自分のノートパソコンは6年前のMac BookAir 2013 11.6インチモデルで、さすがにそろそろ限界だ。その動きの遅さたるや。普段の開発はデスクトップだけれど、勉強会など外で作業することもままあるので、やはり良いノートPCが欲しいところ。
しかし最近のMacのノートはなんともラインナップが微妙で、食指が動かない。それで、そこそこのChromebookが欲しいなぁと思う今日この頃だ。
そろそろ限界だ
愛機Mac BookAir 2013もそろそろつらくなってきた。ノートパソコンを使うシーンは限定的ではあるものの、勉強会や実家に帰った時など、外で使う機会はちょくちょくあるし、会社でも補助的に使っている(あまり良くはないのだけれど、実際ないと不便極まりないので仕方がない)。
メモリ4GBというのがまずつらい。さすがにこのご時世、テキストエディタが主とはいえ開発をする以上は8GB欲しい。一々固まるのはメモリ不足が一役買っているだろう。いや、メモリよりもCPUのスペック不足だろうか。ちょっとなにかするだけで、ロードアベレージは高い数値を記録する。ビルドがつらい。
画面サイズが11.6インチというのも小さい。前は13.3インチを使っていて、2012年くらいまではまだ小さな画面サイズが流行っていたから、どこかのカンファレンスに出たとき、自分のMac BookAirがやけに大きく感じられた。今でこそ猫も杓子も背面にリンゴマークを光らせているが、当時はまだそのような状況ではなかったのだ。
まぁ実際、自分はGUI系の開発をするわけでもないので、あまり大きな画面にする必要もなく、しばらくは11.6インチの画面でも十分だと満足していたのだが、それは自分にそう言い聞かせていただけかもしれない。今となっては、11インチはやはりちょっと小さいなぁと思う。
なにげに、キーボードが日本語配列なのもつらい。当時は、自分がJIS配列とASCII配列のどちらが向いているのか、まだわかっていなくて、両方を使っていたのだ。
ストレージ容量が256GBのものを購入したことだけが救いだ。まぁ実際半分も使っていないのだけれど(というよりストレージをあまり食わないような使い方をしている、というほうが正しい)、128GBだとどうしてもカツカツになってしまうし、SSDはその性質上容量が大きいほうが何かと性能的にも良いので、これは良かった。
とはいえ、全体的にみると、やはり「そろそろ限界だなぁ」という結論になるのである。
Macノートの微妙なラインナップ
だからそろそろPCを新調しようかとなるわけだが、現在のMacノートは自分的にはかなり微妙だ。MacBookは開発を考えるとパワー不足が目に見えているし(まぁ今のAirよりちょっと上くらいか?)、MacBook Airは正当進化しているものの、Ryzenフィーバー後としては2コアがつらい。といってMacBook Proはバカ高く、しかも必要のないTouch Barを強制される。いや、Touch Barなしモデルもあるのだが、中身が古く、高性能なMacノートが欲しい、と思う以上、実質的にTouch Barありのモデルしか選択肢がない。
自分はファンクションキーを多用するほうではなく(キーボードショートカットはCtrlやShiftを好む)、まぁターミナルでbyobuを利用している時くらいにしか使わないのだが、だからといって無意味な機能はノーサンキューだ。貴重なバッテリーを消費し、故障リスクを上げ、経済的コストにもなるTouch Bar、果たしてそれだけの価値があるのかというと、どうしてもそう思えない。
そうは言いつつも、頑張ってTouch Barをカスタマイズしている記事など見かけると、ちょっと面白そうだなぁと思う気持ちもあるのだが、面白かったら面白かったで、それだったらデスクトップMacでも使いたいよね、となるだろう。しかし、今のところ、デスクトップ用のAppleのキーボードにTouch Barが搭載される気配はない。つまり、デスクトップとノートで使い勝手に大きな差ができてしまうわけだ。まぁ現実には使い勝手の良いものではないだろうから、それはいらぬ心配だろうが。
Chromebookが楽しそう
そうかといって、いまさらWindowsノートを買うのも気が進まない。Windowsも遊ぶ分には便利なのだけれど(対応するゲームも多いし)、開発環境を整える面倒さなど、作業との兼ね合いを考えると、なんとも微妙である。
どうせ微妙なものを買うのであれば、いっそChromebookが面白いよな、と思うのである。前に買ったときは、あまりにもスペックが低すぎた故にMacBook Airの完全なる下位互換となってしまい(参考「Chromebookの難しい使いドコロ – 或る阿呆の記」)、あまり使われることなく売り払われた。まぁ2万で買ったものが15,000円ほどで売ることができたので、5,000円で大いに遊べたと思えば良い買い物だったかもしれないが、実用的ではなかったわけだ。
そういう苦い経験を持ちつつも、今なおChromebookには興味が尽きない。日本ではアレだが、アメリカではそこそこのスペックのChromebookが、まぁまぁの値段で売られている。AcerのSpin 13など特に興味がそそられる。タイミング次第では$700程度で買えるようだ。今見ると$744だった。関税やらなにやらをいれても、9万程度でおさまるのではないか(キーボードもUS配列だ)。Macノートよりもだいぶ安い。
最近はLinuxやAndroidアプリを容易に動かせるようだから、使いみちは広いと思われる。またいわゆる2in1的な機構のものも多いので、フルブラウザで寝っ転がりながらブラウザゲームができたりなどすると面白そうだ。
まぁいざ開発で使うとなればけっこう苦労しそうにも思うのだが、その苦労は乗り越え甲斐のある苦労だ。実際、苦労しながらも使っている人はけっこういるようだし。
だいたい、最近はどこにいっても皆Mac、Mac、Mac……なので、Chromebookを持つだけでも、一味違う自分を演出できるかもしれない。演出してどうするのかは知らない。
そんなわけで、ここしばらくずっとAmazon.comでChromebookを眺めている。国内だったらきっと勢いポチってしまっていたと思うが、個人輸入になるので二の足を踏んでいる状態だ。しかし、そのうちポチってしまいそうである。
コメント
コメント一覧 (4件)
33,991円のノートPC(Jumper EZbook X1)のWIN10にLINUXを加えて使用するのは如何ですか?
>nekoさん
Winじゃないですが、CeleronはChromebookで以前使ってみて微妙だった思い出があるので……。
でもUS配列ですね素晴らしい。
>hackle様
MAC似の中華ノートPCの提案理由はその価格です。
ノートPCが高額商品から家電並に気軽に購入できる価格に成ったPCだと思います。
同じCPUスペックで廉価な中華のミニPCもあります。
22,500円 CHUWI GBox
5chにLINUX導入関連記事があります。
https://medaka.2ch.net/test/read.cgi/pc/1527728058/l50
779,780番投稿記事
低価格中華PCにはバックドア等の被疑がありますが、
LINUX使いであれば少しは回避できる気もします。
情報ありがとうございます。コストパフォーマンスに優れた、おもしろいPCだと思います。価格は重要なファクタであり、私も重視しています。
同様にスペックもまた大事なファクタで、今は少し良い性能のマシンが欲しいので、多少価格が上がっても良いと考えて物色中です。