[最終更新] 2016年7月31日
メディアサーバーソフトであるMiniDLNAでの通信を許可するよう、ファイアウォールで設定します。環境はUbuntu Server 12.04とMiniDLNA。OSがUbuntuなので、ファイアウォールの設定をいじるipatablesのフロントエンドであるufwが使えます。なので、ufwで設定を行います。
まずMiniDLNAで使うPort番号をチェックします。設定ファイル/etc/minidlna.confを開きます。
$ less /etc/minidlna.conf
で、port=の部分を探します。というか多分1,2行目です。
# port for HTTP (descriptions, SOAP, media transfer) traffic
port=8200
デフォルトでは8200のはずです。特に問題なければこのまま。いじりたければ適当に。次に、ufwで使う設定ファイルを作成します。
$ sudo emacs /etc/ufw/applications.d/minidlna
まぁ名前はなんでもいいし、編集エディタはviでもなんでもよいのですが。で、次のように作成しました。
[MiniDLNA]
title=Media Server
description=lightweight DLNA/UPnP-AV server
ports=8200/tcp
[MiniDLNA]がルールの名前になります。で、ports=8200/tcpが、8200番でTCP通信という意味になります。もしポート番号を変更していれば、この部分も適宜修正します。メディアサーバーなので最初UDPかと思い込んでいたのですが、そんなことなかったです。そうしたら、次のコマンドで設定し、ufwを再起動すればOKです。
$ sudo ufw allow from 192.168.1.0/24 to any app 'MiniDLNA'
$ sudo service ufw restart
IPアドレスは適宜都合のいいように変えてください。なお、/etc/ufw/applications.d/minidlnaを修正したら、
$ sudo ufw app update 'MiniDLNA'
です。
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