SNSと聞いた時、真っ先に思い浮かぶのはなんだろう。LINEだろうか、Facebookだろうか、Twitterだろうか、Instagramだろうか。まぁ今の時代、たいていの人は何かしらのSNSをやっていて、それぞれに合う合わないがあるもんだなというのを、肌で知っていると思う。
僕といえばどれもだめで、一応アカウントは持っているものの…という感じだったので、SNSというもの全般的にダメなんだと思っていたが、ここ何ヶ月か、初めて肌に合うなと感じたSNSがある。Quoraだ。このサービスはかなり、ブロガー向きというか、個人ブログの愛好家に向くSNSだと思う。
初めてSNSを面白いと思った
無数のSNSがある時代、流行に疎い僕も一通りのサービスにはアカウントを作っている。しかし、有効に使えているものはない。Facebookは時々思い出したようにいいねをするだけだし、Twitterは時々無為なつぶやきをするだけだし、Instagramに至っては幽霊アカウントだ。LinkedInは僕の友達の少なさを証明するだけでなんの役にも立っていない。世の中にはその他いろいろなSNSがあるようだが、一つとして僕の肌に合いそうなものがない。
だからこそ、こんな時代でも僕はネットの孤島で自サイトなんてやっている。好きなことを好きなように好きなだけ語れて、まぁそれなりに人に読まれてもいるようだから、僕としてはこれが一番肌にあっていると言える。
そんな僕だが、初めて面白いなと思えるSNSに出会った。Quoraである。
知恵袋レベル99
Quoraは一言でいうと実名制のYahoo知恵袋みたいなもので、元々は海外サービスなのだが、2017年より日本にも上陸を果たした。日本ではFacebook以外実名制のサービスはあまり流行っておらず、まぁQuoraも現状流行っているとは言い難いのだが、そこそこ人は集まっていて、いつ見ても何かしらの新規はあるから、それなりに楽しめる。
たとえとしてYahoo知恵袋を出したが、あのサービスの酷さについては、このサイトに来る人なら皆辟易としているのではないかと思う。検索避けしている人もけっこういるのではなかろうか。レベルの低い質問、回答、ひどいときはレスバトル。知恵袋が役立つの難しい魚ヘンの漢字の読み方を知りたいときくらいだ(後は何故か電子回路系でマニアックな質問と回答がある気がする……)。
が、Quoraにそんなものは……ないとは言わないが、あまり目につかない。だいぶきちんと管理されている。語弊を承知で言えば、Quoraはキレイな知恵袋だ。いや、もちろんひどい質問も多いのだが、驚くべきことに、しょうもない質問のほとんどは無視される。また、ひどい回答も多いが、そういうのは特に誰からも評価されず、誰にも読まれないままひっそりと埋もれる。結果、目につくのはそれなりの質問とそれなりの回答が多い。中には専門分野のかなりマニアックな質問と回答も見受けられる(数学系が多い気がする)。
ブログっぽいよ
Quoraで評価される回答は、自己の経験に基づく、個人的かつ主観的だが、論理的な長文の傾向がある。つまり、個人ブログで書かれる記事のようなものが多い。実際、自分の回答をブログに転載している人もいるようだ。
そういう感じだから、個人ブログの愛好家ならば楽しめると思う。特に、自分でブログをやるほどではないが、ブログの記事のような文章を書きたい人にとってはうってつけのSNSだと言える。主張があっても、自分でブログをやるのはたいへんだからね。
質問するとお金がもらえる
そう、主張がある人は誰に言われなくても書きたがるんだよね。そのためか、面白いことに、Quoraは回答ではなく、質問にインセンティブをつけている。どういうことかというと、皆に読まれる回答がついた"質問をした人"に、お金を配っているのである。
これは一見謎めいた施策に思えるが、いざやってみるとなるほど理にかなっているなと思う。人間、聞きたいことより言いたいことのほうが多いものだ。
だが、いざ質問しても、すぐに回答してもらえるわけではない。誰かから良い回答をしてもらうには、たまたま目についた人から素晴らしい回答をしてもらうのを待つか、自分から「この人なら答えてくれそうだ」というところに目星をつけて、回答のリクエストをしなくてはいけない。で、回答してもらったらお礼をして、高評価をつける……など、マメな活動が必要なのである。Quoraにおける質問者は、掲示板系サイトでいうところの、スレ主のようなものなのだ。思ったよりもだいぶたいへんで、少なくとも自分はまだ質問がフィーバーしたことはない。Quoraの質問で稼ぐくらいなら自分でブログ作って記事書いたほうがまだお金になるんじゃないかな 笑。
ちなみに、質問してお金がもらえるようになるには、Quoraからパートナーシップに招待されないといけない。が、自分はROM専を続けているだけのときに招待してもらえたから、恐らくQuoraの記事を読み続けているだけで招待してもらえると思われる。とはいえ、前述したように質問でお金を稼ぐのはたいへんなので、それ目当てで始めてもうまくいかないだろう。
個人ブログ好きにオススメ
まぁそんなこんなで、ちょくちょく覗いて質問したり回答したり回答を閲覧したりして楽しんでいる。まぁ悪くないね。ブロガーにオススメできるSNSだけれど、まぁでもブロガーだったら「ここに回答書くなら記事にしたい」って思うかもね。
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