[書評] 初めてのディープラーニング:初学者がとりあえずサンプルを動かすまで

[最終更新] 2016年11月16日

話題のディープラーニングを一通り

冬の時代を経て、人工知能が今度こそ実用として定着する日が来たのでしょうか。。。本書は流行りのディープラーニングの入門本です。本書を読んでわかること、できることはだいたい以下。

  • ニューラルネットワークからディープラーニングに至るまでの歴史
  • 画像処理で用いられる特徴点を用いた従来の手法Bag-of-featuresの概要
  • ディープラーニングで行われる処理の概要
  • フレームワークCaffeをとりあえず動かす

話題が絞られている印象で、かつ数式を使わず、あくまで定性的な解説に終始します。したがって、初学者にはわかりよい反面、その実際のところまで踏み込むことはできません。また、Caffeをとりあえず動かすことはできるのですが、それを使って自分のやりたい解析をするところまでは、到底できないでしょう。したがって、本書はディープラーニングの始めの一歩に適しているといえます。

なお、本書でCaffeを動かす環境はLinuxを想定されていますが、Macでもできます。やり方は「Mac OSX 10.11でDeepLearningフレームワークCaffeのサンプルを動かすまで : 或る阿呆の記」に書きました。

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実際これで理解できるか

さて、本書を読んでディープラーニングを理解できるかと言えば、Noでしょう。というか、出来ませんでした。ただ、なんとなくイメージをつかむことはできると思いますし、それは勉強していくうえで、脱落しないためにあるとよいことだと思います。コマンドラインを扱う初歩的な知識があれば、なんとかサンプルを動かせる、というのもポイントが高いです。

この手の本は、難しすぎるか、技術的なところに踏み込まさすぎてまったくわからないか(新書でよくあります)というパターンが多いのですが、本書については、初学者がとっかかりを掴めるという点で、良い本ではないかと思います。

私は、本書で一通りの用語はなんとか掴めて、またサンプルも一応は動かせたので、ネットで集められる情報も多少はわかりよくなりました。……しかし、それで実際に使えているかといえば、まだまだ勉強が足りないというのが本当のところです。読んでよかったと思っていますが、まぁ、あくまで初学者向き、だといえます。

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