&gt;「男性差別国家日本を許すな！うおおお」ということで大盛り上がり&lt;/strong&gt;なわけだが、この件だけだと、ぱっと思いつく限り以下2点の反論は論理的にあるような気がした。&lt;/p&gt;&#10;&lt;ol&gt;&#10;&lt;li&gt;小日本は大米帝国と違ってクソ遅れた男尊女卑国家だから女子枠は残当理論&lt;/li&gt;&#10;&lt;li&gt;人類史上最悪の差別主義者トランプが全部悪いんだ理論&lt;/li&gt;&#10;&lt;/ol&gt;&#10;&lt;p&gt;このうち、2つめのトランプが悪いんだ理論については、この流れがバイデン政権化から続いているという事実から棄却されるだろうことが、上記の参考記事からわかる。&lt;/p&gt;&#10;&#10; &lt;blockquote&gt;&#10; &lt;p&gt;この判決が2024年3月、つまりトランプ政権の発足前に確定していることです。政権交代によって突然すべてが変わったのではなく、司法の側では既に地殻変動が始まっていたということです&lt;/p&gt;&#10;&#10; &lt;/blockquote&gt;&#10;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;確かにトランプ政権の影響はあるだろうけれども、大きな流れはもっと前からあった&lt;/strong&gt;、ということで、これはそうだろう。本件も発端は2024年9月のフォーラムであるらしい（第二次トランプ政権爆誕は2025年1月）。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;実際、トランプがあって今のアメリカがあるのではなく、今のアメリカがトランプを産んだと見るべきなので（少なくともアメリカを民主主義国家だと思っているならば）、&lt;strong&gt;トランプが悪いんだ理論はこれに限らず因果関係が逆転している&lt;/strong&gt;と思う。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h2 id="日本は反転する"&gt;日本は反転する？&#10;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;しかし、もう一つの&lt;strong&gt;日本は遅れているから残当理論については、米帝大正義主義者からしても女子枠は論理的に正当化できる&lt;/strong&gt;ように思える。クソ日本はみんな大好きジェンダーギャップ指数でもクソの極みなんだからアメリカと違ってもっと努力が必要なんだ理論である。上の参考記事においてもこの理論に触れているが特に棄却されていないようだ。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;これについて、うるせぇこっちの二大トップはSANAEとYURIKOだMAGAは教会でトランプのY染色体崇めてろという反論は可能かもしれないが、あまり有効ではない気もする。欧米主観のジェンダーギャップ指数自体がクソゴミなんだ国連様のジェンダー不平等指数は20位だぞ20位みたいな反論もあり、これは論理的に有効な気もするが、知名度が皆無なので実際的には無効である。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;しかしまぁ、&lt;strong&gt;指標の取り方一つでこんだけ変わるところ、政治的な事情で情勢が180度ひっくり返ることを見ても、とどのつまりこんなものはその時々の政治的なパワーゲームに過ぎない、ということは確か&lt;/strong&gt;だろう。本質的には猿山の縄張り争いであって、クソどうでもいいことだと思う。しかし猿たる僕らの生活に大きく影響するので無視できないものの、まぁ&lt;strong&gt;アメリカ様がこういう流れなんだから、植民地である我ら日本にも遠からず影響は及ぶであろう&lt;/strong&gt;、というのは言えるのではないか。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;まぁ連中がどうあろうと、小市民としては、時代に流されず己の市民感覚を信じて、真面目な仕事に励んだほうが甲斐があるのは、違いない。&lt;/p&gt;&#10;</description></item><item><title>天安門を魔除けにした東大教授が三連休をいただく</title><link>https://hack-le.com/tenanmon/</link><pubDate>Fri, 07 Aug 2026 00:00:32 +0900</pubDate><guid>https://hack-le.com/tenanmon/</guid><description>&lt;p&gt;ちょっとおもしろいニュースがあった。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;&lt;a class="link" href="https://mainichi.jp/articles/20260804/k00/00m/040/209000c" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;東大、60代教授を懲戒処分 サイトに中国から閲覧しにくい細工 | 毎日新聞&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;はえー、そんなことあったの。&lt;/p&gt;&#10;&#10; &lt;blockquote&gt;&#10; &lt;p&gt;東大では2024年、大学院の入試関連サイト内に「六四天安門」という文字列が埋め込まれた問題が表面化。政府関係者によると、処分理由となったのはこの問題という。文字列により、中国人留学生が入試情報を見られなかった可能性がある。&lt;/p&gt;&#10;&#10; &lt;/blockquote&gt;&#10;&lt;p&gt;天安門ｗｗ毎日新聞の記事だが、実際スクープしたのも毎日だった模様。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;しかし2年前か。随分時間かかったな。そしてその結果が&lt;/p&gt;&#10;&#10; &lt;blockquote&gt;&#10; &lt;p&gt;26年7月29日付で出勤停止3日の懲戒処分にした&lt;/p&gt;&#10;&#10; &lt;/blockquote&gt;&#10;&lt;p&gt;ただの三連休ｗ&lt;/p&gt;&#10;&lt;h2 id="技術的な話として"&gt;技術的な話として&#10;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;この事件の背景として、まず技術的には中国のグレートファイアウォールの問題がある。国家によるインターネット検閲だ。中国共産党的には天安門事件はなかったことになっているので、この文字列は国家レベルで粛清の対象となっている。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;それを逆手に取って、&lt;strong&gt;ネットだと天安門は書いておけば中華スパムが消える魔除けの言葉として信じられている&lt;/strong&gt;。もはや政治的イシューを超えて独り歩きしている感もあるが、平文の通信でグレートファイアウォールを通じたリアルタイムフィルタリングしているわけではない以上、悪霊退散のごとく言えば即座に中華スパムが消え去るものでもない。しかしWebサイトの場合、せこせこと中華クローラが頑張って登録して、かつ中国国内から真正直にアクセスすることを考えると、一定の効果はある、かもしれない。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;とはいえ&lt;strong&gt;そもそも留学予定の人はフツーにVPN使ってそうなので、実態としての効果があるかは疑わしい&lt;/strong&gt;。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h2 id="現場は困っていたか"&gt;現場は困っていたか&#10;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;まぁ実態として効果があったのかは疑問としたうえで、たとえ効果があったとしても、&lt;strong&gt;正直留学生は困っていなかった、なんなら助かっていたと思われる&lt;/strong&gt;。