モバイルバッテリーで動くRaspberry Piの図。各種センサからログを取得し続ける。
スタンドアロンでRaspberry Piはどれだけもつのか
各種センサを簡単に組み込めるRaspberry Piは、スタンドアロンで電源も何もない場所においておきたい、というケースもあると思います。実際どれだけ持つのか知りたくて、やってみたところ、意外と12時間もちました。
3年以上前に購入したヘタレたバッテリーで、センサからログを常時ログを取得し続ける状態ということもあり、数時間程度かなと思っていたのですが。ただし、インターネットには接続しない、スタンドアロンの状態(写真は無線LANアダプタつけてますが)。以下、もう少し詳しく書きます。無線LANアダプタをつけた状態でも、少なくとも6時間以上は動きました(モバイルバッテリーの残量がだいぶ減っていたこともあり、そこで中断しました。今度切れるまでやってみようかな)。
Raspberry Piの状態
まったく何もしないではつまらないので、気温センサなどと通信し、ひたすらログを取得するようにします。具体的には、以下の3種類のセンサから毎妙ログを取得し、テキストファイルに書き出すようなスクリプトを、起動直後から動かし続けます。
- LM75B(気温センサ)
- BMP180(気圧・気温センサ)
- BME280(気圧・気温・湿度センサ)
どれもI2Cのインタフェースを備えています。また、スタンドアロンでの使用ということで、時刻保持のためにRTCモジュールも取り付けています。そのほか、ぱっと見で生きているかどうかわかるようにLEDを取り付けたり、タクトスイッチで電源を切れるようにしたりしています。
バッテリーの状態
バッテリーは、たしか3年ほど前に購入したと思しき、PanasonicのQE-PL201です。Qiで充電できるというのが特徴ですが、Qiで充電したことはほとんどありません。無接点充電規格は一向に流行る様子がないですね…スマホで対応してるのは大御所だとNexusくらいか。容量は当時としては大きいほうであった5,400mAh(電圧3.7Vで20Wh)です。そこそこ使ってきているので、天下のPanasonicとはいえもちろんヘタれているでしょう。
今時の大容量モバイルバッテリーなら手軽に2日くらい稼働できそう
ということは、今の、たとえばAnkerの25,600mAhとかそんなものを使えば、単純計算で4-5倍は持ちそうです。データを取得するだけなら、常温の環下ではモバイルバッテリーで2日くらいはもたせられるということに。すごいものですね。現在、容量と価格とのバランスがすぐれているのは20,800-22,400mAhあたりでしょうか。22400mAhが4,000円とは…品質はわかりませんが、探すと3,000円を切っているものもありますね。さすがに怖い。
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