[最終更新] 2020年2月1日
2016年11月10日追記:MS Office 2011のサポート切れが来年に迫り、移行しようと現在はLibreOfficeのCalcを使っています。Excelのほうが安定していますが、Calcでも十分です。
2020年2月1日追記:今は資産の管理にはマネーフォワードを利用しています。月額500円でプレミアム会員になっています。最高です。もう表計算ソフトでは頑張れません。
家計簿をつけています。私の母は昔からずっと紙でつけており、それはそれで俯瞰性があり良いとは思うのですが、デジタル世代の私としてはやはりコンピュータを利用したい。家計簿の付け方は色々試していて、Zaimといった家計簿の支援アプリを用いたり、オープンソースで費用のかからないLibreOfficeを使ったりしていました。そしてあれやこれやとしてきて、なんだかんだでExcelで家計簿を付けるようになった今日この頃です。このブログでは何度かMS Officeについてネガティブな意見を述べていますが、Excelです。何故だろうと考えてみました。
専用アプリと表計算ソフトの比較
まず専用アプリを使わず表計算ソフトを使う方向にいった理由ですが、一つは表計算ソフトならば学習コストがないことでしょう。専用アプリはもちろん使いやすくしようとして作られているので、もちろん慣れれば便利なものだと思うのですが、各アプリでUIや操作方法はどうしたって違いがでてきます。何が出来て何が出来ないのか、というのも今ひとつ不明確です。勉強しなければなりません。まぁそれは専用アプリを使い慣れていないところに端があるという面もあり、恐らくいくつかのアプリを日常的に使っていくうちに、家計簿アプリとはだいたいこのようなものということがわかってくるのだろうと思います。が、私はそこまでいかなかったし、特にやる気にもなれなかったということです。
もう一つの理由は、これが重要だと思うのですが、汎用的なアプリであるが故の自由度の高さでしょうか。表計算ソフトを使って家計簿を作ることは、何の変哲もない大学ノートに自分で線を引いて作るのに似ています。自分にとって必要な事柄だけを、自分がわかりやすい形で作ることができる。あらゆる人が使いやすくあることを目的として作られた専用アプリでは、多くの場合自分には複雑すぎる、必要がない項目が多すぎる。フォーマットはもっとシンプルでいいのです。それは自分で作るのが一番手っ取り早く、また表計算ソフトであれば先に述べたように学習コストもありません。
最後の理由ですが、表計算ソフトであればデータを明確に一つのファイルとしてわかる形で残すことができることでしょうか。専用アプリでのデータの残し方というのは、アプリ次第ではあるのですが、汎用性の面で不安になるところがあります。
以上の理由から、専用アプリより表計算ソフトを使うようになったのだと思います。
オフィスソフトの比較
さて、表計算ソフトといってもそれは何もイコールExcelというわけではもちろんありません。世の中にはLibreOfficeのCalcという素晴らしいオープンソースのソフトも開発されていますし、またGoogle謹製のスプレッドシートだってあります。実際、この二つについては使ってみて使用感を確かめました。
使い勝手自体は、どれもなかなかよいものです。個人的には、Excel、Calc、Googleスプレッドシートの順で気に入りました。まぁ機能自体はどれも必要十分なのですが、単純に慣れでしょう。Excelについては仕事で嫌でも使うことがよくありますし。それに安定性の面ではさすがにLibreOfficeよりMS Officeのほうが優れているように思います…あくまで自分の経験上の話ですが。ただ、MS Office、高いですね。あまり使いたくないというのが本音です。
にも関わらず結局Excelになったのは、最近のマイクロソフトの姿勢という影響が大きいです。無料で使えるOffice Online、複数端末、複数OSでの使用に適したサブスクリプション制、iPad版の無料提供、さらにOneDriveのみならずDropboxとの連携(これは個人的に大きかった)、またオフィスではありませんが、最近は.NetFrameworkをLinuxやOSXに開放する動きなど、マイクロソフトは随分変わったと思います。タブレットの快進撃、伏兵としてのChromebookで、Windowsの地位が少しずつ脅かされていくなか、マイクロソフトはWindowsに縋りつくのではなく、新たな展開を創りだそうとしているのがわかり好感があります。LibreOfficeもオンライン版の開発など始まってはいますが、一歩出遅れたかなぁという感が否めません。
…Macユーザーにも関わらずNumbersの話をしていませんが、私が持っているMacの時はまだNumbersは無料提供されておらず、購入しなければなりませんので、そこまでして欲しいとは思いませんでした。今のMac購入者には無料提供されているものを購入するのはちょっと悔しいというのが本音でしょうか。Numbersにしてしまうと、Androidではちょっと見られないでしょうし…見るのかどうかは別にして。
というわけで、Excelです。この選択は、私が昨今のマイクロソフトの動きを大変良いものだなぁと感じているところから来ているようです。Officeは、一般的にはWindows以上のキラーソフトかもしれませんね。
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