金の話が嫌いなエンジニアの資産運用

[最終更新] 2019年6月26日

金の話好きですか?きっと嫌いでしょうね。嫌いとは言わなくても、好きじゃないでしょうね。いや、好きならいいんですが。

少なくとも、僕は嫌いでした。金の話するやつは全員死ねばいいと思っていました。今も実はちょっと思っている。なので、こんな記事を書いている僕は死ねばいい。でも死ぬわけにはいかない。生きなきゃいけない。生きるには金がいる。人生のどこかで、誰しもがその事実に気づく。僕は20代の後半にならないと気づけなかった。気づけただけよかったと思う。

このサイト初めてもう7年近くたつわけですが、初めてお金、というか、資産運用の話をしようと思います。それは人生で必要なことだからです。

スポンサーリンク

金の話なんかしたくないよね

記事のタイトルからいきなり反しますが、金の話なんかしたくないですよ。本当はChromebookたのしーとかそんな話したいですよ。現に、このサイトは600以上の記事があるんですけれど、金の話なんか全然していません。だって面白くないし。まぁせいぜい確定申告の話ですね。e-taxがいかにクソかという話はしています。あ、ビットコインの話はちょっとあるかな。最近また過熱していますね。まぁその程度です。

僕に限らず、エンジニアと言われるような人たちは、だいたい金の話とかしたくないんとちゃうかな。このサイトで、以前お金のことも考えないと、みたいなことを記事に書いたとき、お金の話を汚いと思ってしまう、とコメントしてくれた人いましたね。すげーわかりますよ。エンジニアというより、金融関係以外の専門職の人って、だいたいみんなそうですよ。多分。金の話なんかしたら魂が汚れる、みたいな。

で、多分それって正しいんですよ。金のために動いた瞬間、大切にしていたなにかが崩れる。それがどれくらい崩れるかは、どれくらい金を重視するかによるんじゃないでしょうか。100%金のために働いた瞬間に、多分その分野のスペシャリストとしての成長は止まるし、本当にやりたかったこと、実現したかったことから遠のく。こういう感覚、だいたいの人がなんとなく感じているんじゃないかと思います。

かといって、まったく金のこと考えずに生活できるかっていうと、それもやっぱりたいへんで。歳を取るにつれて、家庭を持ったり、転職が難しくなったり、元気だった親の背中が丸まっていったり、金がないばっかりにやりたくもない仕事することになったり、まぁ色々な現実の重みが増してきて、甘いこと言ってらんないぞみたいな、そういう実感がわいてくるわけです。

まーね、大企業の安定した雇われエンジニアだったら、またちょっと違うかもしれないですね。僕なんか、もしそういう道に入っていたら、ほんとに何も考えなさそう。でも現実には、僕は手取り17,8万くらいの生活を続けていたし、今はもうちょっと収入増えたけれど、それでも明日会社がなくなるかもしれないしなくなってもしゃあない、という意識は常にあるような、そういう状況です。

でも、明日も明後日もやってくる。いや、明日のことはいい。明日はきっと暮らせます。恐ろしいのは10年後のことです。20年後のことです。その先の未来のことです。過去の僕の未来が現在の僕であるように、現在の僕はいつか未来の僕になる。そのことを意識したとき、金のことを考えないわけにはいかなかった。

僕は、これを幸運なことだと思っています。おかげで、それまで見えなかったことが見えるようになりました。それが具体的になにか、というのは今はおいといて(一つだけ言うならば、エンジニアがエンジニアたることができるのはお金というものがあるからだ、ということでしょうか)。そのうちにそんな話も記事にしてみようかなと思っていますが、今はしません。

できるだけ脳死でやる資産運用の方法

今からするのは、できるだけ金のことを考えずに資産運用をする話です。具体論です。人間、最初は具体的ななにかから学ぶもんです。小学生に数の定義を教える阿呆はいません。