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;これは日本国内の日本人の就活でも同じ事が言える。性別や年齢など属性によるフィルタが本当はあるが、それを言ってはいけないことになっているので、書類選考や面接はするものの、謎の理由で落とされる、というのは現実にある。経営者はもちろん応募者も誰も得しない。差別だから言ってはいけないと決めた人は正義執行で気持ちいいかもしれないが、現場はなにも変わらない。（まぁそれで次に形式的に数を合わせろと言い始めるのだが…）&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;留学生としても、数多ある研究室の中でもわざわざ歓迎していない研究室を選ぶ理由はなく、正直嫌ならそう書いておいてくれたほうが助かるだろう。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;つまり技術的には実効性から怪しいが、効果があったとしても困らない。&lt;strong&gt;平たく言えば現場は誰も困っていない&lt;/strong&gt;。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h2 id="形式論として"&gt;形式論として&#10;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;そんなことが問題なのではなく、&lt;strong&gt;排外的な意図のある行為を東京大学の教授がしたことが問題なのだ、という向き&lt;/strong&gt;もある。これは確かに理念・形式の観点から問題といえるかもしれない。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;しかし一方で、&lt;strong&gt;それを言うならば、大元である中国共産党が検閲をしていることについて不問に付すのは問題ないのか、という疑問も生じる&lt;/strong&gt;。形式的には、「そもそも中国は検閲をしていない。この教授は単におまじないを信じて実行しただけだが、それ自体が失態だ」という体裁は取れるかもしれないが、さすがに苦しい。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;なので、処分する以上、大学は中国共産党による検閲の実態を認めたうえで処分となるわけだ。その結果が懲戒免職という名の三連休なのだが、なんだか&lt;strong&gt;関係者全員の煮詰まった気持ち&lt;/strong&gt;が感じられる。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;まず検閲の主体たる中国共産党にとっては「天安門と書いていた」と大騒ぎになること自体が一番嫌なのであって、手のこんだ嫌がらせを受けている気分と思われる。日本政府としても、中国も大学もできれば介入したくない面倒な相手だ。東京大学としても、明らかに学問の自由に反する大いなる存在を放置して末端の職員を処分するのかと言われると面倒臭い。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;その結果が&lt;strong&gt;体裁だけの処分の手続きで、あとは風化を待つのみ&lt;/strong&gt;、ということになったのだろうか、などと邪推する。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h2 id="面倒である"&gt;面倒である&#10;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;面倒くさい世の中になった。&lt;/p&gt;&#10;</description></item><item><title>消費税をもっともフェアで合理的だと思っていた時期が、俺にもありました</title><link>https://hack-le.com/shouhizei-fair/</link><pubDate>Sun, 02 Aug 2026 00:00:00 +0900</pubDate><guid>https://hack-le.com/shouhizei-fair/</guid><description>&lt;p&gt;最近ようやく、やるやる詐欺だった消費税減税について進展が見られた。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;&lt;a class="link" href="https://news.ntv.co.jp/category/politics/90a28f30d26b498288982da6db08eb96" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;【速報】飲食料品の消費減税 来年4月から2年間、税率1％に引き下げる方針固める（2026年7月27日掲載）｜日テレNEWS NNN&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;これは最近の支持率低下と無関係ではないだろう。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;&lt;a class="link" href="https://news.yahoo.co.jp/pickup/6589461" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;首相 支持率下落の原因分からない - Yahoo!ニュース&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;原因はわからないとしていたが、まぁわかっていたのだろう。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h2 id="支持率と消費税の関係"&gt;支持率と消費税の関係&#10;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;まぁ、消費税減税を悲願と言って目玉の公約にして2/3という圧倒的多数の議席を攫ったにも関わらず、なぜかわざわざなんとか会議などつくって反対派の意見に耳を傾け、10年前から続くレジ改修に1年かかる論を性懲りもなく取り上げ、&lt;strong&gt;やらない言い訳づくりに邁進しておきながら、支持率低下は何故なのか？もないものだ&lt;/strong&gt;。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;その癖国旗損壊罪とかクソどうでもいいことには熱心だし。あれもまぁ色々言いたいことはあるが、とにかく規制ってやつはいいことじゃない。だいたい公約と選挙結果を見れば、どう考えても民意は国民の生活を守ることであって国旗を守ることではないのだから、やるといっていたことをやらず、その逆は熱心というのでは、逆に何を支持すればいいのか？&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;まぁ僕自身は、早々と金融所得課税増税に触れられたことで不支持になったので、いまさら何をされても不支持だから変わらない。僕は高市政権の顧客じゃない。顧客は今も支持している、支持するかもしれない人たち。彼らに公約が本当に実行されているのかをシビアに見て判断してほしいと思う。&lt;strong&gt;もうちょっと支持率下げたら未練がましく残された1%が0%になるかもしれんよ&lt;/strong&gt;。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;しかし「野党を押し切ってなんとかここまで漕ぎ着けました」って格好にされてしまってるので、「でも野党になったらそもそも減税されませんよ？いいんですか？」って居直られるとつらいところではある。選挙前には減税公約合戦だった癖に終わったら手のひら返しの野党のクソダサっぷりったらない。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h2 id="事実僕に税制を決める権限はなく政府は約束を守らず増税する実績あり"&gt;【事実】僕に税制を決める権限はなく、政府は約束を守らず増税する【実績あり】&#10;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;まぁ世の中には消費税を下げたら日本が崩壊すると言わんばかりの人はけっこういるので、そういう意見を拾っていこうということなのかもしれない。