趣味としての脱Googleその3: 検索エンジン編 Google AIが証明するググってもカス

前回に続き、ボチボチと始める。今回は脱Googleと聞いて真っ先に思われるであろう、Google検索エンジンからの脱却について書いていこう。

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前回記事

さて、これは一昔前ならば相当の覚悟と気合いが必要だったが……やってみたら、なんか、すぐできた。いまはDuckDuckGoを使っている。乗り換えてからだいたい3週間くらい経過したが、これで困っていない。それはDuckDuckGoの検索クオリティがGoogleと遜色ないから……ではなくて、そもそも検索エンジンを使うこと自体が、昔に比べて限定的になっていた

目次

検索エンジンあれこれ

Google以外の検索エンジン対抗馬といえば、BingとDuckDuckGoが真っ先に上がってくると思うが(YahooはGoogleと一緒なので除外。一応変更の検討はしているらしい「ヤフーの検索エンジン技術契約、Googleから変更検討 - 日本経済新聞」)、Googleの乗り換え先としてMSは鼻白むので、ここはDuckDuckGoでいこうと思った。アイコンが可愛くないのが気に入らないが、まぁ見ていれば慣れる程度だ。TomCatのように、見ていると精神が不安定になるほどではない。しかし、いったいどうしてIT界のマスコットキャラはどいつもこいつも可愛くないというか、なんなら不気味ですらあるのか……。可愛いのはLinuxのペンギンくらいだろうか。

まぁそれはいいのだが、とりあえずDuckDuckGoに切り替えて、しばらくGoogleと比較しながら使っていた。で、検索結果に違いはあるかというと、ある。DuckDuckGoだと英語のサイトが出てきやすい……と思ったが、それは多分日本語のON/OFFがあって、ブラウザによってONにし忘れていただけっぽい。まぁ英語版Googleをブックマークバーに入れていた身としては、言語の切り替えが即座にできるのは気の利いたオプションである。

まぁ、全体的に違いはあるっちゃあるんだが、実際のところ、大して気にならない。だって、検索するときって大概、公式サイトを確認したい時だから……。それ以外で検索を使うこと、もうあんまりなくなった。だって、出てこないし。碌なのが。

真の競合はTwitterとChatGPT

いつ頃からだろうか。Googleが個人サイトを冷遇し、愚にもつかない公式サイトや企業ドメインばかりを優遇し始めたのは。おかげで個人の正直で率直な生の声が全然見つけられなくなってしまったので、僕は個人の感想が見たい時にはもっぱらTwitterを使うようになっていた。そんな記事を書いたのが、もう3年以上前のことだ。

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最近はGoogle検索よりもTwitter検索をすることが多い 僕の家にインターネットがやってきたのはもう20年ばかり前のことだ。あの頃はいろいろな検索エンジンがあって、lycosとかexciteとかinfoseekとか、まぁどれもこれも微妙...

それでも調べ物をする時にはGoogle検索に頼らざるを得ない局面が多かったが、最近はその機会も大いに減った。そう、みんな大好きChatGPTの登場である。使わない日はないくらいで、ケチんぼの僕でも有料会員登録不可避であった。

ChatGPTがGoogle検索に与えた影響は公式にはわからない(Googleは絶対本当のこと言わないだろうし)。しかし、スタックオーバーフローなどQAサイトは大きな影響を受けているようだし(参考「Stack Overflowの役割はChatGPTなどAIチャットに移りつつある | TECH+(テックプラス)」)、Google検索も影響を受けていないはずがないんだよなぁ。だからこそ、大慌てでBardを出したわけで。

実際ChatGPTの伸びは凄まじく、それはとりもなおさず「欲しい情報に辿り着けない」と思っていた人が多かったことを示唆していると思う。

Google AIが証明したググってもカス

Google検索の品質低下を揶揄する言葉として、ググってもカスというミームが生まれたのは、いつ頃だったろう。少なくとも、そこそこ目につくようになったのは、ここ数年と思う。それ以上前だと、Google検索への批判的な言説は、多くの場合「検索する側の問題」として逆に批判されることが多かった。

「いかがでしたか?」問題に「欲しい情報が出ない」問題… Google検索の第一人者が語る、検索で不満が募る“意外な理由”とは | 文春オンライン

この記事は2022年だが、Google擁護でよく見られることが一通り書かれている。検索する側のリテラシーが低いから、トレンドブログが多いから、など。一応、大手優遇で個人の発信が見つからなくなっていることについても、一定の懸念を表明してはいるが、全体的にGoogle擁護の論調であり、まぁ、SEO事業者のポジショントークとして読むべき記事だろう。

しかし、GoogleやSEO事業者がなんと言おうと、今のGoogle検索は品質が低下している。最近、それを象徴するようなことがあった。

グーグルのAIが「折りたたみスマホ普及率4割」と嘘をつく。背景に「検索品質の劣化」や「新聞・リリース配信」のハック - すまほん!!

この記事は、表題のとおりGoogleのAIが「折りたたみスマホ普及率4割」と大嘘をついたことだが、何故かといえばそういう内容の意味不明な記事がGoogle検索で引っかかっていたからである。それは権威性を過度に重視した今のGoogleの検索アルゴリズムがハックされて起きたことだ。

Google検索の品質は落ちている。それとも、まさかGoogle AIのリテラシーが低いせいだと言うのだろうか?もう、検索ワードがとか引用符がとか期間指定がとか、テクニックレベルの話ではないのだ。

それでも長年培ってきたGoogleへの信心が厚い人はまだまだ多いだろうが、今後、その信仰も徐々に薄れていくだろう。僕と同じように。

検索エンジンはコモディティ化した

などと書いてきたが、今でも総合的に一番使いやすい検索エンジンはなんだかんだでGoogleじゃなかろうか、と思っていたりする。DuckDuckGoでも困っていないが、Googleと比べて素晴らしいと感じたことも、特にない。

とはいえ、Googleじゃないといけないと思ったこともない。どうせ公式サイトや公式ドキュメント、権威性の高いメディアの記事しか出てこないのであれば、どの検索エンジンを使っても一緒である。昔、どうしてGoogle検索を使ったかといえば、Googleでしか出てこない「目当てのコンテンツがあるサイト」があったからだ。今はそうではない。

Googleは自らコモディティ化したのだと思う。検索エンジン自体は今後も重要なツールであり続けるが、Googleでなくてはいけない理由は、もうなくなった。

2023年も暮れ、脱Google検索は、容易である。

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