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ガラポンTVを購入して、テレビ番組を多少見るようになりました

2016/07/21 追記:最初の間こそ面白がって使っていましたが、ハード、ソフトの不安定さ、操作性・レスポンスの悪さから、次第に離れていき、結局埃を被るようになりました。

目次

元々テレビは見なかった

ガラポンTVのレビュー。

テレビよりもインターネット

テレビをあまり見なくなったのは、中学生になってインターネットを始めた頃からです。インターネットの虜になってからというもの、私にとってテレビは前時代の象徴でした。自分の興味関心のある情報を探して楽しめるインターネットに比べて、テレビというのはたったいくつかの放送局が、同じような流行の番組を流すだけのもので、たしかに一つ一つのコンテンツそのものはよく作られていたのでしょうが、しかし肝心の中身に興味をもてなかった。また、特に政治的な事柄におけるテレビ番組の偏向は今以上であったと思います。ここ十年で中国や韓国に対する日本人全体の印象が、非常に悪化したと思いますが、インターネットによる影響は無視できないでしょう。私も、かつて非常にショックを受けた覚えがあります。まぁ、このあたりは言い出すとちょっと面倒臭い領域なので、あまり言及する気はありませんが…。

テレビとインターネットの違い

そんなこともあり、テレビというのはあまり信用できるものではないのだなと、子供心に強く感じたものです。実際には、私が感じたほどに信用性のないメディアではなかったと思いますが、まぁ中学生時分にありがちな反骨心も手伝ったのでしょう。当時(あるいは今も?)、インターネットにおいて珍しい態度ではなかったと思います。そうはいっても、そうしてインターネットの中に求めたものといえば、やはり多くはくだらない情報ばかりであったのですが。しかし、同じくだらない情報でも重要な違いがそこにはあって、それは自分にとって興味のあることであったことと、他者と容易にやりとりすることができたことです。双方向的であった、という風にもいえます。

ガラポンTVで埋まる溝

検索という大きな武器

長らくテレビから離れていた私でしたが、現在実家に住んでいる私は、久方ぶりにテレビのある環境に帰ってきました。家族が見ているので私もなんとなしに見るのですが、ブラタモリなど面白いと思った番組もあるものの、たいていはあまり面白いとは思えない代物。さして興味もなかったのですが、私の部屋にもケーブルが届いていることを知り、なんだかもったいないなぁと、録画サーバーでもたてようかなど見もしないのにあれこれ考えていたところ、そういえばガラポンTVというのがあったなぁとふと思い出しました。

ガラポンTVはワンセグですべてのチャンネルを受信し、サーバー経由であらゆるデバイスから後でアクセスできる、情報には検索でたどりつくことができる、つまり、「自分の興味のある情報にアクセスする」というインターネット的な特徴を備えたものです。検索という大きな武器が使えるように鳴る。これならば、面白いかもしれない。SNS的な機能で他者とのやりとりも限定的にできそうですが、この点についてはあまり興味なし。

探してみると面白い番組もあるものだ

思いつくと無性に試したくなり、すぐに購入してしまいました。セットアップにはやや苦労したものの(「ガラポンTVで色々ハマっている…タコ足配線の罠、Androidアプリのパスワード文字数 : 或る阿呆の記」)、一度稼働してくれはそれなりに安定してくれています。いまだ宅外視聴がうまくいかないのが謎ですが(設定画面では宅外視聴OKになっているのですが)、まぁ私の場合外で視聴することはあまりないので、ひとまずよいでしょう。

もう一ヶ月ほど番組を録画しましたが、そろそろ多くの番組が撮りためられるようになり、たとえば「科学」とか「サイエンス」で検索すると、それなりの番組がひっかかるようになりました。特に「大科学実験」なる番組はたいへん気に入りました。ナレーションがはっぴぃえんどの細野晴臣で驚きつつ、中身はスケールの大きな中学実験という感じで、楽しみながら基本的な科学的事項を復習したり、自分の理解の至らないところも確認できたりします。また、まだ途中までしか見ていませんが、「生命大躍進」というタイトルの3回にわけられたドキュメント番組は非常にエキサイティングです。進化学は私には縁遠い分野で、新しい知識を面白く得られました。また、「英語」で検索すれば、見逃しがちな語学番組を視聴することができます。これはなかなか、面白い。

面白い番組もあるものですね。普通にテレビを持っているだけでは、気づけなかったでしょう。ガラポンTVの検索性と手軽さがあって始めて知ることができました。買ってよかったかな、と思っています。

ふと思い出しましたが、かつてホリエモンこと堀江貴文氏が、放送と通信の融合を掲げて、放送局の乗っ取りというセンセーショナルなことをやってのけたことは、ある年齢層以上にとっては記憶にあたらしいことです。私自身は必ずしも堀江さんの主張に与するわけではありませんが、しかしながら、今も昔も、既存のあれだけ大きなパワーに向かってハッキリと異を唱え、実力行使に打って出たのは、私の記憶では彼くらいのものであり、その点について私は深く敬意を払っています。私には到底出来ないことです。その後の展開は残念なものでしたし、現在は復帰されているようですが、かつてのパワーというか、エネルギーはもはやなくなってしまっているようにも思えます…まぁ当たり前でしょうか。もし、あの時あの試みが成功していたら、今の日本のテレビはまったく違ったものになっていたのでしょう。しかし、現実には失敗しました。しかしながら、こうした形で少しずつ進歩の芽はある…一方で、Youtubeのようなストリーミングサービスの勃興。いったい、どうなっていくのか……。

いずれにせよ、質の高い科学番組やドキュメント番組は、もっと多くの人に届けられるようにしたいものですね。これらはまさに資産です。

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