チームみらいなんかはまさにその戦略がハマったのだろうし。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;普通に考えると、&lt;strong&gt;税金を多く納めたがる市民とは不思議な存在&lt;/strong&gt;に思えるが、&lt;strong&gt;僕自身も数年前には「消費税はもっともフェアで合理的だし、税金は消費税に一本化すればいい」くらいのことを思っていた&lt;/strong&gt;のでそういう感覚はわからんでもない。また国家の財政や通貨の信用など考えても、消費税減税によって国債がどう評価されるか、ということも考えたかもしれない。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;今となっては阿呆だと思う。&lt;strong&gt;まず消費税がどうなろうが他の税金保険料・制度と関係ない&lt;/strong&gt;。&lt;strong&gt;僕にもあなたにも税制をどうこうする権限はない&lt;/strong&gt;。もしかすると消費税では経済に悪影響があるためそうではなくこれこれでと考えているかもしれないが全部無駄。関係があるかのように言う為政者がいるかもしれないが全部ウソ。実際には&lt;strong&gt;ただ増税が許容されたなと政治家が検知したところだけ綺麗に拾われていく増税されていく&lt;/strong&gt;。されてきた。そういう30年だった。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;この圧倒的な実績は、僕がそもそも根本から誤っていたのではないかと思わせるには十分だった&lt;/strong&gt;。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h2 id="消費税の実際上の問題"&gt;消費税の実際上の問題&#10;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;この30年であげられてきた筆頭候補・消費税について見ていくと、その現実はかなり歪んでいることがわかる。そこには公平のこの字もない。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;たとえば&lt;strong&gt;一部経済界などで影響力のあるところは、自分にだけ都合よくするように働きかけることができる&lt;/strong&gt;。水道ガス電気が消費税10%なのに8%を勝ち取った新聞などその最たるもの。なんにも公平じゃないが、現実としてそうなった。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;輸出企業と輸入企業の不公平の問題&lt;/strong&gt;もある。消費税は体裁としてその国で支払うべきものであるため、輸出においては免除されるので、そもそも輸出企業にとって消費税はそんなに痛くない。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;なんならプラスまである。というのも、仕入れで発生した税額が返ってくる仕組みになっているためだ。結局価格というのは税を含めた税込みでの交渉となるため（スーパーでは税抜きではなく税込み価格を見てモノを買うのと同じ）、元請け大企業と中小企業の力関係を見た時、&lt;strong&gt;泣きを見るのは自分が輸出するわけではない多くの中小企業となるだろう&lt;/strong&gt;。&lt;strong&gt;理論的な公平と現実の公平は異なる&lt;/strong&gt;。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;消費税のかかる取引に恣意性がある&lt;/strong&gt;、という問題もある。消費税はあらゆるものにかけられるわけではない。消費税は合理的論者もみんな大好きS&amp;amp;P500に消費税をかけると言われたら鬼の目になるだろう。しかし同じく資産であるゴールド現物には消費税がかかる。これは普通ではなく、実際海外ではかからないため、&lt;strong&gt;海外で買ったゴールドを日本に密輸して税込みで売りさばくという闇ビジネスが爆誕している&lt;/strong&gt;。公平ではないどころの騒ぎではない。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;また、もちろん住民票の取得であるとかあるいは所得税そのものやそれを納める取引にはかけられないわけだが、ガソリン税にはかけられる。どう正当化してもそれはやっぱり屁理屈だ。だが&lt;strong&gt;屁理屈も国家が言えばとおる&lt;/strong&gt;。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;また&lt;strong&gt;消費税は自分が納めているようだが実務的には間接税で、事業主がまとめて決算後に納めているため、とりっぱぐれがないどころか滅茶苦茶滞納されている&lt;/strong&gt;。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;&lt;a class="link" href="https://tax.mykomon.com/daily_contents_87879.html" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;全体の１.2％とはいえ、ほぼ1兆円の新規発生滞納額 国税庁 | 税務情報&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;ついでに言えば事業主の経理次第であるので、もちろんちゃんとやっていると信じるべきではあるが、取引の実態を完全に捕捉できるわけではない（すべきでもない）。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;以上のように、&lt;strong&gt;消費税は普通にアンフェアだし効率的でもない&lt;/strong&gt;。一切の貿易がなくすべての取引がレジでされる閉じた系においては素晴らしく合理的でフェアに見えるかもしれないが、&lt;strong&gt;現実世界は貿易があり、取引はレジの向こう側で剥き出しの力関係を背景にバチバチやられている&lt;/strong&gt;。そもそも消費の定義が恣意的だ。そして最後は事業主の申告に基づいておさめられる。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;理屈と現実は違います、というのがこれほどよくわかる税もない&lt;/strong&gt;が、雇用労働者で給与をいただき、せいぜいS&amp;amp;P500を買うだけだと気づきづらい構造になっている。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h2 id="消費税はそもそも意味不明だ"&gt;消費税はそもそも意味不明だ&#10;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;ただここまでは実務的な話で、&lt;strong&gt;より根本的な問題として、消費税は税としてそもそも意味不明だ&lt;/strong&gt;といえる。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;これはごくシンプルな話だ。&lt;strong&gt;僕がスーパーで納豆を買うと、日本政府に取り分が発生するのは、端的に意味不明だ&lt;/strong&gt;。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;一生懸命働いて得た給与の、所得税や住民税、保険料の残りカスを使って、安い納豆を探して買おうとすると、さらに日本政府が8%も徴収しようとする&lt;/strong&gt;。なんで？どういう理屈で？&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;水道代や電気代もかかるので、生きるために水を飲んだり、部屋の電気をつけるだけでも日本政府に10%の取り分が発生する&lt;/strong&gt;。