映画「スティーブ・ジョブズ」を見ました。Appleファンなら見てもよいのでは

あまり映画は見なかったのですが、最近はAmazonプライムビデオを見ることが多く、ちょくちょくと映画も見ています。で、以前より気になっていた映画の一つである、「スティーブ・ジョブズ」を見ました。

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ダメなコミカライズのような端折り

自伝も未だ積読状態なのですが。私のように映画を見ない人間でも、Appleファンなら気になっている人はけっこういるのではないでしょうか。映画としての評価はあまり芳しくないようで、まぁそれも無理からぬかなと思いましたが、Appleファンなら、あるいはガジェットオタクならけっこう楽しめるのではないかな。

まぁ、話はかなりスピード感があります。思い出したのは、昔のゲームのコミカライズです。最初は丁寧に描き、序盤は走り、中盤は駆け抜け、後半以降は描くことすらされない、そういう漫画がよくありました。いや、最近でもその傾向は変わらないかもしれませんね。本来数十時間かかるような、長い長いゲームを漫画で表現することは、たいへん難しいことのようです。

増して、スティーブ・ジョブズのような濃い人生を歩んだ人間を、二時間で描けとなれば、その労苦は筆舌に尽くしがたいものであることもむべなるかな。正直な感想を言えば、この映画でとても描けたとは言えますまい。私は予備知識がありますから、まだなんとか話の筋らしきものはわかりましたが、一緒に見ていた母は、半分寝ていたようです。話についていけなかったのでしょう。仕方ありません。色々なことを描こうとし過ぎて、結果何も描けなかった。そういう印象です。

ロジックボードがあるだけで楽しい

恐らく、一般的にはあまりよろしくない映画であったと思います。けれど、コンピュータが主題というだけで、ガジェットオタクな人であれば楽しめるところもあるのではないでしょうか。パソコンの黎明期に振れられるだけでも、IBMやらHPやらの単語が飛び交うだけでも、ロジックボードが注目の的になっているだけでも、なんだか見ていて楽しい。

また、Appleファンにとっては、よく知る人物が画面の中を在りし日の姿で動き回る…いや、キャストがたいへんよく似ているのですよ。感心しました。ワームホールから引っ張りだしてきたのか?というくらいによく似ています。そんな彼らが、闊達に議論を交えている姿を見るだけでも、ワクワクするというもの。実際、私は終始画面に食い入るように見ていました。次の展開が気になって仕方ない。まぁ、わかるだけに、話をとても端折っている、ということもわかってしまうのですが。

一応、ジョブズの解雇、そして復帰がハイライトになっているようです。復帰後のことは描かれません。終盤は描かれない。一番おもしろかったのは、序盤の大学で燻っていた頃のジョブズを描いていたところかもしれません。まぁ限られた時間の中で、メリハリをつけようとしたのだと思うのですが、その割にどこがポイントだったのかはよくわからず、結果としては、印象はダメなコミカライズなのです。まぁそんな感じですので、一般にオススメできるかと言われると微妙なのですが、ガジェットオタクな人、Appleが好きな人、つまりこのブログの記事にたどり着くような人であれば、Amazonの星以上には楽しめるのではないでしょうか。

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