なぜ資産運用か?資産運用すれば、今あるお金を使ってお金を増やすことができます。そのうちに、慎ましやかな生活ならば不労所得だけでできるようになるかもしれないですね。やったー。そうしたら、自分の好きなことだけやりたい放題ですよ。そうするかどうかは別にして。多分しないんじゃないかな。まぁそこまでいかずとも、給与以外の所得が得られる手段が存在するのは、非常に頼もしいものです。

そうは言っても、やっぱり金のことなんかあんまり考えたくないのが本音です。資産運用を考える時間を使って、もっと自分が好きなことをしたい。なので、できるだけ何も考えずにできるような、そういう資産運用の話をします。

まぁ端的に言うと、積立投信です。も一つ踏み込んで、つみたてNISA、iDeCoです。まぁ全部投信です。

積立投信

積立投信とは、その名の通り投資信託をアホのように積み立て続けることです。投資信託は株とか債権とか、ものによっては不動産とか、そういった資産をプロが運用してくれる金融商品の一つですね。その代わり手数料が取られる、と。

株のような一攫千金はありませんが、紙くずにもなりづらい。我々はお金の専門職じゃないですから、どの会社の株がいいかなんて考えている時間はありません。なので、まぁそこそこ信頼できるんじゃないかな、という投信を買うのが手っ取り早い、ということになります。

そんでは信頼できる投信とは何か?そもそもそんなものあるのか?調べてみると、投信の99%はクソとか言われています。マジか。しかし、投信で検索するとたしかに色々な情報が出てきますが、よくよく読んでみると書いてあることは全部一緒です。手数料がかからなくて分配金が出ないものを持ち続けろ。以上。

なんでかっていうと、投信は手数料商売なので、しょうもない投信はまず間違いなく手数料が高いし、逆に有用な投信は手数料が安い。手数料が安いのは、TOPIXやナスダック、S&P500といった指標と連動するように動くインデックス投信と言われるやつで、これは人の手の介在するところが少ないからでしょう。一方、インデックス投信と対となるものをアクティブ投信(人手がかかるので当然手数料も高い)といいますが、アクティブ投信でインデックス投信に勝てるやつはほぼない、というのが実態だそうです。そんならインデックス投信がいいですね。ちなみに有名なひふみ投信はアクティブ投信です。アクティブ投信の中では安いですが、インデックス投信よりは高いです。

分配金が出ないやつを選ぶのは一見不思議なようですが、理にかなっています。分配金にも税金がかかるからです。たとえば10万の運用益があったとして、分配しなければ10万の運用益がそのまま再投資されますが、一度分配していまうと、20%の税金が取られて受け取り額が8万円になってしまいます。で、その8万円はどうせ再投資に使います。ということは、分配なんかしてくれないほうがよいわけです。

持ち続けろ、というのは、ちょっと利益が出たり損失が出たりしたくらいで売るな、ということです。本当にどうしてもまとまったお金が必要なときや、それこそリタイアしたあとに、初めて売ればよい。相場の上下に右往左往しない。

以上より、有用な指標に基づいていてかつ分配金のないインデックス投信に投資しましょう、となります。僕はTOPIX……と言いたいところですが、いまだにバブル期を超えられない国内株の指標を長期投資で信用できません……。なので、アメリカ様のS&P500に脳死状態で全振りしています。S&P500の企業内訳を見れば、まぁ納得できると思います。ついでにチャートも見ておくとよい(下図)。

Googleで S&P500 と検索すると出てくる

僕はS&P500ですけれど、まぁ上の条件を満たすやつなら多分なんでもいいと思います。それは多分まともなものだから。投信の情報は多いけれど、ほんとどこ見ても同じことしか書いてない。

つみたてNISA

つみたてNISAというのは、まぁつまり運用益に課税されない積立投信です。20年間運用できて、年間40万円の枠があります。ケチんぼ。本気で個人の資産を投資に回したいならもっと枠増やせばいいのに。