それはおかしいじゃないかということが、そんなにおかしいだろうか？&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;確かに行政の運営には金がかかるだろう。それはわかる。だから所得税があるし、住民税がある。年金保険料も払っている。来年から介護保険料とか上乗せされる。&lt;strong&gt;それでなんで、そのうえで、納豆を買うと税金が発生するのか？&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;まぁもちろん政府は色々と理屈付けするのだが、それらはすべて僕が納豆を買うと日本政府がショバ代をいただく理屈である。&lt;strong&gt;そんなものはただの強奪であり暴力だ&lt;/strong&gt;。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;したがって、消費税はそもそも意味不明なのであって、即刻廃止すべきものだ。&lt;strong&gt;これは貨幣の信用だの国家財政だの物価だのという以前の話だ。まして効率の話でも合理性の話でもない。人が人として生きる、生存と権利、そして尊厳の話だ&lt;/strong&gt;。数式にするな。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h2 id="消費税とは"&gt;消費税とは&#10;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;…というような思想になったのは割と最近の話で、&lt;strong&gt;組織労働者の間は当然そんなこと思うことはなかった&lt;/strong&gt;。そもそも税のことをよく知らなかった。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;消費税を上げると金の密輸が増えると言われても何の話？？？だったし直接税と間接税の違いもわかってなかったし、経理と申告に基づく（確定申告）とはなんなのかその本質も全然わからんかった。まぁ知る機会もなかった。そんなことしってもキャリアに関係ないし。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;まぁでもよくなかったなと思う。&lt;strong&gt;最近は学校で金融教育なんてあるようだが、国家に教えられる金融ほど欺瞞というものもなく、これは自分で学ぶ必要のあること&lt;/strong&gt;だ。なんでもかんでも公教育の領域にしようとする昨今の流れは本当によくない。80年前この国であったことを公教育でも習ったはずだが、それは小説ではなく歴史だということを今一度認識する必要がある。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;まぁ思想信条は自由ではあるし、別に政府を信用しているわけではなくとも、だからといって民間、国民、隣人も信用できないよね？と言われればそれはそうかもしれないし、前提となる塩梅で結論は変わってくるもの、なのはそう。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;とはいえ&lt;strong&gt;消費税が取引に対する国家の介入であり、またそれは恣意性がありフェアでもなんでもない、とは信条ではなく単に事実&lt;/strong&gt;なので、これは最低限訴えたいところだ。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;&amp;lt;関連記事&amp;gt;&lt;/p&gt;&#10;&lt;div class="blog-card-wrapper"&gt;&#10; &lt;a href="https://hack-le.com/tax-2026/" class="blog-card"&gt;&#10; &lt;div class="blog-card-content"&gt;&#10; &lt;div class="blog-card-label"&gt;&#10; &lt;svg xmlns="http://www.w3.org/2000/svg" width="13" height="13" viewBox="0 0 24 24" fill="none" stroke="currentColor" stroke-width="2" stroke-linecap="round" stroke-linejoin="round"&gt;&lt;path d="M10 13a5 5 0 0 0 7.54.54l3-3a5 5 0 0 0-7.07-7.07l-1.72 1.71"&gt;&lt;/path&gt;&lt;path d="M14 11a5 5 0 0 0-7.54-.54l-3 3a5 5 0 0 0 7.07 7.07l1.71-1.71"&gt;&lt;/path&gt;&lt;/svg&gt;&#10; &lt;span&gt;あわせて読みたい&lt;/span&gt;&#10; &lt;/div&gt;&#10; &lt;div class="blog-card-title"&gt;【確定申告】一人でも多くの人が、自分が税金をいくら払ったのかを計算できますように&lt;/div&gt;&#10; &lt;div class="blog-card-url"&gt;/tax-2026/&lt;/div&gt;&#10; &lt;/div&gt;&#10; &lt;div class="blog-card-thumbnail"&gt;&#10; &lt;img src="https://hack-le.com/images/uploads/2026/01/output-8.webp" alt="【確定申告】一人でも多くの人が、自分が税金をいくら払ったのかを計算できますように" loading="lazy" /&gt;&#10; &lt;/div&gt;&#10; &lt;/a&gt;&#10;&lt;/div&gt;&#10;&#10;&lt;div class="blog-card-wrapper"&gt;&#10; &lt;a href="https://hack-le.com/hojokin-2/" class="blog-card"&gt;&#10; &lt;div class="blog-card-content"&gt;&#10; &lt;div class="blog-card-label"&gt;&#10; &lt;svg xmlns="http://www.w3.org/2000/svg" width="13" height="13" viewBox="0 0 24 24" fill="none" stroke="currentColor" stroke-width="2" stroke-linecap="round" stroke-linejoin="round"&gt;&lt;path d="M10 13a5 5 0 0 0 7.54.54l3-3a5 5 0 0 0-7.07-7.07l-1.72 1.71"&gt;&lt;/path&gt;&lt;path d="M14 11a5 5 0 0 0-7.54-.54l-3 3a5 5 0 0 0 7.07 7.07l1.71-1.71"&gt;&lt;/path&gt;&lt;/svg&gt;&#10; &lt;span&gt;あわせて読みたい&lt;/span&gt;&#10; &lt;/div&gt;&#10; &lt;div class="blog-card-title"&gt;補助金（税金）が不幸を生む&lt;/div&gt;&#10; &lt;div class="blog-card-url"&gt;/hojokin-2/&lt;/div&gt;&#10; &lt;/div&gt;&#10; &lt;div class="blog-card-thumbnail"&gt;&#10; &lt;img src="https://hack-le.com/images/uploads/2026/08/eyecatch_11029_1785740989.webp" alt="補助金（税金）が不幸を生む" loading="lazy" /&gt;&#10; &lt;/div&gt;&#10; &lt;/a&gt;&#10;&lt;/div&gt;&#10;&#10;</description></item><item><title>内密出産を増やす！