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情報漏洩が当たり前の時代、脱Gmailどころではなくなってしまった

この一ヶ月で世は大公開時代に成り果てました。ここまで情報漏洩が前提になってしまうと、そろそろ個人レベルでも誰か個人の情報をダークウェブで探して特定してやるみたいなのが出てきてもおかしくないなぁと思います。

漏洩のコンビネーションでシナジーが生まれる

自分が危惧しているのはアカウント名です。パスワードすら使い回されている昨今、あらゆるサービスでアカウント名を変更している、という人は少ないように思われます。そうすると、その人のアカウントからリアルの情報を探せてしまうんじゃなかろうか。そうすると今後、個人レベルでも標的型攻撃(物理)みたいなことも実現してしまうかもしれない。

まぁそうは言ってもアナログになった時点で攻撃者側も足がつく可能性が跳ね上がるため、実際に行動に移す人は決して多くはないでしょうけれど、この手のは一人いたらそれだけで人生がだいぶ面倒くさくなってしまうこと確定演出なので、アタックサーフェスが増えることにいいことなど一つもないわけです。

明日謎の殺人鬼に殺されてすべてを奪われる!はさすがに他の日常のリスクと比べた時もっと心配すべきことがありますが、「ハンバーガーを食べていることがバレてしまう!」と茶化すのも危機感としては薄すぎるように思います。問題は単一の漏洩ではなく、漏洩の組み合わせでリレーションが貼れてしまうことです。

複数の漏洩で犯罪が成り立つ場合、ただでさえ有耶無耶にされている責任はさらに曖昧になります。これは社会レベルのバグですね。社会の決まりはAの漏洩とBの漏洩を独立とみなしますが、現実には影響し合っている。システム設計においてはシステムに落とし込むために諸々を切り捨てて因数分解しますが、それはシステムの都合であって現実ではありません。その歪みが大きくなり対応できなくなるのは、設計主義が敗北するパターンの一つと言えます。

個人にとっては一発がすべてなので

まぁそもそも、責任がどこにあろうが被害を受けるのは自分です。そんなことを考えていると、時既に遅し感はありますが、各種アカウントの見直しをしたほうがいいよなぁとボチボチ情報を見ています。不要な情報は削除し、また必須情報についても、合理的な理由が見当たらない場合は適当な値を入れます。

これは厳密には規約違反の可能性もあるのですけれど、正直企業側が防御力ゼロなうえに漏れても詫びメール一本お咎めなしの状況では、そもそもの契約に信義があると思われません。力関係も情報量も、あまりにも非対称過ぎます。

また、現実に退会済みユーザの情報すら漏洩しまくっているという事実は、データの書き換え以外に個人にできることが現実的にないことを意味しています。すべての企業がそうではないとしても、当該企業の実態についてユーザには知る術がありません。

独自ドメインは脆弱性?

なので変更していっているのですが、ここでふと詰まるのがメールアドレス。メールアドレスは企業がもっとも漏洩していいと思っているものワースト1と思われ、まぁ実際メールアドレス自体は知られるのが前提のものではあるんですけれど、セットで諸々の個人情報を紐付けられるとそれはちょっと話が違う、となります。

ここにおいて、独自ドメインのメールアドレスはもはやそれ自体が脆弱性に見えます。といって捨てアドを毎回用意するわけにもいきません。そうすると、GmailやYahooのようなところで、いくつかのアドレスを作成し、それらを使うというのが現実的な落としどころになるでしょう。なんてこった。

私は脱Googleの一貫としてGmail依存を減らしてきたのですが、ここに来てストップがかかった格好です。メールアドレスは使いつつ、メールの中身は定期的に吸い出して削除する、という運用にならざるを得ません。これはこれでまたたいへんです。

なんかもう、Webサービスは滅茶苦茶だなぁ。

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