その代わり、損失が出てもフォローされません(通常は、損失が出たら三年間の損益通算ができる)。まぁでも20年つみたてるのが前提のサービスで、20年後に利益が出ていないとか、別の問題があるかと。

なので、積立投信するならつみたてNISAは真っ先に使うべきサービスです。

iDeCo(確定拠出年金)

iDeCoはまぁつまり国が支援する個人の年金用の口座です。一度預けると年金もらえるタイミングまで引き出せないという強烈なデメリットがありますが、運用益が非課税なだけではなく、なんといっても、払った分が課税所得から引かれるという大きなメリットもあります。なので、少なくとも年収400万以上ならやる価値あると思います(年収がそんなでもないなら、そもそもほとんど課税されないから微妙です。引き出せないデメリットのほうが大きいかも)。

ただこれ色々とややこしくて、たしかに運用益は非課税なんですが、受け取りのときには税金取られるんですよ。ここ見逃されがちだと思うんですが。なので、ケースによってはあんまりお得にならない、むしろ損する、みたいなのも考えられます。めっちゃ年収高い人とか、控除枠使い切っている可能性があるから要注意ですね。

受け取り方は色々ですが、基本的には一時金として受け取るのが有利だと言われています。というのも、一時金の場合は退職金扱いなんですね。で、退職金というのは普通の所得よりは優遇されているので、一時金で受け取るのがよい、という話です。一時金以外に年金に上乗せする受け取り方もあるんですが、iDeCo使っているくらいだから年金の控除枠は使い切ってそうなので、税制上あんまりおいしくないだろう、ってなります。

でも一時金として受け取るなら、受け取るタイミングも重要になってきます。普通はなんらかの投信で、それはだいたい株が主体でしょうから、リーマンショック直後みたいな状態では受け取りたくないですよね。でも先のことなんかわからないし。額が大きいだけに、ここの判断はなにをどうしても後悔してしまいそうです。

一時金と年金の組み合わせもできます。いずれにしても、60歳くらいになったら個々人の状況に合わせてどう受け取るのがよいのかちゃんと計算する必要があります。自分で考えるのがたいへんなら、FPに相談するのも手かと。

マジでなんでこんなややこしい制度にしたんですかね。国は本気で投資を増やす気があるんでしょうか。

金のことを考えないために考える

ここまで長々と資産運用の話を書いてきましたが、多分既に実践している人なら「ああね」という感じだったと思いますが、そうでない人にとっては「???」という感じじゃないかと思います。

それは当たり前です。技術書を読むだけで技術が身につくなら苦労しない。「技術書読みました!でも使ったことないです!」という人にその技術があるなんて誰も思わない。やってみて、初めてわかる。まずわかってないことがわかる。次になにがわからないのかわかる。で、調べてやってみる。少しわかった気がする。気がするだけ。もうちょっとやってみる。やっぱりわかってないことがわかる。その繰り返し。

つまり、結局は自分で色々調べて、色々考えないといけないってことです。なんや結局考えなあかんやん。はい。できるだけ考えなくていい、とは書いたけれど、まったく考えなくていい、とは書いてないです。ははは。

でも、めっちゃ調べないといけないわけじゃないし、めっちゃ考えないといけないわけでもないです。少なくとも、僕らの本業にかける時間と比べれば豆粒みたいなもんです。せいぜい、この一記事で概要書けてしまう程度の話です。そりゃまぁ、本気でやりだしたら深淵ですが、そこまで本気でやらないでしょう?やる必要もないと思うし。

まぁでも、お金のことを考えるのは、生きるうえで避けられないですよ。そのことに気づけてよかったと今は思います。少し考えて実践していれば、変な話、そのうち本当にお金のことを考えずに生きられるようになるんじゃないかな、と思います。金のことを考えないために、少しだけお金のことを考えましょうや。お互い苦労しますな。頑張りましょう。

関連コンテンツ

関連記事

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。