</title><link>https://hack-le.com/naimitsushussan/</link><pubDate>Sat, 01 Aug 2026 00:00:00 +0900</pubDate><guid>https://hack-le.com/naimitsushussan/</guid><description>&lt;p&gt;最近なんかずっとXで国民民主のニュースばかりでてくる。今度は内密出産がどうのってさ。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;&lt;a class="link" href="https://new-kokumin.jp/news/diet/20260519_2" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;【法案提出】議員立法「内密出産法案」を提出 | 新・国民民主党 - つくろう、新しい答え。&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;内密出産ってなにそれと思ったら、病院など限られた関係者にのみ知らせて秘密裏の出産&lt;/strong&gt;になるらしい。行政上の扱いは新しい戸籍で、子ども自身にも親の存在はわからない。ただ手続きとしては、おとなになったら開示の権利はある……が、ただし、それは親の同意があった場合のみ、となるそうだ。育てることは愚か、周囲に生まれたことを知らせることさえも拒絶した親が、その権利の命運を握るらしい。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;「親に育てるどろこか存在を知られることさえ拒絶され、親が誰かもわからない子ども」に相当する言葉を僕はしっている&lt;/strong&gt;のだけれど、その言葉は多分言ってはいけないのだろう。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;まぁ今更僕がブログで社会に気を使うこともないか。&lt;strong&gt;要は捨て子&lt;/strong&gt;やね。気に入らなければ「親に育てるどころか存在を知られることさえ拒絶され、親が誰かもわからない子ども」と嫌味ったらしく言い続けてもいいけど不毛だし。&lt;strong&gt;言葉を変えても事実は変わらない&lt;/strong&gt;。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;変わらないんだけれど、それでもそういうわけには絶対にいかないんだね。そりゃそうでしょ。&lt;strong&gt;捨て子を国家が認めることの是非なんて命題にしたら、誰だっていいわけ無いだろとしか言えない&lt;/strong&gt;。少なくとも、&lt;strong&gt;それをそのまんま認めてしまうと、国家の国家たる規範を維持できない&lt;/strong&gt;。そんな国家は支持されないことを知っている。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;そりゃそうだ。もし人間になんの感情もないただ合理的な存在Xならば、望まない妊娠などというもの自体起こり得ない。それはただ入出力の結果だ。しかし現実はそうではない。だから望まない妊娠はあるのだし、そしてまさにそれと同根で、捨&lt;strong&gt;て子の制度化などと言われれば人はそれを認められない&lt;/strong&gt;。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;なので国家の対応としては、とりあえず「そりゃ捨て子ということか」なんて&lt;strong&gt;不躾なやつの口は塞ぐ必要がある&lt;/strong&gt;。&lt;strong&gt;現代においては規範によって塞がれる&lt;/strong&gt;。そんなこと言うやつは女性の人権に対する配慮が足りない、差別主義者だ、という規範を前提とすることで、&lt;strong&gt;人の感情を揺さぶる強烈な一言を公の場から追放する&lt;/strong&gt;わけだね。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;そして公の場では何を話されるかと言うと、子どもの知る権利との兼ね合いや、外国人による不正な国籍取得の可能性とか、病院側の管理負担と実効性であるとか、そういう&lt;strong&gt;外形と手続きの話に終始する&lt;/strong&gt;わけだ。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;でもみんな腹の中で思ってることは「そんなことしていいと思ってるのか」なんだよ&lt;/strong&gt;。&lt;strong&gt;そう言えない時点で、もう既に歪みなんじゃないのかなぁ&lt;/strong&gt;。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;まぁ正直これは本来いろんな意見あるはずなんだわ。たとえどうあっても遺棄のような最悪の事態を防ぐ可能性があるならいいんじゃないかって人もいるだろうし。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;僕の意見を言うなら、まず&lt;strong&gt;望まない妊娠という事態が既に取り返しのつかないこと&lt;/strong&gt;なのであって、そこで出産だけ外部化したところで意味ないし、生まれた命は当人とその周囲が必死になってなんとかするしかない。その結果が悲劇になったとしても、それでも制度が引き受けるべきだとも、引き受けられることだとも思わない。&lt;strong&gt;これは制度の、外形の問題を超えている。国家が立ち入ってはいけないし、立ち入ることも原理的にできない&lt;/strong&gt;。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;これは表現に気を使っており、本質は外さないようにかつそのまま出しても一応問題ないようなラインにおさめたつもりだが、それでもなお主観的な差別主義者の誹りを受ける可能性はある。みんなそう言われたくないから、結局、「子どもの知る権利を軽視していませんか」という言葉になるわけだ。それで察してねというのが現代的ということになるらしい。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;まぁ政治家ならそうなるのもわからんでもないが、&lt;strong&gt;少なくとも市民はもっと素直に話していいと思うし、そうすべきなんじゃないの&lt;/strong&gt;。みんなの議論見ていると、&lt;strong&gt;それは本音じゃないよね&lt;/strong&gt;ってずっとそればかり引っかかる。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;権利とは抑圧である。1984の世界を生きるのは疲れる。&lt;/p&gt;&#10;</description></item><item><title>エロ広告はそもそもクソどうでもいい</title><link>https://hack-le.com/eroads/</link><pubDate>Fri, 31 Jul 2026 00:00:00 +0900</pubDate><guid>https://hack-le.com/eroads/</guid><description>&lt;p&gt;僕の見ているツイートかあるいは属性をXに学習されているのか知らないが、最近ずっとXでエロ広告規制の問題が出てきてウンザリしている。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;この問題は国民民主党の&lt;s&gt;暇人&lt;/s&gt;伊藤たかえ議員（参院愛知県）がエロ広告規制こと青少年インターネット環境整備法改正案なるクソどうでもいい法案を出してきたのが発端となっている。正式名称からわかるように、エロ広告がやり玉にあげられているが実際の範囲は広範とみられ、それが深刻な問題を引き起こしかねないことについてはネットでさんざん指摘されている。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;これは&lt;strong&gt;論理的には表現の自由と対立するが（時々エロは表現の自由ではないと言い張る自由人もいるが…）、規制推進派の理屈としては子供の保護がその上にくる、ということになる&lt;/strong&gt;だろう。