技術評論社のしくみ図解シリーズ、『光学機器が一番わかる』。著・福田京平。2010年初版発行。
内容としては、レンズやパッシブな光学素子周辺の話を中心とした入門書。説明の仕方はわかりやすいと思う。マクスウェル方程式の説明がうまい本はわかりやすい本だと思うんだよ。
レンズが主なので、カメラや望遠鏡など好きな人が、光学の基礎を知るのに良いのではないか。レーザーや光ファイバーの話もあるけれど、そのへんは内容が少なすぎるので別書を読んだほうが良い。また、望遠鏡などの応用例も雑多に書かれているものの、あくまで参考程度といったところ。