ReadyNASからのTimeMachine復元で苦労 OSのバージョンは合わせないと

やはりSSDだけでは容量が心もとないので、先日 Mac mini 2012 にハードディスクを増設し、Fusion Driveにしました。SSD 480GB + HD 1TBで計1.5TB、必要にして十分な容量です。SSD分が多いので、パフォーマンスも心配ありません。Mac miniのハードディスク増設は、上段の場合ちょっとした作業になのですが、分解も慣れていましたし、Fusion Drive化はすぐに済んだのですが、たいへんだったのはそれからです。

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復元失敗

TimeMachineからの復元に失敗しました。復元を開始して、最初はうまくいっているように見えたのですけれど、終わった頃に見てみると画面に進入禁止の中心線を45度傾けたようなマークが。再起動してもダメ。うーん。Cmd+Rで起動して、ディスクユーティリティを開くと、ディスク容量を見る限りデータは入っているみたい…ただ、起動ディスクがなく、起動できない模様。うーん?

もう一度復元を開始しようとしたら、バックアップを開けません、ファイルが壊れているかも、などと言われてできません。ううん……こんなことは初めてです。考えられる要因がいくつか。

  • ハードディスクを増設して初めてフュージョンドライブ化した状態
  • ReadyNASを用いていたネットワーク経由での復元
  • そういえば最新のバックアップが何故か半日前
  • OSX Mountain Lionをクリーンインストールした状態からの復元(El Capitan)

まぁ結論から言うと、恐らくは復元前と復元先のOSのバージョンが合っていなかったことが原因です。とはいえ、今までもそれで復元を実行して、特に問題が起きたことはなかったのですが…まぁ、今までは外付けハードディスクから直接だったのが、今回はReadyNASを使っていたり、ストレージの状態が違ったりと、色々いじっていたので、そういうこともあるのかな、と思いました。

試行錯誤

成功に至るまで、アレコレしました。ノートPCのバックアップも同じくReadyNASで取っていたので、現在それで復元できるか実行。これも復元は開始しますが、結果はやはりダメ。容量から察するに、データ自体は復元されているようなのですが、起動しない。起動ディスクが見つからない。そして、改めてもう一度復元しようとすると、バックアップが開けませんというにべもないお言葉。

最初Mac miniのバックアップが失敗したときは、最新のバックアップが半日前と古かったことから、ひょっとしてバックアップに失敗していて、何か不整合があったのだろうか、とも思ったのですが、二つのバックアップファイルで同じ現象が起きたので、そういう問題ではない。

ディスクの検証をすると正常。ちゃんと認識されていますし、Fusion Driveの問題でもなさそうです。

ネットワーク越しであることで不安定になっているのか、あるいは噂に聞くOSのバージョンが合わないことによる不具合か。USBで使えるバックアップディスクを用意するのも手間ですし、まずはOSのバージョンを合わせて再チャレンジすることにします。

OSをクリーンインストール後、El Capitanにアップデートしました。ReadyNASも念の為再起動。再度Cmd+Rで起動し、復元を試みます。すると、先ほど「開けません」と言われたバックアップが再び開けるようになっています。そして、復元も開始できる。ひょっとしてひょっとするだろうか、と待つこと数時間。どうかな、と祈るような気持ちで見てみると、今度はうまくいっていました。

ということで、今回の悪戦苦闘はOSのバージョンが合っていなかったことが原因ということです。今までここで引っかかったことはないのですし、つい先日もクリーンインストール直後のMountain LionからEl Capitanへの復元に成功していたのですが、まぁ前述の通りFusion Drive化やReadyNASの使用など、状況が変わっているので、制約が厳しくなったのか、どうか、まぁわかりませんが、そういうことです。ここに至るまで、実に丸三日(一回の復元で数時間かかりますからねぇ…)。

TimeMachineは便利、だけれど

苦労しました。最初復元に失敗した時はやや絶望的な気分になりましたが、最終的にはうまくいってよかったです。アレコレと調べている間に、どこかのブログ記事で見かけた「TimeMachineは最高です。うまくいけば」という文言に深く共感した次第。

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