とはいえ表現の自由を無視するわけにもいかないのか、間接的な規制でそこんところもなるべく外形的に誤魔化すぞという小細工もするようだ（お友達の見た目だけ第三者の民間をとおすとか）。まぁその小細工がまた金になるスキームがあるのだろうし、むしろそれが本丸だろうとまで、まことしやかに言われている。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;実際のところ、国家の権力を無駄に増やす足がかりにしかならない悪法だと思うし、恐らくさらに先の規制を見据えたジャブなのではないか、とは思う。まぁその最初のジャブがいきなりストレートに近かったのでネットは大荒れになっているが……。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;ただこれについて、&lt;strong&gt;本当にうんざりするのは、こんなクソどうでもいい問題は議論の価値すらないということだ&lt;/strong&gt;。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;過当競争、受験、いじめ、人間関係に悩み自殺や自殺未遂も増えている今の子どもたちの悩みはエロ広告か？高騰する教育費、育児にかかる負担、子どもの進路、将来の不安を抱えた親の悩みはエロ広告か？仕事に追われ過重労働で病み子どもと親の板挟みで働く教師の悩みはエロ広告か？&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;こんなものそもそも誰も問題にしていない&lt;/strong&gt;。&lt;strong&gt;子どもにエロ広告を見せたくないなぁと親が思ったとしてそれはせいぜい家族会議で話す些末なトピックの一つで、議員バッジをつけた国民の代表が国会で話すことじゃない&lt;/strong&gt;。だいたい品のない広告が出るサイトなんてだいたいどういうところか決まってるし、また技術的にもフィルタリングと広告ブロッカーで完全に対応可能だ。好きにしろよ。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;こんな問題、クソどうでもいい&lt;/strong&gt;。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;クソどうでもいいことをこれは実は深刻な問題で眉間にシワを寄せて言うんじゃないよ。そういうのは個人ブログでやるから。国会でやるな。個人ブログの雑記事を法案にするな。今日の新聞を開いてまず話すべきことがエロ広告だと本気で思うなら今すぐバッジを返上してくれ。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;しかし議員が真面目な顔して法案にしてきたら、悪法をそのままとおすわけにもいかないから、みんなも何か言わざるを得ない。その言葉はどうしても表現の自由であったり権力の監視であったりといかめしい言葉になる。だが話していることはエロ広告。貴重なリソースが激論エロ広告24時に割かれていく。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;そもそも大の大人が雁首揃えて議論することじゃねぇだろ&lt;/strong&gt;って、言いてぇなぁ。&lt;/p&gt;&#10;</description></item><item><title>ライバー刺殺事件に見る、自力救済が支える国家の現状</title><link>https://hack-le.com/jirikikyuusai/</link><pubDate>Fri, 17 Jul 2026 00:00:10 +0900</pubDate><guid>https://hack-le.com/jirikikyuusai/</guid><description>&lt;p&gt;世間の注目を浴びたライバー刺殺事件の判決が出た。求刑20年、懲役16年。1人の殺人の量刑としてはやや重めになるようだが、明らかな殺意と計画性があったことを考えると、こんなものかもしれない。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;&lt;a class="link" href="https://news.yahoo.co.jp/pickup/6588035" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;高田馬場刺殺 懲役16年の実刑判決 - Yahoo!ニュース&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;&#10;&lt;h2 id="事件の経緯"&gt;事件の経緯&#10;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;この判決について、SNSやヤフコメをちょっと見ればわかるように、侃々諤々である。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;それはこの事件の経緯による。まず、最上あい(22)は高野(43)から借金をしていた。この年齢差から察しがつくが、まぁそういうことである。高野はそれを取り戻すために民事上の手を尽くしたが、最上あいの財産を抑えられず、実効力を持った差し押さえができなかった。で、復讐のため自力救済に至ったわけだ。それは認められないので、懲役16年とやや重めの判決となった。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;この経緯を見て、「では高野はどうしたらよかったのか」という疑念が生じる&lt;/strong&gt;。しかし、法がそれに応えることはない。というか、&lt;strong&gt;法と現在の国家の前提となる理念を考えると、これは自己責任となる&lt;/strong&gt;だろうし、そう判断された形だ。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;個人的な感想としても、判決についてはそうなるだろうなぁって感じ。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h2 id="自己責任の果ての自力救済"&gt;自己責任の果ての自力救済&#10;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;まず、&lt;strong&gt;民間人同士の貸付は自由&lt;/strong&gt;だ。なので、とりっぱぐれないように通常担保が必要になる。この担保は有形無形様々で、直接的な保証金であったり、安定した職業についているという返済能力の期待であったり、地位のある親のような人間関係であったり、要は最終的にとりっぱぐれしないための何かがあるか、これが信用となる。僕は個人事業主なので、いくら持っていたところでそれが明日もある保証はないため、これは信用にならない。ただし保証金をあらかじめ払えばその分は多分信用になる。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;客観的に見て最上あいはその信用がないが、高野にはそれがあった。それで、&lt;strong&gt;最上あいは高野の恋愛感情につけいり、高野の信用を利用した&lt;/strong&gt;、という形になる。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;人間が見るとその悪意は明らかに思えるが、&lt;strong&gt;法の観点では恋愛感情も悪意も内面であり見えないため、外形的な断定は軽々にできない&lt;/strong&gt;。親密に見えるやりとりをしていた、では厳しいだろう。婚約でもしていれば別かもしれないのだが、そんな隙は当然ながら与えない。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;こういう、&lt;strong&gt;我々にとっては明らかだが外形的には断定できない、というやり方は他でも非常によく利用される&lt;/strong&gt;。基本的な法律ハックといっていいだろう。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;結局法とはそういうものなのだし、それは最初からわかっていることなのだから、&lt;strong&gt;いい大人がしてやられたというのは、これは自己責任&lt;/strong&gt;となる。