キャッシュレス決済が使える店が増えてほしい

ここ半年くらい、PayPayがしかけた100億円あげちゃうキャンペーンを皮切りに、バスに乗り遅れるなとばかり各社キャンペーンを打ったり慌ててアプリをリリースしたりしている。が、各社の思惑とは裏腹に、未だバスを遠巻きに眺める人のほうがまだまだ多いようだ。不思議なものである。自分などは、飲食店を選ぶ際には、キャッシュレスの決済手段に対応しているかが重要なのだが、そういう人は少ないらしい。

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便利なキャッシュレス

キャッシュレス決済は本当に便利だ。現金を使わなくていいのは楽ちんである。いちいち金をおろしに行く必要もないし、使用した翌日には、連携しているマネーフォーワードに自動的に使用したことが記録される。使うのも楽なら管理も楽。おまけにポイントまでつくのだから、こんなにいいものはない。

だから、自分はものを買うときや外食をする際には、決済手段としてカードやIC決済、QRコード決済などが使えるかを非常に重視する。カードはあまり持ち歩いていない事が多いので、スマホ(iPhone)で対応できるSuicaや各種QRコード決済が使えることが望ましい。Suicaが使えるようなところは大手チェーンに限られるが、QRコード決済については、最近は対応してくれる店も増えてきて嬉しい限り。個人経営と思しきところでも使えることがある。

本格化してきたキャッシュレス決済

世間的にも、最近はキャッシュレス決済の話が賑やかだ。毎日なにかしらのニュース記事を見る。割とマイナーな存在だったQRコード決済の知名度も一気に上がった。まぁ、だいたい孫正義のおかげである。PayPayの100億円あげちゃうキャンペーンという品も何もないプロモーションは、たしかに功を奏した。うちの母にその名を覚えさせた功績は大きい

でも実はまだそんなに使われてないらしい

知名度を上げたとはいえ、使われているかどうかは、また別問題であるらしい。キャッシュレス関係の記事には、「なぜ日本はキャッシュレスで立ち遅れているのか」とか「日本人の現金信奉」といった題目のものも多い。2016年時点でキャッシュレス決済比率は全体の20%弱であったという経産省の報告もあり、欧米のみならず中国や韓国にも大きく差をつけられていたが(というか韓国がすごすぎ)、ここ数ヶ月でそんな状況がひっくり返った、ということはないらしい。

意識的にもキャッシュレスは必ずしも歓迎されてはいないようで、「20代の4割が「キャッシュレス化」を望んでいない–普及の鍵を握るのは? – CNET Japan」の記事によれば、2019年2月のアンケート調査で、キャッシュレスを普及してほしくないと考える20代が4割程度もいるらしい。この結果は個人的には衝撃で、20代でさえこの体たらくだから、まして影響力の大きい30代以降は言わずもがな。

まぁでも、日本人というのは非常に同調圧力性の高い人たちであるので、なんとなく「え?まだキャッシュレス対応してないの?」みたいな空気になれば、意識は一気に変わるような気がする。この点、少なくとも政府側がキャッシュレス化を推進したがっているのは光明である。うるさそうな人にはお上もこう言っていることですし、と言える。まぁ言えたからどうということもないのだが。

なぜ使わないのかわからない

とはいえ、その空気を作り出すのにはまだまだかかりそうな感じだ。PayPayは20%還元という前代未聞のキャンペーンを数ヶ月に渡ってやってきたわけだが(最近終わってしまって残念)、それでもなお頑なに使わなかった人たちは身の回りでもけっこういる。

現金なら1000円、QRコード決済なら800円、という状況で、なぜ前者を選ぶのか、自分にはまったくわからない。それが一度だけならともかく、PayPayが使える店舗ではすべてそのような状況であったにも関わらず。その店舗も実はけっこう広がっていて、コンビニはもちろん、多くの外食チェーンや個人経営の飲食店においても、意外と使えるところが多い。特に飲み屋で使えたのは有り難かった。還元額最大1,000円の縛りがあったとしても、一人あたり1,000円還元されれば、だいぶ大きい。

最近、日本の賃金が世界と比較しても安い、ということがにわかに取沙汰されるようになり、政府も問題視したのか最低賃金を1000円にするとか言い出している昨今(「最低賃金「早期に1000円」 骨太方針に盛る  :日本経済新聞」)金が余っている人が多いというわけでもなさそうなのだが、得にしかならないキャンペーンを積極的に利用しない理由って、いったいなんなんだろう。

まぁその大々的なキャンペーンも終わってしまって、今後はまた単発的に一週間であるとか特定の店舗であるとか、限定的なキャンペーンになってしまうのだろうから、現時点で使っていない人たちが今後使うようになるには、いったいどうしたらよいのか、自分には皆目見当がつかない。

対応してくれ

そういう状況であるから、今だに飲食店では現金しか使えないところが多いのが現実。たしかに対応している店も増えてきてはいるのだけれど、まだまだ足りない。まぁこれは、店側が対応しないからユーザーも使わないのか、ユーザーが使わないから店側が対応しないのか、鶏卵問題の様相を呈してはいるが……。

まぁでも、普通に考えてまずは店側でしょう。クレジットカードなんかはそこそこのコストであるようだから、二の足踏むのもわかるけれど、QRコード決済なんて、みんな使ってほしくて仕方ないから、コストはほとんどないわけで。いや、ほとんどないどころか、PayPayなんかは向こう3年は決済手数料もいりません、導入費用もかかりません、むしろ金あげます!使って!くらいのノリなわけで。

だからまぁ、正直言って対応店の少なさはもはや店側のリテラシーの問題なんだと思う。対応しているところは規模の大小に関わらずちゃんと対応しているわけで。結局意思決定できる人が時代の流れについていけているのかどうか。

そういう意味で、今現在キャッシュレス決済に対応する個人店などは、アンテナが高くユーザー目線であることの証左みたいなもんだから、良い店である可能性が高いのではなかろうか。実際、PayPayが使えるという理由で入ってみたら、なかなかどうして良い店で、その後も足繁く通うようになったところがある。

まぁ別にそういう理由でキャッシュレス決済が利用できる店を中心に選んでいるわけではないのだが、どのような理由にせよ、決済手段で選ばれることもある、ということがわかれば、店側でも少しずつ対応が広がっていくだろうし、そうなることを期待したい。

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