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h2 id="自力救済はシステムの一部"&gt;自力救済はシステムの一部&#10;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;しかしながら、ではそれでやり得かといえば、そうともいえないことをこの事件は示している。&lt;strong&gt;個人には最終手段の一つとして自力救済&lt;/strong&gt;があるからだ。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;もちろん国家の法はこれを認めない。&lt;strong&gt;暴力は国家が独占しなければならないのであって、個人にその権はない&lt;/strong&gt;。量刑においても、借金があったことそれ自体は、民事で解決すべきことなのだから、情状酌量されない。それを認めると自力救済を認めたことになるので、認められない。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;だがそれは&lt;strong&gt;自力救済を防ぐごとにはならない&lt;/strong&gt;。法が自分を追い詰めた人間の味方（あるいは事実上そのような状況）になるのであれば、法を守る主観的な理由は消失する。そうすると、自力救済は起きるし、起きた。&lt;strong&gt;法は所詮事後処理なのであって、事後に裁いたところで自力救済の結果そのものは変えられない&lt;/strong&gt;。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;しかし、&lt;strong&gt;この自力救済は次の自力救済を抑止するはずだ&lt;/strong&gt;。なぜならば、今まさにやりすぎている、あるいはやりすぎようとしている者が、&lt;strong&gt;自力救済が現実のものであることを思い出す&lt;/strong&gt;から。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;自力救済は国家にとって最悪の事態だが、自力救済が自力救済を抑止する。つまり、&lt;strong&gt;国家は自力救済を認めないが、認めないだけで、一定程度あることを実のところシステムに組み込んでいる&lt;/strong&gt;、と考える。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;それは酷いと思われるかもしれないが、そもそも自力救済は何故悪か。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;個人主義の観点からは自力救済は個人の最後の拠り所であって否定できないはずだし、自由主義の観点では無担保で貸し付けてしてやられるのは自己責任だが、同時にやりすぎて自力救済でカウンターされるのも自己責任のはずである。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;自力救済が悪なのは、個人主義でも自由主義でもなく、集団主義的な国家の観点&lt;/strong&gt;だ。そしてその国家が、事実上その存在をシステムに組み入れているならば、これは平常運転、ということになる。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h2 id="市民の信用と現実の乖離"&gt;市民の信用と現実の乖離&#10;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;しかしこれは理屈である。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;まず一般的に、&lt;strong&gt;明らかに詐欺的だとわかるスキームなのに、民事では事実上打つ手なしです、そもそも無担保で貸付ってそういうことです、というのは承服しがたい&lt;/strong&gt;。まして自力救済はダメだと言いながら、自力救済の抑止となっているのが自力救済自体にしか見えないのであれば、普通は混乱する。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;法で解決されるべきことなのに打つ手無しなのか、というのは、国家と法に対する信用を毀損する。もとより国家も法もそういうものだが、たいていの人はそのように考えていないし、だからこそ信用している。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;そして国家自身も、実は市民のそういう信用を前提にしている。国家は国民を守ると信じるから信用足るのであって、&lt;strong&gt;ただ手続きを守るだけのシステムを市民は信用せず、信用されない国家はうまくいかない&lt;/strong&gt;。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h2 id="見えない心は裁けない"&gt;見えない心は裁けない&#10;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;悪を裁けという市民の声を無視し放置するのは、国家にとっても難しい&lt;/strong&gt;。それで、ついつい何かしたくなる。そうして実行されたのが、ホストの売り掛け規制であったり、AV新法であったりする。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;だがこれは、&lt;strong&gt;男女の間で扱いが異なる不平等感という、新たな問題をうんだ&lt;/strong&gt;。その癖、売り掛け規制もAV新法も、ただシステムを複雑化・アングラ化させ、さらにコスト上昇の分引っかかる人からより多くの金を搾取するモチベーションを与えているだけだろう。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;今回取り上げた刺殺事件についても、私人間の貸付についてもなんらかの規制や実行力が必要だという議論があるのだが、本質が人の内面なのだから、小手先の対策でどうにかなることではないと思われる。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;なにかすればするほど、事態は悪化し、誰も救われない&lt;/strong&gt;。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;当然である。先に述べたとおり、&lt;strong&gt;法治主義は外形しか扱えない&lt;/strong&gt;。しかし&lt;strong&gt;この問題の本質は恋愛感情や孤独感・疎外感のような見えない内面&lt;/strong&gt;である。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;内面の発露の形は様々だ。それは2かもしれないし3かもしれない。そして1+1を取り締まるために、取り締まってはいけない2*1も3-1も全部取り締まっているかもしれない。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;愛の形は人それぞれだと普段は誰でもわかるのに、法においてはそのそれぞれを定義できると信じる&lt;/strong&gt;。愛の定義は条文よりポエムでやってほしいものだ。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;このようにして、&lt;strong&gt;問題は何一つ解決されず、それなのに自由も平等もすべてが損なわれていく&lt;/strong&gt;。当然ながら、この状態では人々の国家と法に対する信用はどんどん低下する。このさきにあるのがさらなる自力救済である場合、国家は自分自身を維持できなくなる。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h2 id="国家と共同体"&gt;国家と共同体&#10;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;もしこの難題に取り組めるものがあるとすれば、それは恐らく共同体である&lt;/strong&gt;。具体的には、家族・友人・仕事仲間・趣味仲間・地域・宗教、あらゆるコミュニティである。それはまさに、国家が解体し続けたものだった。そして個人とダイレクトに結びつき、得られる利益の効率を最大化した。だがそれは同時に、&lt;strong&gt;共同体が引き受けていた個人の見えない内面を国家が引き受けることでもあった&lt;/strong&gt;。国家にはそれができない。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;つまり、&lt;strong&gt;法が認めない自力救済が法を支えているように、国家が認めない中間共同体が国家を支えていた&lt;/strong&gt;ことになる。その共同体が弱体化したことで、国家の土台もまた崩れつつあるのかもしれない。しかし今さら、共同体を取り戻すことは難しいだろう。壊したものは戻らない。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;だが不幸中の幸い（？）として、法は自力救済を解体できないため、法の秩序はまだしばらくはもつのではなかろうか。いつまで持つかは、わからないのだが……。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;&amp;lt;関連記事&amp;gt;&lt;/p&gt;&#10;&lt;div class="blog-card-wrapper"&gt;&#10; &lt;a href="https://hack-le.com/gachikoi/" class="blog-card"&gt;&#10; &lt;div class="blog-card-content"&gt;&#10; &lt;div class="blog-card-label"&gt;&#10; &lt;svg xmlns="http://www.w3.org/2000/svg" width="13" height="13" viewBox="0 0 24 24" fill="none" stroke="currentColor" stroke-width="2" stroke-linecap="round" 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+0900</pubDate><guid>https://hack-le.com/card-revo/</guid><description>&lt;p&gt;タイムラインにこんなツイートが回ってきた。&lt;/p&gt;&#10;&#10; &lt;blockquote&gt;&#10; &lt;p&gt;「人生は不公平でも配られたカードで勝負するしかない」論を唱える方、不遇側が素直にゲームをプレイし続けてくれると思ってる時点で平和ボケの☓☓なんだよな。彼等が合理的思考の帰結として、「ゲームから降りる」「コンセントを抜く」「利益ではなく相手の不利益を追及する」に至るのが分からない&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;— &lt;a class="link" href="https://x.com/CavidanKemer/status/2053801651132383550?s=20" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;https://x.com/CavidanKemer/status/2053801651132383550?s=20&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;&#10;&#10; &lt;/blockquote&gt;&#10;&lt;p&gt;特に異論はないんだけれど、一点違和感があるとすると、&lt;strong&gt;ゲームをぶち壊す（物理）も含めてカードだと思っていた&lt;/strong&gt;。なので、僕は配られたカードで勝負するしかない、という言葉は世界の捉え方の一つとして特に間違えていないし平和ボケという感じもなく、単に一つの切り口、という風に感じる。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;もっとも、これはゲームという言葉をどのように解釈するかの言葉遊びだ。このツイートの言いたいことはわかるし、多分僕と同じことを想定しているように思われる。ただ&lt;strong&gt;僕はゲームから降りるとかコンセントを抜くも含めてカードだなぁと思ったのだけれど、こういう見方はあまり一般的ではないのだろうか&lt;/strong&gt;、とふと気になった。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;別に変なことを言っているつもりはなくて、王族貴族を断頭台にのせたり、軍隊が皇帝に銃を向けたりすることは、事実として起きたことだ。実際そういうことがあるので、&lt;strong&gt;現実社会をゲームと表現するのであれば、当然暴力革命までカードに含まれる&lt;/strong&gt;のだと考えている。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;しかしながら、&lt;strong&gt;当然それは文字通りの命がけ&lt;/strong&gt;になるし非常にハードというか世紀末なので、最近は &lt;strong&gt;「ゲームから降りる」というよりマイルドな戦法&lt;/strong&gt;がとられている。たとえば&lt;strong&gt;流行りの寝そべり族（いや最先端はネズミ人間？）なんかがあるが、これはまさに革命に代わる反逆のカード&lt;/strong&gt;だと、そういう認識である。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;実際ソ連崩壊時は国民総寝そべりだったのではないかと思うし、今中国では「寝そべりは他国による工作だ！！」と習近平が血相を変えるくらいにダメージを与えている（参考「&lt;a class="link" href="https://www.jiji.com/jc/article?k=2026042800789&amp;amp;g=int" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;中国の若者に「寝そべり洗脳」を仕掛けている 世論工作と注意喚起―中国国家安全省：時事ドットコム&lt;/a&gt;」）。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;この寝そべりは本当に寝ている（物理）とは限らなくて、半自給自足みたいな完全に起きてる（物理）ものも含まれる。これはむしろ夢の共産主義的じゃね？と思うのだが、まぁ中国共産党はキレ散らかす程度には有効な反逆だと言えるだろう。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;まぁこれをカードと呼ぶかどうかは、&lt;strong&gt;ゲームを一つの試合とみるか、一連の物語と見るかという違い&lt;/strong&gt;だろう。別にどっちが正しいという気もないが。まぁ僕の言葉の捉え方のほうが広すぎると見るべきなのかもしれない。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;ただこのうえで、人生はゲームではない、とは僕も思う。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;&amp;lt;関連記事&amp;gt;&lt;/p&gt;&#10;&lt;div class="blog-card-wrapper"&gt;&#10; &lt;a href="https://hack-le.com/venezuela-rule/" class="blog-card"&gt;&#10; &lt;div class="blog-card-content"&gt;&#10; &lt;div class="blog-card-label"&gt;&#10; &lt;svg xmlns="http://www.w3.org/2000/svg" width="13" height="13" viewBox="0 0 24 24" fill="none" stroke="currentColor" stroke-width="2" stroke-linecap="round" stroke-linejoin="round"&gt;&lt;path d="M10 13a5 5 0 0 0 7.54.54l3-3a5 5 0 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